英語を母国語として身につける

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なぜか心地がいいシャドーイング 「真似」は人の感覚を高める武器となる

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クルマの中でエド・シーランの歌を子どもと一緒に歌う。
流れてくる音楽に合わせて、知らない部分もなんとなく歌う。
あまり大きな声で歌うとシーランの歌が聞こえないので、調整しながら聴いていく。
この感じ、シャドーイングと同じ。
そして、なぜか気持ちのいい、この感覚。

私が2歳の娘の英語を聴く姿勢を見て、「シャドーイングに近い形を常にしている」と感じ、本には少しシャドーイングを変えた方法を書いた。
それは、「しゃべらない」というシャドーイングだった。

しゃべると聴き取れなくなるので、心の中で「話す」というもので、これが子どもの「黙っている期間」の謎だと解明したのだ。

子どもはひたすら黙って親の言葉やアニメの言葉を聴く。

なかなか真似して口に出さない。

なのに、数日後にペラペラと同じことを話し出す。この秘密が、この「しゃべらない」シャドーイングなのだ。

そして、実際は大人の私たちも日本語で同じことを常にやっている。やっていないときは、「聞いていない」ときだ。

相手の言っていることを理解しようとスイッチを入れたとき、それはシャドーイングになっている。

 

大人がそれをやる場合、「心の中で話す」というのが難しくなる。邪念が入るのだ。

邪念が何かというのは脇に置いておいて、とにかく難しい。

その場合に感覚を取り戻すには、「知らない英語の歌をシャドーイングで歌う」感じがいい。

何を言っているかわからないけど、出てくる音のすぐあとに真似して声に出す。

しっかり聞かないと出来ないので、ほんのコンマ0秒後に自分の声を出していく。

この、聞く感じがなかなか気持ちがいい。しっかりと耳に入ってくる感じが心地よいのだ。

 

同じ方法で、英語で話している人の動画などで声に出すシャドーイングをする。

この時はピュアにただ音を真似することに集中し、意味の理解は二の次とする。

少しずつ声を小さくして、黙ってしまえば完成だ。

黙っても心の中でシャドーイングを続ける。

 

その状態が、「母国語を聞く」という状態だ。

 

文法や知らない単語の登場で言っている意味がわからなくても、まずそれがスタンダードになる。

 

 

黙ったままのシャドーイングが心地良い理由

 

英語はさまざまな理由で、素直に音を聴くことができない。日本語の順序で訳そうとしたり、いちいち意味を考えてしまったり、そういった要因で相手の話している音が全部入ってこないのだ。

その呪いを解くのが、黙ってままのシャドーイングだ。

黙って真似していく。

慣れてくると、相手の言った言葉がいつまでも頭に残っていたりする。

リフレインできるのだ。

 

音が素直に全部入ってくる感覚も嬉しい。

たとえば、相手が語尾を伸ばしたりした場合、その余裕の時間を持って意味の解釈にあてたりするかもしれないが、シャドーイングはそれをしない。

真似をするので、その伸ばし方も含めて真似をする。だから考える余裕がない。

でも、そうやって全部を真似にあてるのが、何か心地よいのだ。その本当の理由はまだよくわからないが、それがピタッとうまく行ったとき、レベルは次の階段に足を踏み入れている感じになる。

 

歌でやる場合は、耳の性能が上がったような感じになる。

五感が研ぎ澄まされる感覚。

 

シャドーイングは訓練のための一時的な方法ではない。相手の言葉を聞くとき、音楽を聴くときの高度な姿勢であり、スタンダードであるべき姿勢だ。

文字を知らない子どもは、それができる。

文字を知った大人は、それができない。

 

真似は人間の感覚を高めていく武器。音楽も運動も言語も、真似が上手いかどうかがカギなのだ。

 

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車での保育園の帰り道、クイズみたいなことをしようと言ってきたので、こちらからクイズを出したら、

That’s not a リドー!

と言われた。

クイズしようみたいなときにもリドーみたいなこと言っていたので、

a little? or lid(蓋)?

と聞いたら、

No!

といって、いろいろ説明してくれた。

それは質問でなんとかかんとかと。

でもわからない。

困ったので、スマホの辞書ソフトで音声認識があるので、直接言ってもらった。

すると、

Riddle

が出てきた。

 

恥ずかしながら私の知らない言葉で、「謎かけ、なぞなぞ」の意味だった。

やっと意味が通じた娘はご満悦で、私が「ダディよりもアニメを見てるからいっぱい言葉覚えているんだね」と言うと、

You always says Anime is not good to my eyesight but I can learn a lot of words from that.(いつもパパはアニメは目に悪いっていうけど、言葉を覚えられるじゃん)

と返された。

帰り道はなぞなぞ、Riddleで盛り上がったが、聴き取れなくてもうしわけないという気持ちも残った。

 

しかもそれ以来、

Let’s watch Anime cause you could learn words.(言葉を覚えられるからアニメ一緒にみようね)

と言われてしまうようになったのだった…。

 

 

 

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いつも使う英語、暗記した英語。そういうものは何度も使うと話すことができる。

あまり意味を考えずに、口に出すことができる。

だけども、それはロボット化の始まりでもある。

記憶している、その言い方が途切れたとき、バッテリーは切れてしまうのだ。

 

どんなに英語を勉強して、たくさん言い方を覚えても、日常生活でバッテリー切れはくる。

それがネイティブかそうでないかの違いだ。

覚えている英語は流暢に話せても、それ以上のなにかをクリエイトすることはできない。

日本語のように。

 

