「世界線」「状況的に可能」「ありだね」がキーワードになる「控えめな提案」のCouldを分析するぞ!

Couldについてこのサイトではいろいろと取り扱ってきましたが、今回は「控えめな提案」のcouldを紹介したいと思います。
まずはジュマンジネクストレベルからこのセリフ。
Oh, you’re staying in here.
We’re roommates.
Yeah. I could just stay downstairs on the couch.
What? Don’t be ridiculous. – If you want, yeah.
訳は
Oh, you’re staying in here. 「おっと、ここ使ってるんだ」
We’re roommates. 「俺たちルームメイトだな」
Yeah. I could just stay downstairs on the couch. 「そうだけど、俺は下のソファで寝てもいいよ」
What? Don’t be ridiculous. – If you want, yeah. 「えっ? バカいうなよ まあそうしたいならいいけど」
という感じ。
「Yeah. I could just stay downstairs on the couch.」の could は、
ここでは「過去形」ではなく、控えめな提案・申し出 を表しています。
ニュアンスとしては:
「下の階のソファで寝てもいいよ。」
「俺、下のソファで寝るっていう手もあるけど?」
「必要なら、俺が下で寝ようか?」
みたいな感じです。
なんで can じゃなくて could?
- can:
I can stay downstairs.
→「俺、下で寝られるよ。」と、
シンプルな「できる」という事実寄り。 - could:
I could stay downstairs.
→「(もしそうした方がいいなら)下で寝てもいいよ。」
と、相手の気持ちをうかがいながら出している案 という感じ。
ちょっと下がったトーンで、遠慮・配慮の入った言い方になります。
このシーンでは、
We’re roommates.
Yeah. I could just stay downstairs on the couch.
なので、
「同室なんだよね。」
「じゃあ、俺は下のソファで寝るっていうのでもいいけど。」
と、相手に気をつかって「自分が譲る」提案をしている could です。
couldの大きな要素として推量がありましたが、こちらは「〜だろう」とか「〜はず」という可能性的なものや、「ありえる can be」が「ありえるかも could be」という変化をするものでした。
「できる」という意味がないのが特徴ですが、今回のはどっちでしょう?
この言葉の前にはm「(もしなんだったら)」という意味が込められていて、そこには「もし一緒に寝るの嫌だったら」みたいな意味があるのもの、わざわざ言うと棘があるので、言わないというパターンですね。
If you don’t want to sleep together, I could sleep downstairs.
なので、「下で寝ることもできる」「下で寝るってのもあり」「下で寝るっていうパターン(世界線)も」
というニュアンスを含めますね。
ざっくり言うと、今回の could は「可能性・選択肢」のほうであって、「能力としてのできる」感はほぼ意識されていない、という理解でOKです。でも、本当に「可能性・選択肢」に「できる」の意味は内包されてないのって思いませんか?
