舌と唇の準備をしてから発音するというルールを守る 002
指導では、なるべく舌先を上あごの奥のほう、喉に近づけるように伝えます。日本語では舌先がほとんど前後に移動せず、前歯の裏あたりにあるので、これをまず歯の上の裏側、少し出た部分でT、D(L)の発音をします。
それでまあまあ良くなるのですが、慣れていないのでそのうちだんだん前に出てきます。
それを防ぐため、少し出た部分のさらに奥、喉側に舌が常にあるような状態にキープしてもらいます。
慣れていないと舌の筋肉が弱いので、疲れます。
でも、Rはそこからちょっと舌を下げると完成なので、実はとても楽です。
単語の後半にあるter、tterといったR母音で終わるものは、息を吐ききった最後に来るので、tの発音がDやLの音に変化しますが、そのときの舌の動きも特長的で、その動きが常に会話中の基本動作になっているといっても過言ではありません。
じゃあどういう動作かというと、文章ではなかなか伝えられません。
pやbの破裂音についてもう少しお話しします。
Then put the water in.
○プッダ ワーラー イン
×プット ダ・ワーラー イン