法則で覚えないリンキングの極意
ネットで調べるとリンキングについていろいろ書かれている。法則について書かれているものもあるが、その難しく複雑な法則を覚える必要はない。
まず、簡単なリンキングはすぐにわかる。
- Can I →キャナイ
- Cut it out→カディラウ
英語の勉強を続けてきた人にとって、これくらいのリンキングならわかるのだ。
ネイティブを前にしてはじめて出てくるリンキング。それは教材では決して出てこないものだ。どんなに勉強しても、実生活の会話ではそんなリンキングが出てくるから、頭の中は?になる。
たとえば、
ワーキャラ
という言葉。
こういうリンキングを、実生活の会話から取り入れる人は、そのままの音で取り入れる。だから、中身の内容を知らなかったりするが、使える。聴ける。
一方、勉強派は、まったく理解できない。
I ワーキャラ shopping store.
と言われても、ワーキャラって?? となる。
推測すればわかるのだが、ワーキャラのインパクトが大きく、戸惑ってしまう。
ワーキャラは、
work at a
のリンキングだ。
work at a なら、ワーカッ ター というリンキングを想像してしまう。
まさか、キャを使うなんて。
これは、法則でもなんでもない。ワーキャラから始めるしかないのだ。
「〜で働いている」という言い方は、ワーキャラを使うということ。work at aではなく、ワーキャラを使うのだ。
英語の勉強をするときは、先に単語を学び、使い方を学んでからリスニングする。だから、リスニングしていて、勉強したものに当てはまらないものは聴き取らないし、記憶に残らない。
だから、その方法では永久に実践のリンキングは耳に入ってこない。
ネイティブと会話する機会が少ない場合は、リンキングだけに注目してあらゆる動画を観るという手もある。教材ではなく、Youtubeなどにある実際の会話がいい。
リンキングが発生する理由は、アクセント以降を一息で言うという英語の特長があり、それがatやaにまで続くため、自然と繋がってしまう。
ゆっくり言う場面ではリンキングがしないことがあるから、応用力も試される。
mothertongue.jpでは、こういった予想のつかないリンキング例をこれから紹介していく。発音はカタカナでも十分も表記できるし、使えるし、通じる。カタカナで覚えても聴き取りもできるだろう。