受け身形 日本語では二つの訳し方に分かれます

受け身形 日本語では二つの訳し方に分かれます

受け身形は「~される」と、主語の人物や物が何かをしたわけではなく、別の何者かに何かをされている状態です。

なので、

He was given a book.

だと、「彼は本を与えられた」となります。

なのに、

The door is closed.

は、

「ドアは閉まっている」

The cafe owner was shocked.

「カフェのオーナーはショックだった」

と、受け身の訳になりません。

なぜでしょう??

これは、受け身形の内容が受け身であることは間違いなく、日本語の表現によるもの。

英語だと「ドアは(何者かによって)閉められている(状態)」というイメージ。

ですが、日本語だと、まるでドアがただ閉まった状態のような表現になっています。

そんなわけはないので、要するに受け身な状態でも、自発的な表現になっているということです。

カフェのオーナーも、ショックを受けたわけであって、自分がショックを与えたわけではありません。

英語ではその状態が成立した経緯をうっすら残し、日本語では結果、状態のみを表示することがあります。

では、日本語で受け身形で訳すものと、「~している」という状態として訳すものの違いはなにか?

それは、日本語として、

「動作そのもの」(受け身な訳)を言いたいのか

「結果としての状態」を言いたいのか

になります。

He was arrested.

「彼は逮捕された」

He was killed.

「彼は殺された」

これは、その瞬間の行動が大事だから受け身形の訳。

たとえば、

I’m interested.

は英語では「私は興味を持たされた」だけど、日本語では「私は興味がある(状態)」となります。

interestは「興味を持たせる」という他動詞。

このように状態に変換するものは、たとえば、

excited
→ 興奮させられた(私は何かに興奮させられた)
→ (結果、)ワクワクしている(状態)

bored
→ 退屈させられた(私は何かに退屈にさせられた)
→ (結果、)退屈している(状態)

I’m excited.は、「興奮している」という訳をまるごと暗記する人が多いので、違和感なく使うけど、実際は受け身形。

I’m bored. は暗記していないと混乱します。

でも、今回の話を覚えていれば大丈夫。

あくまで受け身だということ。

「私は退屈させられている」そして、今「退屈な状態だ」という流れ。

I’m excited.という表現は学校で初期に習って、丸暗記しているはずなので、なんの疑問もなく使ってきた人が多いと思いますが、よく考えたら受け身形なのに受け身の訳じゃないなと思ったことはありませんか。

曖昧にしていた部分をすっきりするために、「日本語の訳は結果を言うときがある」と理解しましょう。