英語は子音ではなく、母音中心。002 WormとWarm 二重母音のRと単母音のRはまったく違う!
ある日、お風呂場で「このお風呂は温かいな」的なことを言ったら、娘が英語で、「えっ? このお …
ある日、お風呂場で「このお風呂は温かいな」的なことを言ったら、娘が英語で、「えっ? このお …
英英辞書を読むと、説明力が上がり、英語の語順で理解するクセがつきます。
今日は
Instinct
本能です。
文は、
An instinct is the natural tendency that a person has to behave or react in a particular way.
先に日本語で説明します。
「本能とは、人が特定の方法で反応したり、行動しなくてはならないという自然の動きです」
となります。
ちなみに、スペルチェックでは「the naturalをa naturalに直せ」と指示されます。
それでは順番に見ていきます。
An instinct is 本能とは
the natural tendency 自然の動きです。
あとはnatural tendencyの内容となります。
that a person has to 人がしなくてはならない
behave or react 行動もしくは反応
in a particular way 特定の方法で
どうでしょうか。割と英語の語順で理解しやすいほうだと思います。
instinctにはもう一つ説明があります。
An instinct is a feeling that you have about a particular situation, rather than an opinion based on facts.
こちらはGoogle翻訳。
「本能とは、事実に基づく意見ではなく、特定の状況についてあなたが持っている感覚です」
むちゃくちゃ優秀です。
でも、日本語としてどうでしょう?
何を言いたいのか?
これは、「感覚」とか「第六感」的なものでしょう。
「俺の感覚では、きっと負けると思うんだよね」という時に使います。
順番に見ていきます。
An instinct is a feeling that 本当はあるフィーリング(感覚)です
you have about a particular situation, あなたが持っている 特定の状況について
rather than an opinion based on facts. というよりも 意見 基づく 事実
大きく3つに分けましたが、いつも通り順番に読んで理解しましょう。
英語を勉強していても、なかなか出てこない用例のひとつに、hadを使った過去完了があると思います。
映画『食べて、祈って、恋をして』の中に、
Hadn’t I wanted this?
というセリフが出てきます。
意味は、
これずっと欲しかったんじゃなかった?
と自分に問いかけているセリフです。
もし
Didn’t I want this?
だと、(そのとき)これを欲しかったんじゃないの?
となり、
Don’t I want this?
だと、
これ欲しいんじゃない?
となります。
Hadn’t I wanted this?
は、いつから欲しくなったかは言及しないけど、それを考えたときにはすでにもう欲しかったという状況で使います。
英語のトーンは母音の発声方法が違うという話を前回しました。
今回は、英語の発音記号と緊張(テンスネス)から読み解きます。
英語の発音の特長に、テンスかリラックスかという考え方があり、喉を緊張させているか、リラックスさせているかというのがあります。
テンスは日本語のアイウエオで、リラックスのアイウエオは日本語にありません。
リラックスのアイウエオは、喉の上から鼻腔にかけての空間で発せられるあいまいな音で、それを私はネイザルサウンドと呼んでいます。
喉をリラックスさせて出す音で、アかオか、イかエかなど、日本人には聞き分けが難しいものになります。
発音記号で見てみましょう。
テンス(日本語のアイウエオ)
i: イー she シー、feet フィート
u: ウー you ユー、two トゥー
二重母音
eɪ エーイ sale, day, date
oʊ オーウ hotel, only, go
aɪ アイ my, life
このように、伸ばすイとウは日本語のイとウに近いです。
そして、母音が連続で出る二重母音も日本語のアイウエオに近く、喉を緊張させて出します。
エの口でアを出す顎が下がる[æ]は、Jaw dropperといって、喉を下げるので、喉を緊張させているような感じもしますが、リラックスに入ります。
日本語で並べると
アイ イー ウー エーイ オーウ
