英会話は、時間を意識しているか、していないかが重要です 001
英語には時制というものがありますが、なかなか厄介です。
この勉強方法のせいで、わかるものもわからなくなるからです。
この時制のかわりに重要視すべきは、
「時間を意識しているか、していないか」
です。
その最も代表的な例が、現在完了です。
現在完了は、過去にやった行動の話ですが、それを「いつやったか」意識していません。
「やった」ことだけに注目していて、それが何年の何月とか、昨日とか、3時間前とか、時間の指定をしていないのです。
なので、単に時間のことを意識していなかったら、現在完了です。
それを、
「for a long timeと書いてあるから現在完了」と覚えたりしますが、それは結果論です。
また、大過去と呼ばれる、文章の中での時制の順序を整えるときに出て来る現在完了ですが、これも実は同じです。
I touched a dog who had been here.
「ここに来ていた犬にさわった」
ですが、学校では「touchが過去形だったら、それより前に起こったことは過去完了にする」というルールを教わります。
時間軸で考えると、
「犬が来た」→「犬にさわった」という順番です。
過去完了のhadの部分は、過去形なので時間の指定があります。
touchedとhadは同じ時制に立っています。
hadの部分だけを見ると、同じ時制なのです。
次に、beenがいつ行われたかです。
犬がここに来たのはいつなのか。