be able toが過去形肯定文で強くなる理由 英語は主観的か客観的かで使う言葉が変わるもの 003

特定の過去形はさらに複雑だ。
「そこの壁を乗り越えられたよ」
「なんとかドアは開けられたよ」
というのはwas able toになるが、couldが使えないのには理由がある。
もしCouldを使うと、ファジーな意思の話になるので、
I could do it × 「やろうと思えばできる(これからも)」という感情を伴う仮定になってしまう。
しかもこれからのことなので、過去形の時制であるyesterdayなどは使えない。
使えるのは知覚動詞を伴う場合だけだ。
I could see the stars yesterday.
というわけで、過去形の特定はwas able to のみなのだが、もう一つトリックがあって、「特定の否定過去形はどちらも使える」となる。
I couldn’t see that. (見ようとしたけど、状況的に)見れなかった(実際に見れなかった)
I wasn’t able to see that. (状況的に理由があって)見ることはできなかった(実際に見れなかった)
理由はもちろん、どちらも結果だから。
couldは習慣的な過去になったり、仮定になったりするが、couldn’t は「できなかった」とはっきりとした過去だからだ。
結果をまとめると、