Kind of なのか a kind of なのか。
10月11日 3歳6ヶ月 Kind of なのか a kind of なのか。
月曜日、体育の日で、妻は仕事。私と詠は妻をクルマで送ったあと、そのまま多摩川へ向かった。
府中あたりから西側の多摩川は、クルマを停めてゆっくりできるところは案外少ない。あったとしても、近くを走る甲州街道からは入りづらい。この日はどこにしようかと迷いつつ、昭島の大神公園に辿り着いた。川沿いの散歩道、ジョギングコースを二人で歩いていると、詠は道沿いのなんでもない植物にいちいち「わっ」とか「わおー」と驚いて、「ダディ、ルックルック!」と立ち止まる。
彼女は途中で小さい黄色の花を見つけてこう言った。
It’s (a)kind of yellow!
私は「なんか」「なんていうか」という意味のkind ofを普段あまり使わないし、使いたいとは思っている。「まあね」という言い方のSort ofも同様で、使いたいけどあまりチャンスがない。
それを詠が言ったのか! と色めきだった。
「なんか黄色だね」という意味だったのか。
でも、よく考えてみると違う。
I kind of wanna cry. のように動詞がくると「なんだか泣きたい」だけど、黄色という名詞が来ているのだから、a kind of となって、「黄色の一種」となる。
と、大人は理屈で考えるが、子どもはきっともっと適当に使っている。「It’s a kind of yellow. なんか黄色だね(※本当は「黄色の一種だね」)」というニュアンスで使っているのだと思う。