文字を知らない子どもがエド・シーランの歌を丸覚え。
英語のリズムが難しい歌を、歌詞からチャレンジすると上手く歌えないので、歌詞を読まずに音だけ聴いて、頭に記憶させて歌うという実験をしていた。
選んだ曲はエド・シーランのシェイプ・オブ・ユー。
最初はなかなか上手くいかず、1ヶ月ほど続けてまぁまぁ歌えるようになった。でも、一部よくわからない部分があり、耐えられないので歌詞を見ようと思っていた矢先。
車を駐車場に入れ、娘と二人での帰り道。娘が聞き覚えのある歌を歌い出した。
Let’s not talk too much…
もしかして、また最初から最後まで歌えるのかもしれないと思い、ずっと聴いていたら、1番の歌詞からサビまでを全部覚えていた。
部分的に明らかな聞き間違いがあるけれども、ちゃんと歌えている。
これがそのときにすぐ撮った音。途中で「最初から歌って」と私が言っている。
娘は現在4歳で、英語は読めない。なので、音だけで聴いて、暗記している。
私は英語が読めて、暗記できず、完璧には歌えない。
娘の場合の特長は、サビなどでルーティンしてしまったりすること。その場合、次へ変わるきっかけが掴めないと、先に進まない。
大人でもあるように、「音の暗記」でしかないのだ。
こちらが歌詞と本物のほうの歌 http://maash.jp/archives/30947
最初の言葉も言ってあげないとわからなかったりするのに、私が間違えてBarと言ってしまい、娘もBarから始まっている。
他にもいろいろ違ったりして、
Girl, you know I want your love(ガール、俺はおまえの愛が欲しいんだぜ)がDo you know I want your love(俺が君の愛を欲しいってしってますか?)になっていたりして、そういうのは指摘してもなかなか直せない。
私の場合、すぐ歌詞が読みたくなる。読みながら歌いたくなる。
でも、この歌はリズムが独特で、
Come over and start up a conversation with just me
こことかが本当に難しい。娘もここははっきり歌えていないのだけど、そのうち出来るようになりそうな気がする。
「英語の歌は歌詞がないと歌えない。聴き取れないから」というのは、大人としては常識だけど、文字を知らない子どもは音だけで理解して、暗記してしまう。
何度も言うけど、ここに母国語的な言語習得の秘密が隠されているのだ。