という感じです。
リラックス
a アー office アーフェス、honest アーネスト ※オに近い オの口でア
ɔ: オー fall フォール、tall トール、daughter ドーター
I イ(エ) fish, rich アメリカ英語はエに聞こえる
[ʌ] ア but, cup, love, money As in butter
ə シュワ about
[ɛ] エ red, head
[ʊ] ウ book, foot
aʊ アーウ brown, sound, now
æ エア cat, bat As in sad ※エの口でア
こちらは、曖昧音で、喉をリラックスさせて出します。
鼻声のようになります。
ɔ:に関しては、西海岸ではaに近づくと言われています。
西海岸でネイザルサウンドが強くなるのはそのせいです。aがネイザルサウンドのリーダーであるからでしょう。
こういった、緊張、リラックスという観点や、日本語母音との違いはあまり語られることはありませんが、正しい母音の発音をするためには必要になってきます。
8才の娘が漢検を受けることになり、12月から今月にかけてみっちり漢字の勉強をした。
といっても、毎日ハードな漢字勉強なんて、親も子も続かない。
ハードにやれば「嫌だー」となるだろうし、無理にやらせるのは気が引ける。
でも、とりあえず2ヶ月は集中した。
日本人、漢字は大事。
そのあいだ、オンラインの英会話などはお休み。
英語の本も読まず、スペル勉強もしない。
もう許容範囲を超えてる。
たしかに、アメリカ人はアメリカの小学校でひたすらスペルをやればいい。
8才なんだから。
日本人は漢字。英語は二の次になる。
当然だ。
英語スペルと漢字の勉強を両立させるのは、想像以上に難しい。
また本読みやスペルもはじめるつもりだけども、簡単じゃない。
英語を教えている中学生と話す機会が多く、「6才ごろまで話せたけど、小学校で全部忘れてしまった」という子が結構いる。
うちの子はどうなるのだろうか。
毎日英語の動画を観てて、話す能力は変わらなそうだ。
でも、読み書き能力は停滞中。
漢字はしっかりやりたい。
このバランスをどう取るのか。
これからも追究は続く。
日常生活で子どもによく使う現在完了は「もう歯磨いた?」 だと思う。 私は以前、 Have …
紅葉のころ。小学校からの帰り道、小学校2年の娘が、公園沿いの紅葉を見て言った。
Now that I think of it, ~
日本語に訳すと、「気づけば、紅葉になったね」みたいなことを言っていた。
私は、「Now that I think of it, は日本語ではどういう感じになる?」と訊ねてみた。
娘は「う〜んと悩んで、『気づいたら』とか、そんなイメージかな」と言っていた。
まっとうに訳すと、「考えてみれば」だけども、ニュアンスとして、「気づいたら綺麗になっていた」という感じだという。
Now that I think of it,は、前の意見に対して、考え直したことを言うときに使う。
「食べたくない。でも考えてみれば、この組み合わせは美味しいかもしれないな」という時。
娘が使ったのは、「今までこの通りは紅葉じゃなかったけど、今気づいたら、すっかり紅葉になっていた」というとき。
なんとなく違うパターンのような気がするけど、あくまで娘はニュアンスで使っている。
Not thatは「〜みると」がしっくりくる。「今、〜してみると、〜だ」で、いろいろ応用ができるのだけど、
Now that I think of it
の「考えてみれば」だと、やはり紅葉のときの会話に合わない。
でも、よく調べてみると、日本語で「そういえば」とも訳せるらしい。
日本語の「そういえば」ってどういう意味だろうと改めて考えると、よくわからない。
「そう言ったとしたら」という日本語はなかなかしっくり来ないし、「今気づいたんだけど」「今思ったんだけど」がまさに「そういえば」だ。
娘が言っていたのは、この「そういえば」のニュアンスかもしれない。
「そういえば」を英語でどう言うかと考えると、
by the way
が一番に出てくるかもしれないけど、「ところで」のほうが使いやすい。
なので、「そういえば」
の意味合いで
Now that I think of it
もぜひ使ってみては?
実際に、文章などを読んですぐに完了と継続の見分けがつくのかどうか。
たとえば、
I have achieved my life’s ambition.
というエッセイの文があったとする。
動作動詞とか状態動詞とかの判別を抜きにして、「自分の人生の目標は(もう)達成した」という訳がしっくりくるので、未完了時制だと判別できる。
He’d had everything.
