誰も知らないCouldの使い方
Couldは習得したもの、たとえば「水泳ができる」「かつては~が可能だった」の「できる」と、過去のことについて「できた(けどしなかった)」という意味、これから未来に「できるだろう」という意味があるとお伝えしました。
さらに、実際に「できた」ときには使わないというミステリーも。
言葉にすると本当にややこしいcouldですが、これからの「できるだろう」も、過去の「できた」も、たくさん使います。整理しましょう。
過去の「できた」は、日本語で考えるとよく使うのがわかると思います。
「昨日、カフェに行かなかったの?」
「行けたんだけどね」
とか、
「チケットの申込しなかったの?」
「しなかった。できたんだけどね」
というパターンです。
日本語だと「できた」の訳になります。
ちょっと前にチケットを実際にとれたら、日本語では「できた」ですが、このパターンでcanの過去形であるcouldは使えず、過去にできたけどしなかった「できた」はcouldで使えるというわけです。ややこしいです。
さらに考えると、じゃあ学校で習った「できただろうに」はどうなるのかと。
これです。
I could’ve done it.
実際にはしなかったという意味で、「もし来てくれてたら、それができてたのに」というイメージです。仮定法です。
このcould’veと、さきほどの「できただろう」のcouldに違いはあるのかというのが気になってくるはずです。
ニュアンスとしては非常に似ています。どちらも「できただろう」です。
違いがあるとすれば、「もし来てくれてたら」という条件が入っているのがcould’veです。
実際には来てくれなかったんだけども、もし来てくれていたら、できただろうに・・・。