necessarilyの使い方をすっきりさせる!
言語には当然、同じような言葉、スペルでややこしいものがある。
放っておくと、長い間ずっと使えないままだ。
たとえば、
necessarily
この言葉には他に、
necessary
と
necessity
がある。
使い方として、
Not necessarily.
というのがあるが、これも良くわかっていないと、necessaryを使ってしまうかもしれない。
この三つの言葉の違いは、副詞、形容詞、名詞だ。
意味は
副詞 necessarily 必ず、必ずしも
形容詞 necessary 必要だ、必要な
名詞 necessity 必要性
となる。
辞書の用例をみると、
Women do not necessarily have to act like men to be successful.
とあり、「女性は必ずしも成功のために男性のように行動しなければならないということはない」という訳になる。
It is not necessarily true. (必ずしも真実ではない)
notが入らないと、「必ず」という意味になる。
It is necessarily true. (それは必ず真実だ)
よく使われる単独の
Not necessarily.
は、「絶対(必ず)ではない」という意味。「かならずしも」という単独の使い方だ。
形容詞のnecessaryは、
That is necessary. (それは必要だ)
That is not necessary. (それは必要ない)
That is not necessary to do it. (それをするのにそれは必要ない)
When necessary. (必要なときに)
という使い方をする。
名詞のnecessityは、
the necessity of ~ (~の必要性)
from economic necessity. (経済的な必要性から)
という使い方をする。
日本語でもそうだが、どのようにして「必ずしも~でない」という言い方を子どもは学ぶのか、わからない。
辞書には、
If you say that something is not necessarily true, you mean that it may not be true or is not always true.
と書いてある。日本語訳なら、
「もし『必ずしも真実ではない』と言うなら、その意味は『真実じゃないかもしれない、もしくは、いつも真実ではない』となる」
一語一語で読むならこんな感じだ。
If
you
say
that
something
is
not
necessarily
true,
you
mean
that
it
may
not
be
true
or
is
not
always
true.
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