目を見て、確認しながら話すと英語はうまくなる

もし私が小学生に英語を教えるなら、「目を見て話そう」と教えます。
0歳から娘とやってきたのは、お互いに目を見て、自分の言ったことが伝わったかどうか確認しながら話すこと。
ものを掴んで「あー」と言ってこっちを見てきたら、「おー」と反応する親。親が「touch your head」と言ったら、じっと目を見てくる娘。
少しずつ言葉になっていくと、
I want it!
と言いながら、父親の反応を見る娘。
そんな風に、自分の言ったことが伝わったかどうか、確認しながら会話は学んでいきます。
今言ったことは伝わったかどうか。それを毎回確認しているのです。
聞いている側も、しっかり反応します。
うなずき、表情、言葉などです。
すべてが言葉だけで理解しあえるようになると、目と目を見ないでもコミュニケーションが取れるようになるかもしれませんが、この「確認しながら言葉を試していく」という感覚が会話習得のコツだと私は考えています。
実際に、私が教えている生徒にこの方法を試すと、なぜか会話がスムーズに進むようになります。
何も言わずに「英会話をしよう!」としても、「試しに言葉を出して確かめてみる」なんてことはしません。自分で答えの文章が見つかるまで、ずっと悩んでいるのです。
相手に伝わったかどうかも、確認しません。
私の英語が伝わったかどうかも、誤魔化したりします。
すべてが真逆なんです。
「今の通じた? おー、通じた。よし、次行こう!」
これが正解です。
聞いてるときも、通じなかったら困った顔をするべきです。
「今のわからんかった」
と伝えるべきなのです。
私は俳優さんたちに英語を教えているので、この目で確認しながら話すというのを、芝居ですることは上級テクニックだと捉えています。
たとえば英語の脚本を読むときは、正直文字を追っているだけなのです。
ですが、芝居となるとそうはいきません。
相手の目もしくはカメラを見て、確認し合っている様子を演じなくてはなりません。
通じたか通じていないかは、すでに物語としては決まっているのですが、それも知らないかのように演じる必要があります。
面白いのは、これが独り言でも同じ方法が使えることです。
自分に確認するように話しかけると、心と感情のこもった英語になるのを確認できるはずです。