so that構文使えますか? 英語の感覚で考えると、見えてくる不自然さ。001
映画『プロメテウス』を教材にして俳優さんたちと発音をしていたところ、こんな文章にでくわしました。
And that was so far from Earth that there’s no way that they could have done.
訳は、
地球から遠すぎたので、古代人がその存在を知るのはありえない。
というものでした。
so thatを使った文は、マトリックスから得ていたので、そこから考えると訳が少々混乱しました。
その文とはこれです。
Neo, Morpheus sacrificed himself
so that we could get you out.
私たちがあなたを助け出せるように、モーフィスは犠牲になったのよ
実際に使うこともある、so that構文で、「目的」とう意味があります。一度マスターすると非常に使いやすいです。
この方式で最初の文を訳せるわけがなく、soとthatがわかれるパターンは、この「目的」のso that構文とは別物。でも学校では一緒に教えられるので、混乱します。さらに、このsoとthatがわかれた構文にいくつかパターンがあり、非常にわかりづらいのです。
まず、so that構文のパターンをみてみます。
比較的使いやすいのがこれ。
~(文章), so he was ○○.
~だった、だから彼は○○だった
soを「だから」の意味で使うだけなので、簡単です。
カンマがあるということは、英語としては普通の語順ではないので、冒頭の文が強調されているということです。カンマで一区切りして、日本語的な順序の訳になるので、すんなり使えます。
ちなみに、文法的には「結果」という用法になります。
でも、これで最初の文は訳せません。
次が「程度」を表す構文です。
It is so ○○ that ~~.
これは、日本語に訳すときは後ろの文から訳します。
~(文章)ほど○○だ
例 誰もが嫉妬してしまうほど、彼はハンサムだ
日本の英語教育では、この訳は逆にもできます。