シュワーで気をつけるべきこと 002 チャンク
シュワーについての説明で、文全体にも短く読む場所と伸ばして読む場所があると書いた。
短く速く読む場所と、伸ばす場所がある。
たいしたことがなさそうだけれども、そうでもないかもしれない。
問題は、速く読む箇所だ。
そこはチャンクといって塊になるのだけれども、定型文なので何も考えずに言葉が出てくる。
たとえば、
You know what I’m saying?
というNY的なチャンクは、ユから最後のインまで、ほぼ何も考えない。
もうクセとか習慣になっていて、ばーっと言い切る。
簡単な例で言うと、
I wanna
だが、これは単純にwant toが合わさったということだけではない。
アワナ
という一つの塊、チャンクになり、「とりあえず言う」のだ。
次に動詞が来るが、まずチャンクとしてアワナを言う。
ここまでが短く、動詞からが長くなる(伸ばす)。
このリズムで聞いたり、話したりするのがネイティブのやり方だ。
同様に、
I’m going to
はアムガナだが、アムガナとゆっくり言うのではない。
アンガナを短く速く言う。
急いでいるわけではなく、英語の特長なのだ。
これがI will=I’llになっても同じで、短く オ と言うだけ。
It is イリズ
That ダリズ
という簡単なものも同様に短く言う。