英語モード 001
英語モードに切り替える、というのは一見、よくある話のようですが、実はなかなか興味深いところがあります。
なぜかというと、いろいろと馬鹿げているからです。
たとえば、普段、あまり英語が出てこない人がいたとしても、「ずっと歌のように、替え歌風に、英語を話し続けてください」というと、適当な感じで英語を話し続けられたりします。
発音のモードに入らないときもあります。
ああ、なんか今日、ちゃんとした英語のトーンや発音できてないな…と思ったら、すぐに日本語の苦手なアメリカ人の日本語の話し方を真似して、モードを切り替えます。
もう、それで日本語を話そうとしても、どうしてなのか、英語が出てきます。
そして、理想的な発音ができます。馬鹿げてますね。
私の家庭の場合、0歳のときからどんなときも、私と娘は英語。だから、彼女を向けば英語が出ました。同じような年の子を見かけても、思わず英語が出てしまっていました。
それが、だんだん、私が日本語が使えることがわかって、妻と3人でいるときは、妻がのけ者にならないように、日本語を使うようになっていきました。
そうすると、戻そうとしてもなかなか英語が出てこなくなるのです…。
二人きりになるとまた英語なんだけども、不思議と三人だと出てこない。
これじゃまずいなと、話し合って、三人でいるときも英語を使うというルールにして、まただんだん感覚的になってきています。