Don’t you やCan’t youは「同意を求める」と考えよう 004
では、Don’t youとCan’t youを中心に見てきましたが …
The content explains that phrases like “Don’t you” and “Can’t you” in English seek agreement, conveying an expectation of shared opinion rather than solely asking for a yes or no answer. These constructions suggest an underlying assumption, often that the speaker holds a certain belief they expect the listener to agree with. There’s also a hint of a pattern in both Japanese and English where one asks using negative construction if they themselves will engage in an action and positive if they will not.
To speak reflexively in English conversations, practice is essential. Key responses to questions like “Are you sure?” should be practiced repeatedly. Japanese speakers may find responses to negative questions confusing, since nodding in agreement differs culturally. English requires verbal affirmation or negation regardless of head movements, a concept that necessitates repetitive practice to master. Additionally, becoming accustomed to the subjects ‘they’, ‘he’, and ‘you’ in such contexts is crucial for fluency.
発音に関して結局のところ日本人が苦手なのは、喉を使わない母音の発音、リラックス母音です。
一度トレーニングしても、そのうち忘れてしまいます。
日本語の母音「あいうえお」は、喉を絞って発音するので、指で喉をさわると震えるのがわかります。
ですが、アメリカ英語の母音は、震えません。
どうやって出すのかと文面で教えるのは難しいのですが、喉の上のほうでまずは出す練習をします。
私自身、そのときの舌の位置を確かめてみると、日本語の母音との違いがわかりました。
Yearの発音でやったように、舌の横両端が上の歯の内側につくような感じで、舌の上に小さな空間を作っています。そこを振動させて音を出しているような感覚です。
Nの発音では、それに加えて舌先をアビラーリッジ(上顎の前のほう)につけるだけなので、動きは小さくて済みます。
iという発音記号は日本人でもわかるやすい「イー」で、seeとかkeyのイーです。
日本人でもアメリカ人と同じように、口を横に開いて、舌が前のほうに、そして持ち上がるような形になっています。
この「イ」はまったく問題ないのですが、アメリカにはもう一つの「イ」があります。
ɪの発音記号の「イ」です。
単語でいうと、
hint
click
big
kiss
などです。
何がseeのイと違うのかというと、リラックスしているか、していないかです。
アメリカ母音はテンスしているか、していないかというのが大事で、このリラックスしている母音の発音が、まさに日本人の苦手する母音です。
日本の母音は常にテンスで、喉を収縮させて出します。
リラックスというのは、舌も唇もリラックスさせますが、喉もリラックスしていて、開いています。
ではどこで音が鳴るのかというと、経験上、鼻腔に近いあたりです。
そして、リラックスさせることで、音はエに近い音になります。
a little bit のbit も、ベットと聞こえます。
filmはフェオムです。
fishはフェッシュ。
fitはフェット。
でも、結果的にイに聞こえるものもあるので厄介です。
chip の場合は、hのせいでイに聞こえます。
drinkも子音の関係でジュリンクと聞こえます。kingも同様なので、次にnが来るとイに傾くようです。
dripはエに聞こえます。
前回、二つの「イ」について話ましたが、jの発音記号も日本人としては「イ」に含まれるかもしれません。
単体で発音すると、「イャ」です。
単語では
語順、単語の意味、音といった最低限の英語の基礎をやったら、最後は「考えないで話す」でフィニッシュです。
頭で考える前に口に出す。
これが最後の壁です。
「やってみて」と言って、すぐにできる人と、なかなかできない人にわかれます。
できない理由は、「自分が何を言ってしまうかこわい」「むちゃくちゃな語順、文法で言ってしまうのがこわい」といったところです。
たしかに、最初はただ名詞が出てきたり、動詞や形容詞が意味もなく出てきます。
頭で名詞を思う浮かべて言うのではなく、口から先に出る感じです。
娘はおかげさまで、リスニング能力が想像を超えていますが、相変わらず書くのは興味ありません。
筆記体を書くのだけは大好きなので、欲しかった羽付き万年筆を買ってあげたら喜んで書いてはいます。
ただ、読み書きだけでいうと、たしかに私のほうがまだ能力は上。
スピーキングは同じくらいで、リスニングが天地くらいの差があります。
本を読むことに関しては2歳くらいから読んでいるせいか、あまり問題ありません。
そんな感じですが、要するに、私のような日本人でも、読み書きは早い段階でかなりできるようになります。