英語を母国語のように話す。というのは、このクリエイト能力以外の何ものでもない。

単語と単語をただ繋げて、参考書に載っていない自分だけの文をクリエイトしていく。

自分で作り上げた文はオリジナリティに溢れ、人も聞いていて楽しくなる英語だ。

その方法論を目にしたからといって、すぐにできるわけではないが、ここに記す。

 

1 ゆっくり話す

2 単語ひとつひとつの意味を意識する

3 単語の次の言葉をリアルタイムに考える

4 黙っているときもすべてのことを英語で考える

 

1のゆっくり話すというのは、2と3を実行するために必要なことだ。

なのでまず2から説明しよう。

これは、聞くときも読むときも話すときもすべて同じ。日本語で考えたり話したりするときも同様だ。

一つひとつの単語を、瞬時に人は感じている。意味を理解している。

これが、外国語になって勉強した場合、順序が違ったり、用例を暗記しているせいか、その瞬間瞬間にあまり意味を理解できない。

あとから訳したりするので、感じる暇がない。

日本のように文法がまったく英語と違う場合は、そうやって暗記して話したり読んだりするほうが楽というのはある。

そのため、一語一語に反応する意味がないと考えてしまうのも、もっともなことだ。

 

しかし、一語一語の意味を受け入れたとき、3は自動的に起こってくる。

たとえば、I wantと言ったとき、wantをしっかり感じれば、次に来るのは to play とか、the appleとか、限られたものだけだ。

りんごを見てほしいと思ったときに、りんごじゃない何かを欲しいのでなければ、want のあとにりんごが来るのは決まっている。

日本語だと「りんごが欲しい」と対象がすでに決まっていて、日本人としては納得しやすい。

もし「りんごが~~~」と伸ばすと、聞き手は「ほしい」か「ほしくない」のどちらかを推測する。

英語の場合は、「I want ~~~」ときて、対象が何かを推測する。

りんごを見てほしいと思ったから何か言うのに、りんごはあくまで最後の連想なのだ。

I 私は want 欲しい と言葉を感じながら、the appleとなる。

 

その考え方、つまり英語の順序で考えたり話したりすると、クリエイティブな英語になる。

何かを見て考えたり、言うことを決めたから言うのではなく、

まずThat isと口にしてみる。そして、次の言葉、ワンダフルやクールといった言葉を連想する。

続けるならBecauseときて、it’sと来て、何かがくる。

今口に出した言葉の次に来るルールに則ってしか言葉を出せないので、そのルールの中で言いたいことをクリエイトしていく。

 

「英語で何を話そう?」

と考えて英語を話すのではない。

最初にMy idea isとか、I’mとか、冒頭の言葉を言いながら作っていく。最初からどう言うか、決まっているわけではない。

言いたいことは決まっているが、どう言うかは、言いながら決めていくのだ。

 

日本語も同じで、 どう言うかは、   言いながら  と来て、「決めていこう」とか「決めていきたい」といった幾つかの選択肢から選択する。

この方法で話す場合、1の「ゆっくり話す」が出てくる。

暗記型でやっていた人が、いきなり早いスピードでこの方法をやっても、途切れ途切れになるからだ。

ゆっくり話すことで、次の言葉を選択することが容易になる。

この方法は、中学校で英語を勉強した人や、本で英語を勉強してきた人の話し方とは、まったく違うアプローチだ。

「まったく違うことをするのだ」という意気込みで取り組んだほうがいい。

 

この方法で話したり聴いたりしていると、暗記英語の人の話し方はすぐにわかる。

 

4は、123を一人で実行する場合に必要なこと。普段私たちは、ぼーっとしているようでも、「あの新聞を手にとりたいな」とか、「今日はカフェに行きたいな」とか、日本語で考えている。そこから英語にしないと、人と話すときだけ突然言葉が出てくるというのは難しい。

なんでもいい。なんでも英語でつぶやく。考える。

それを、123の方法でやる。

あとは、これを経験値として何度も繰り返し、トレーニングをする。

暗記ではない。

体操を覚えるように、体に染み込ませていく。

そして最後に、1が必要ではなくなるのだ。

Too much yummy.  美味しすぎる。

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最近、日本語では何を食べても「おいしすぎる」という娘。 保育園の子どもたちが使っているのか […]


My Diary

外国語の音だけを聴いてみる実験開始

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本では「音から聴いて外国語を習得すべきだ」と私は言ったけれども、英語は中学から読み書きを始めてしまっているので、実際に幼児のような母国語習得の体験をできているわけではない。でも、まったく勉強をしていない言語なら、同じような過程を辿れるかもしれない。

ということで、イタリア語やフランス語、韓国語といった言語のニュースやアニメをただ観て、勉強せずに音だけを聴いていたら何が起こるか、自分で実験してみようと思う。

ルールは、ただ素直に音を覚えようとすること。本などを使った勉強は基本的にしないこと。

 

これの成功失敗を知ることで、母国語習得の謎により迫れるかもしれない。

 

まず、ニュースを聴いてみた。

どれも意味がわからないから、音は英語よりも素直に入ってくる。

自分で口にすると次の音が聞こえなくなるので、黙って聴くのが正解だけれども、試しにシャドーイングして、自分の声だけ録音してみた。

すると、フランス語が本当にネイティブのように聞こえる。

自分が話すと音が聞こえないので適当な部分もあるし、本国の人が聴いたら訳がわからないだろうけれど、フランス語に馴染んでいない自分が聴く限り、ネイティブみたいに聞こえる。ただ真似しているだけだけども。