母国語のルール
真似するように音だけを聴いていくのはとても重要。解釈に気を取られて次の音に素直に耳を傾けていないと、音自体を聴きとれないからだ。
幼児はそこから始まり、少しずつ音の意味を推測していく。
推測して意味がわかると、音が聴きとれたときに、その単語については意味が頭に入ってくる。
だからといって、前後の関係とか、文法などはまだ考えない。
単語の意味がわかり、次の単語の意味がわかる。
それが繰り返されていくだけだ。
大人がやる場合は、音だけを聴くようにしても、当然ながら知らない単語もあるし、慣れていないから日本語に訳そうとしたりしてしまう。
だから、まずは音だけに集中する。音の意味さえもあまり考えない。
慣れてきたところ、単語の意味を意識するようにする。
なぜなら、人が言語(母国語)を聴いたり読んだり話したりするときのルールがそこにはあるからだ。
それは、勉強して覚える外国語のルールと少し違う。