なので、幼児教育として、あまり気にしてなくていいのではと思うことばかりです。
私は振り返ると、英語には恵まれていました。
まだ英語教育が盛んではなかったころ、小学校4年生のときに、パソコンというものに出会いました。
当時は富士通、NEC、シャープがそれぞれパーソナルコンピュータを数台発表していて、それをクラスで佐々木くんと竹内くんだけが持っていたのです。
私は佐々木くんの家にお泊まりして、富士通のFM-7で『ザ・コクピット』というフライトシュミレータのゲームを寝ずにやりました。
他にも、アドベンチャーゲームの『惑星メフィウス』も『信長の野望』もはまりました。
カセットテープで長い時間読み込むと、ファミコンとは違った世界が広がっていたのです。
私は親にとにかく懇願し、シャープのX1というパソコンを、中古でたしか5万くらいで買ってもらいました。
ゲームをそんなに買ってもらえるわけはないので、自分でプログラムするしかありません。
ジョイスティックで絵を描くソフトを自分で作ったり、マシン語なるプログラミング言語を使って、ひらがなを打てるようにしたり。
本を先生に、毎日プログラムに打ち込んでました。
プログラムのために必要なコードを覚えていくわけですが、たとえば
print=プリント
という言葉を使ったりします。
ですが、当時の私は英語を知らないので、それを「ピーアールアイエヌティー」として覚えていました。
自覚はなかったのですが、自然とローマ字は読めるようになっていたようです。
そして中学になり、英語を頑張ろうと取り組むうちに、知っているスペルがいっぱり出てきた。という感じです。
おかげで成績は良く、高校入試も満点でした。
ここまでは歳をとるとおおいに自慢できるのですが、高校で分厚い参考書が出てきて、難しい日本語が並び始め、現在完了が出てきたとき。
挫折しました。
それ以来、勉強としての英語には苦手意識を持つようになりました。
そんな私も、旅をして、沖縄に辿り着き、米軍相手のバーで働いたりしました。
まさに英語環境。
かなり適当な英語を使っていたと思います。
が、久米島という離島に行くことになり、英語から離れます。
2年後に那覇にうつり、テレビ局に勤めることになると、また英語が目の前にあらわれます。
まず、カメラマンや記者が、帰国子女ばかりでした。
当時の沖縄は政治的にいろいろなトピックがあり、将来有望な記者やカメラマンが修行の場として送られてくるのです。なので、当時働いていた記者たちは今も東京で大活躍し、一緒に働いたアナウンサーも毎日のようにテレビで拝見しています。
取材先も米軍が多く、英語は重要になってきます。
そんな環境に影響を受けて、英語の勉強を始めました。まずは辞書を使っての勉強。
そして、NYのハンター大学に入学するという目的を定めて邁進していましたが、いろいろありまして東京の出版社に勤務となりました。
ただ、その出版社が偶然ですが、海外のカルチャーを紹介する雑誌だったのです。
数年後、そこで副編集長になると、海外に電話取材の毎日。時差があるので遅くまで残って国際電話をしていました。
最初はそれは緊張するし、勇気が要ります。
まるでヴァイキングを迎え撃つブリテン人のように、英語という壁に立ち向かっていきました。
慣れると、いくらでも電話できるようになるのですが、おかげでスピーキングは上達していったと思います。
自分で英語環境に入っていったのかというと、そんなことはありません。
プログラムもテレビ局も、いつも偶然です。
出版社も、本当によく内容をわからないまま面接に行っています。
英語教育としては、雑草中の雑草。
英検もTOEICも受けたことがない。
独立してからは英語力を活かして海外撮影や取材をコーディネイトしてきました。
映画産業に関わり、ハリウッドでの体験などをいかして、
今は俳優さんたちに英語レッスンをしています。
つまりは、自分の娘と違って、ネイティブ的な体験を持たない、留学経験を一切持たない私ですが、がっつり英語と人生を絡ませて生きてきました。
20代前半でNYの友人の家に行き、コロンビア大学の学生とディスカッションしたときも、たぶん適当な英語でしたが、何時間も話して友人に嫉妬されました。
海外取材ではピンチの連続ですが、英語で切り抜けてきました。
海外の映画の現場は、子どものころの夢を叶えてくれるものでした。
なんの資格もない日本人ですが、そんな英語人生があってもいいと思います。
英語にはさまざまなイントネーションが存在しますが、日本にいる外国人が日本のイントネーションを完璧にマスターしていると感動するように、英語もイントネーションをマスターしているかしていないかでだいぶ印象が変わります。
ただ、これをマスターするのは、「芸」のようなものです。
勉強ではなく、人の特徴を真似するようなものだからです。
ネイティブの発音で、特にイントネーション部分を聴いて真似するのがもちろんいいのですが、理論的に理解はできないと思います。
これはネイティブも同様で、「どうしてこういうイントネーションになるのか」というのは、誰も真剣に考えていません。
私の場合、生徒に指導していくなかで、いくつかのポイントが掴めてきました。ここで紹介します。
まず、カジュアルな会話の中で、ある決まりがあります。
イントネーションは、英語の場合、上がったり下がったりを繰り返します。
グラフにすると、山が連なっているようになります。
これは、日本語のようにフラットに聞こえる場合でも、少し存在していたりします。
たとえば
It’s just kind of good.
と言う場合(一例として)、
It’s で下がり、
Just で上がり、
kind で下がり、
good で下がります。
音程をピッチといいますが、真ん中のフラットから、上がるか下がるか、どちらのパターンもあります。
映画『恋人はゴースト』から見てみます。
冒頭が下がるという特徴に注意します。
He can’t even see me.
can’tで下がり、evenで上がり、seeで下がり、meで下がります。
こういったイントネーションはオンラインレッスンでよくあるアメリカではない国の講師からは学べません。
主語が下がる練習は、短いものがいいです。
I like him.