no matter how を、そのままの意味で使う 「どんなに~したとしても」から解放されよう 02
even though
は「なのに」の訳がぴったりですが、これもいちいち「なのに」を当てると時間がかかります。
でも、これを母国語のニュアンスで理解して使うのは少し高度です。
though
は単体で「だけども」「けども」で使われるもの。
「けど」の意味は、
「食べたけど、美味しくなかった」
という場合、「美味しくないにもかかわらず、食べた」という意味と同じです。
even though
は、「美味しくないにもかかわらず」の場所で使われます。
though
は、「食べたけどね」のときに
I ate, though.
と最後に付け加えて使います。
このへんの関係性は、日本人でもうまく説明できないと思います。
「美味しくなかったら、普通食べないのに、食べた」というのが、
「美味しくないのに、食べた」となっていて、普通じゃない行動をしていることになります。
普通じゃない行動とはどんなことでしょうか?
「寒いのに、外に出た」
「苦しいのに、寝なかった」
「嬉しいのに、言わなかった」
こうゆう感じですね。
その理由部分にeven thoughは使われます。
「けど」の意味は「のに」と若干違いますよね。
「寒かったんだよね。結局、外に出たけどね」
と、後半の行動の部分に使いたくなります。
I went out, though.
ということで、結果として何をしたかという部分に加えるのが、「けど」のthough.
「普通しないのに、した」の「した」の部分。
even thoughは理由部分。
ここをはっきりさせましょう。
難しいのは、evenに込めるイメージです。
even
は「さえ」という意味がありますが、「さえ」とは何でしょう?