英語は一言で言えなくてもいい

英語は一言で言えなくてもいい

どの国でも、大人になるにつれ言葉を覚えていって、一言で表現できることが多くなります。

日本ではテストを通じて、テストのために難しい単語を覚えていくと、たしかに言いたいことを一言で表現したり、日本語で一言で言えることを、英語でも一言で言えたりできるようになります。

ですが、そういった言葉を知らなくても、まったく問題ありません。

子供が会話できるように、難しい言葉を知らなくても会話はできます。

自分で説明するときは、一言で説明できることを簡単な言葉で説明するだけです。

英英辞書は、そんなときにどう説明すればいいか、答えが全部載っています。

英語を聞くときも問題ありません。

主語と述語が大事なので、そこで使うものは決まっている簡単なもの。

そこがわかれば、あとはわからない単語があれば、訊けばいいだけです。

日本語でやってみると、

「昨日、彼が○○○に行った」

と言われて、○○○がわからなかったら、

「○○○って何?」「彼はどこに行ったって?」と訊けばいいのです。

というわけで、英語で説明する際の例文を英英辞書からピックアップしてみます。

CANVAS

Canvas is strong heavy cloth used for making tents, sails, and bags.

このようにキャンバスという言葉がわからなくても、説明ができるわけです。

使われている単語、文法は中学で学ぶものです。

こういった言い方を会話に取り入れることで、難しい単語を覚える必要がなくなります。

CAR

A car is a motor vehicle with room for a small number of passengers.

A is B for C という、ひとつの型があるのがわかります。

Red

Something that is the color of blood or of a ripe tomato.

このsomethingを使った言い方も多いです。

Productive

Something or someone that is productive is very efficient at producing something.

「誰か、何かがプロダクティブだと言う場合、何かを生産するのに、効率的だということです」

これも説明しやすい型です。

Repercussions(リーパーカッションズ)

If an action or event has repercussions, it causes unpleasant things to happen some time after the original action or event.

難しい単語が出てきました。意味がわからない状態で英文を読んでみてください。

If an action or event has repercussions

行動やイベントがリーパーカッションズを持つ場合、

it causes unpleasant things to happen some time after the original action or event.

その元の行動からしばらくたって、不快な出来事が起こる原因になります

ちょっと日本語には訳し難い言葉なのかとは思いますが、災いの元凶的な意味ですね。反響、影響と訳されることが多いです。

Optimum

The optimum level or state of something is the best level or state that it could achieve.

何かのアプティマム・レベル、状態は、達成するかもしれないベストなレベル、状態にあるということ。

ちょっと難しい説明になっているのでは? という例もピックアップ。

embodiment

If you describe someone or something as the embodiment of a quality or idea, you mean that it is their most noticeable characteristic or the basis of all they do.

「質やアイディアのエンボディメントと表現する場合、それは、彼らがするすべての基本、もしくはもっとも顕著な特徴という意味です」

ちょっとわかりづらいですね。

embodimentは具現、具体化、体現と訳されます。

noticeable characteristicは「顕著な特徴」ですが、ここが難しいと使えない説明になります。子供相手にはこういう言い方はしませんね。

難しい表現はありましたが、慣れてくるとパターン化してきます。

まずは簡単な単語から説明できるようになるといいと思います。

たとえば

Carrot

Carrots are long, thin, orange-coloured vegetables that grow under the ground.

こんな感じで。

※次回は5月12日になります