Approximate を英英辞書で読む

Approximate を英英辞書で読む

娘(7歳)は研究者風に話すのが好きらしく、車の中で「30kmで走ると〜」みたいなことを英語で言い出した。そのなかで、

Approximately

が頻繁に出てくるので、意味をきいたらだいたい合っていた。

日本語にする場合に適切なのは? ときいてみると、

「およそ」

と言っていた。

翌朝、一緒に英英辞書で調べてみた。

まずは、形容詞から。

Approximate

Approximate figures are close to the correct figure but are not exact.

このfiguresは外観やかたち、数値という意味。

its approximate age で、そのだいたいの年齢という意味になる。

一語一語で読むと、

Approximate figures

are close to

the correct figure

but

are not

exact.

アプロキシメイトな数値

に近い

正確な数値

という感じで、日本語とは順序が当然違うが順番に読んでもまったく問題なく理解できる。

後半のbut以後も、そのまま読む。

だが、

ではない

正確

日本人としては、訳したときに「だが、正確ではない」としたいし、考えたいが、これはあくまで日本語のルールだ。

「正確」のあとに、「ではない」とか、「だ」とかで締めたいという気持ち。

英語では「だが、ではない、正確」という順番になるが、日本人だからといって、やっぱり「だが、正確、ではない」という順番にひっくり返して読みたくなる。

それを、「だが、ではない、正確」と順番通りに読み、理解し、納得するのが英語だ。

Approximate figures are close to the correct figure

も、「アプロキシメイトな数値、に近い、正確な数値」で読むわけだから、日本人としては違和感がある。でも英語圏の人からすると、日本語の順序のほうが未知で不思議で、やっかいだ。

isやareは日本語では末尾にくる「です」「だ」として訳され、文法的に分類されるが、そこにこだわると日本語の順番にしなくてはならない。

だが、英語はやはり英語の順序だ。

isやareがそういう役割であっても、順番通りに読むということは、日本語の「は」「が」に相当する役割がある。

Approximate figuresのあとのareは、やはり「は」の気分で言っている。

close toのtoは日本語では「に近い」の「に」だから、日本語の順序だとthe correct figure toとなるはずだが、英語はそうならない。

だが、一度close to the ~のイメージに慣れると、toのあとに目的の言葉が来る感じが普通になる。

だから実際は日本語に訳さず、英語のまま、順番で読む。

副詞になると、

Approximately

となって、数字の前についたりする。

Approximately 4mで、およそ4メーターという意味。