は、「彼はすべて持っていた」という訳だが、二つの訳があり、一つは「持っている」という状態動詞を使った継続。
「彼は(ずっと、前から)すべて持っていた」というシーンだ。
もう一つは、結果用法を使い、「彼は(そのとき)すべて持っていた」とそのまま訳す。
日本語から現在完了の文を作るのは少々厄介だが、もう少しやってみよう。 現在完了の「完了」の …
英語を聴いていると、大きなチャンクごとに息継ぎやポーズがあることに気づく。
ネイティブはこのタイミングで話したり聞いたりしていて、リズムは大きなチャンクで生まれている部分もある。
大きなチャンクの見分け方は簡単だ。
間があればそれがチャンクとチャンクの間だと考えれば良い。
時に一つのチャンクは長くなる。短いときもある。
長いときはそもそも、そのチャンクの中で英語を理解しなくてはいけないので、大変さは変わらないが、大きなリズムは安心感を与えてくれるだろう。
また、このチャンクの感覚は机の上では身につかないので、とにかく聴くしかない。
たとえば、英語のあるインタビューから大きなチャンクの区切りを見てみよう。
And I just really thought
you know that
that’s something I want to be a part of
if we’re ever able to bring that to the screen
I know how much it meant to me
and how much it meant to so many people
and so I um..
I just feel really grateful
to have been able to take on that role and really um
you know get to share..
「それにほんとうにただ思ったのは、その一員になりたいと思ったこと。もし私たちがそれをスクリーンに映し出すことができたら、私にとって、多くの人々にとってどれだけ意味のあることか。だから私は、本当に感謝しています。あの役を受けられたことを、そして本当に共有することができて…」
英語のItを甘く見ると会話が成立しない。
たとえば、
Consider A + B + that ~
のような文。
Consider A + Bは、「BをAと捉える」という意味だが、Aにitが入る場合、「Bをそれと捉える、考える」という意味になる。
「それ」って何のことだろう? と日本人は語順として考えるが、
Consider it + B + that~
となった場合、that以下がA(it)となる。「Bをthat~と捉える」という訳になるのだ。
そのとき、itは省略されずに残っていたりする。
なので、日本人としては最初に出てきたitは何のことだろう? となってしまうのだ。
でも英語のルールとして、このitは思いっきり無視しなくてはならない。
あくまで形式的な目的語なのだ。
同じように、
Take it to be B that ~
という文もあり、これもitを無視する。内容はconsiderとほぼ同じで、もしitの部分が名詞だったら、that以下はいらない。
that以下は文章になる。
つまり、Aの部分が一つの名詞ではなくて、文になる場合にこの形式的なitになるのだ。
後半に文章のthat以下があるときに、itが省略されずに残っているという「形式主語のit」は、文法の勉強で触れたことはあるはずだけども、それはあくまでテスト対策。
実際の生活でのこのitは、しっかり理解していないと混乱を招く。
takeやconsiderでitのあとにBが来て、thatが来たら、すぐ「that以下をBと捉える」という頭に切り換える。
何度も自分で使って身につけるしかない。
It’s fine.
のときにit’sが訳されないことと、上の目的語のitには共通点があると思う。
訳されないけど、略されない。
そんなitがあるのだ。
Who What How Where When Whyにも例外がある。
たとえば、前に紹介したSlowlyのようなlyがつくものは主語にあとに持ってくることもできる。持って来ても通じる。
あとは、Howにはby carという交通手段も含まれるが、その場合はWhereのあとにHowが来る。
例外はこれくらいだ。
ただし、ここらへんはすでに多くの人が例文などですでに身についていると思う。
ネイティブから聴いた根拠を基にして、正しい発音と正しい語順、正しいイメージプロセスを辿ることで、会話は母国語的になる。
特にプロセスについては、慣れてくるともうすぐに直結するのでまったく問題なくなる。
他の例でも考えてみると
You can do it if you want. (やりたければやっていいよ)
は、Who What Why。
I could fly if I were a bird. (もし鳥だったら飛べるのに)
と日本語と逆になるけれども、これが基本なのであまり崩さないほうがいい。
If I were a bird, I could fly. もよく出てくる例文だが、日本語と同じ順序だから親しみやすいのはわかるけれども、強調になる。
強調したいときにはいい。
Who What Whyでシンプルに考えると、Whoもシンプルであってほしいが、時に英語では長くなる。
Something that I got in London at noon in 2001 couldn’t work in Japan in 2019 for the company because ~.
こういうことが会話でも起こるので、主語の把握は非常に大切な要素だ。
強調になるから倒置には注意と書いたが、それはあくまでノーマルポジションの理解をしてほしいからであって、駄目なわけではない。