言語とは、「最初のきっかけから芋蔓式」~連想記憶~。

むかしむかし、携帯電話がないころ。人々は電話番号をいくつも覚えていました。
覚えていたといっても、何も考えずにぱっとそこに書けと言われて書けるわけではありません。
どうするのかというと、頭の中で、暗唱もしくは口ずさむのです。
冒頭の、たとえば市外局番のあとの数字を思い出せば、そのあとは自然と出てくるから不思議。
今もみなさんは、同じことを住所の郵便番号や数字の部分、自分の電話番号でやっているはずです。
これはいったい何なんでしょうか?
この覚え方、名称でいうと、連想記憶というそうです。
大きくいうと、今持っている記憶や知識と結びつけるということですが、ここで言いたいのは、一つの数字から次の数字が自然と出てくるあの現象です。
実は、漢字もこの覚え方で書いている可能性が高いと思いました。