アクセントと溜めの使い方で通じる発音になる。
英語の発音で伸びるのか伸びないのか、発音記号ではわからない部分があるのはなぜなのか。
それは、アクセントの存在が強力なためだ。
CanadaやPastaといった言葉は、キャナダ、パスタといったカタカナ表記でも問題ない気がするが、最初の言葉にアクセントがあるために、どうしてもそのあとが伸びる。ジュブナイルという言葉もそのままでよさそうだが、ジュにアクセントがあるので、実際にはジューブナイオと伸びるのだ。
このアクセントの強さは日本語に慣れ親しんだ日本人にはまったく理解できない。英語はこのアクセントをはっきりさせるために、溜め(ストレス)さえ使うのだ。
息を吸って、アクセントに備える。
息を吸って、一瞬とめる。それが溜めだ。
感情を込めるときは、たっぷり溜める。
キャナダのキャは、溜めてから言うからキャーになる。たっぷりの吐く息をそこで使うからだ。
アクセントの位置と伸ばす場所、伸ばさない場所がはっきりすれば、発音は驚くほど楽になる。オランウータンは英語でどういうのだろうといちいち考えてしまうのは、「伸ばすところがない」ということを知らないからだ。
発音は、オラングタン。
伸ばす箇所がなく、ラにアクセントがある音を知っていれば、堂々と発音できる。
よく英語圏の人が日本人の英語を聴いて首をかしげるやつも、この方法なら必ず通じる。
100パーセントだ。