マザータング式現在完了 001
現在完了はすべて「今に繋がっている」わけではない。
私が高校で英語が嫌だと思ったのは現在完了の登場からだ。
「少し前の過去が今に繋がっている」といった、今でもよく説明されるあの意味。
でも訳は過去形と同じになっていたりする。
過去形は、過去と今の状態は無関係で、繋がっていない。
それを、「繋がっている」と説明をするのが現在完了だ。
結論から言えば、「動作がすべて今に繋がっているわけではない」だ。
なのに、どうしてすべてを「繋がっている」と解釈し、無理な説明をするのか。
その疑問はすべてクリアにして、改めて英語に向き合わないと、会話をスムーズに行えることはない。
まずは、もっとも重要な要素とは何かを先にここで紹介したい。
それは、過去の動作をやったのが「いつ」なのかを意識しないこと。
そうは言っても理解は難しいが、この連載を読み終わったころにはすんなり入ってくるはずだ。
もう一つの要素は、使い方で分けなくてはならないこと。自分が話すときの心持ち、基準でわけると、下の3つにわかれる。
「今も継続している状態」系
現在進行形、現在完了継続用法、現在完了進行形、現在形(状態動詞)
「終わった」系
過去形、現在完了完了用法、現在完了結果用法、現在完了Unfinished Time Word
「したことがある」
現在完了経験用法
最後のポイントは、日本語訳は、日本語の「ている」を中心に訳していくこと。英語のhaveの部分だ。
以上、3つの要素を中心に現在完了を読み解いていく。
マザータング式現在完了を読み終わったあとに掲載するまとめだが、ここでも紹介しておこう。