舌と唇の準備をしてから発音するというルールを守る 001

舌と唇の準備をしてから発音するというルールを守る 001

発音の仕方でルールがあるもの、レガシーがあるものに関しては比較的指導しやすいものの、そうではないものがいくつかあります。

ひとつは、一つの単語、またはチャンクを、発音の前にブレスを準備して、最後まで吐ききるという発音。

伝えにくいということは、こうやって文章でも伝わりにくいということです。

発音記号からも伝わりそうなものだけども、結局は感覚的に準備をして、息を吐きながら発音するという英語特有のものがあります。

この方法は言い換えると、「空気を溜める」という発生方法が原因です。

pやb、t、d、v、f、thといった音は、口に空気を溜めてから、それを唇や舌で抑えきれなくなって、動くことで出る音です。

この方法を知らないで発音している人がほとんどなので、そういった人の唇の動き(pとb)を見ていると、自分で開けてしまっています。

子音のpとbは、唇を閉じて、空気を出そうとするのを抑えて、最終的に仕方なく空気が出るときに、唇が空気のせいで動いて開きます。なので、終わると閉じます。開けたままにすることも可能ですが、子音なら、基本的に閉じます。

vやfは下唇を上の歯で噛んで準備段階に入りますが、そこで長く準備をすると息が漏れます。息を出し続けているからです。

thは舌を噛みますが、これも息を出し続ける準備段階があるので、息が漏れる音がします。

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