英語を澱みなく言い続ける

実際に私が行っているレッスンで劇的にスピーキングがよくなるメソッドがあります。
具体的な方法は書きませんが、根本は「英語を言い続ける」ということです。
それを実現させるためにさまざまな方法を用います。
この方法によって、「英語を話そうとしてもなかなか言葉が出てこない」「言いたいことを言おうとしても、英語での言い方が見つからなくて言い淀む」といった症状を解決することができます。
最初は意味のない英語でもよく、それを繰り返すとなぜか自分の言いたいことも澱みなく言えるようになる不思議な方法です。
本でも書きましたが、英語で喧嘩するときの状態とかなり似たことをしていて、それをレッスンとしてするといった感じです。
目的は間を空けずに、自分から湧き出る、思い出す英語で埋めていくというシンプルなものなので、自分で方法を開発してやってみてもいいかもしれません。
これを始めてすぐに、30分以上ずっと英語をしゃべり続けた生徒さんは、自分自身の能力に驚いていました。
意味のあることをしゃべろうとしたり、しっかりした文法をしゃべろうとして、澱んでいた英会話を、スムースな流れにするとのいうのが目的ですが、結果的に母国語的な使い方に結びつくという画期的なものです。
ぜひやってみてください。このあとは実践編です。
焦って話す。そして英語脳へ――「間をあけずに英語単語をひたすら出す」トレーニングが効果的なワケ
「焦って話す?」一見すると逆効果のよう—but、これこそが英語力を伸ばす“英語脳製造装置”なのです。言葉をつなげようとせず単語を即出ししているうちに、日本語で構える“思考の隙間”が消え、英語だけで考えて話す状態に近づきます。