even if は「もし〜だとしても」だけじゃない。

even if は「もし〜だとしても」だけじゃない。

娘といるときに、「軽くやっても大丈夫だから」的なことを言おうとした。

If it’s light(easy), it’s OK.

みたいな感じで言ったのだけど、すかさず娘からツッコミが。

If you wanna say that, even if, right?

私は一瞬、「あれ、そうだっけ?」となった。

考えてみると、

even if

は、「もしそうだとしても」というニュアンスで使ってきた。

I’m OK even if it’s rain. 雨だとしても大丈夫。

という感じだ。

今回のは、「軽くやっても大丈夫だから」。

It’s OK even if it’s light(easy).

なるほど。

「○○しても大丈夫」と言いたい時の「ても」は、even ifなのか。

つまり、形容詞や動詞の時に、「美しくても」「動いても」と言うときがあるけれど、これはeven ifなのだ。

「もし美しいとしても」なら、今まで通りの自分の使い方でわかるけれど、「美しくても」でもいいのか。

名詞の場合は、「赤でも大丈夫」。このときだ。

もし、私が言ったようにif(条件節)にすると、

It’s OK if it’s red. 赤なら大丈夫。

になってしまう。

訳的には微妙だけど、たしかにニュアンスが違う。

少し堅めに言うと、「もしそれが赤ならば大丈夫」となる。

言いたいのは「赤でも」なので、その場合はeven ifなのだ。

「もしそうだとしても」として認識していたeven ifは、それはそれで使いやすい。

「もし赤だとしても」「もしそれが高いとしても」という感じで、違和感がない。

でもこれは仮定法的な意味合いになる。

もっと簡単に「〜ても」で使ってよかったのだ…。

まとめると、even ifは仮定や妄想だと思っていたけれど、直接法の条件節のような使い方もできるのだった。突き詰めると仮定法的なんだけどれども、日本語で「使っても大丈夫」というときに、仮定だとはあまり意識しない。「もし使ったとしても」という感じでまでは考えない。

「使っていいよ」のニュアンスに近い。

たぶん、今までは

It’s OK to be red.

みたいな言い方をしていたのかもしれない。

※今年の更新は今回でおしまいです。また来年お会いしましょう!