ウンポコカンサード(少し疲れている)は、ドンドド、ダンダーダ 母国語リスニング005
「聴きとれたかどうか」ではなく、音そのものを出発点として、その次に意味を付加していくというアイディアを理解した上で、日本人英語学習者に実践してほしいリスニング方法が、「話すように、真似するように聴く」だ。
リズムだけを捉える=話すように聴く
リズムだけを捉える=真似するように聴く
とも言える。「自分が話すように聴く」というのは、相手の感情や気持ちに共感しながら聴くということでもあり、それによってリズムが合う。また、声に出さなくてもそれがスピーキングにもなっている。
「感情を込める」には、共感神経を刺激するという側面も非常に大きいが、ストレス(アクセント)を見つけるという部分も大きい。
ストレスに力を込める具合によって感情を表現するので、相手の感情ごと聴くというのは、ストレスを聴くということでもあるのだ。
だが、そこであえてストレスということにもこだわらずに、肩の力を抜いて英語を聴いてみてほしい。
相手の話すリズムや抑揚だけを聴くのだ。そこにはストレスも含まれている。
文全体の感情的な動きだけを追い、真似をする。
このやり方がいまいち理解できなかったら、まったく勉強をしていない外国語でやってみるといい。
たとえばスペイン語で、
ブエナスタルディス(こんにちわ)
と聞こえた音には抑揚があるが、ただそれを聴く。実際の音であるブエナスタルディスよりが聴きとれなくてもいいという気持ちで聴く。最初はダダという音にかえると、