母国語を習得するプロセスと、第二外国語として学ぶプロセスの大きな違い。 005

母国語を習得するプロセスと、第二外国語として学ぶプロセスの大きな違い。 005

映画『ユー・ガット・メール』のシーンを紹介しよう。

はじめてメールで知り合った女性とトム・ハンクスがカフェで待ち合わせをするシーン。

店に入る前に友人とどうするか相談していて、「長居はしない」と決める。

そして、「いつもそういってるよな!」と自分に言い聞かせるように言う。

I always said that, didn’t I?

こういう付加疑問詞も、数パターンを一緒に覚えるのではなく、この映画のシチュエーションで、音や抑揚と一緒に覚える。他のパターンは無視する。

すると、今後迷ったときに、このシーンを思い出す。

このとき彼が言ったこの言葉が、信頼する最上位の記憶になるのだ。

文法の本で読んだことや、先生に学んだことではなく、このシチュエーションがもっとも信頼できるもの。

母国語とはそういうものだ。

そして、実際にNYにあるカフェ・ラローに辿りつくトム。

OK. Cafe Lalo. This is it.

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