Rの二重母音を極めると楽しいと思います。 002
アクセントの有無で、伸びるか伸びないかが変わる
ɚ
という発音記号もあります。この、鍵のようなものがついたものは、アメリカ英語の場合にRになるというもので、単語の最後やアクセントのない部分につくerがこうなります。
これは弱いアの音から、舌を少しあげて言うアです。
アクセントの部分に来るWorkやLearnのRとは違うという考え方です。
ɝː
は、この「弱いアとRの音を同時に言って伸ばす」というもの。
私としては、erはすべて「伸びるR」と教えたいのですが、2種類あるということです。
つまり、アクセントがerの部分にある場合、伸びるのは当然で
ɝː
の発音記号になり問題ないのですが、そうではない場合、学術的には
/ɚ/もしくは/ə/(Rの音がないシュワ)
の短母音になると言われています。
しかし、実際の発音記号を見ると単純ではないです。
最後に来るerは、短母音とされていていますが、「伸びたりする」ときもあると考えられています。
たとえば、Brotherの最後のerの部分は、個人的な見解では、「伸びるR」で問題ないはずです。でも、Showerがちょっと違います。
明らかな短母音です。
Waterはどっちでもいいような気がしますが、Showerに近いかもしれません。
このように、語末に来るerは伸びるものと伸びないものがあり、法則性はありません。
個人的には、最初のほうで「伸びる」と、最後に短くなるのではないでしょうか?
BetterやLetterは短母音とされていますが、伸びていると考えています。
Modernはマーにアクセントがあり、伸びるので、erの部分は完全に短いです。発音はマーダンです。
しかし発音表記はerや/əː/になっているのが不思議です。
(続く)