上から読むとちょっと難しい英語文章 読めますか?
上から順に読みつつ、前の意味をホールドしながら読み進めていくのが母国語英語。 こちら、結構 …
I once read an interview with a well-known actress who said that the thing she was proudest of was that she could blow-dry her own hair, and I was depressed for days afterward.
この文章も難解です。
ここまでは普通でしょう。
I once read an interview with a well-known actress
この意味をふまえ、
who said that the thing she was proudest of was
までを心に入れていきます。
who のあとにすぐthatが来て、thingのあとにsheと、英語の語順で攻めてきます。
正直、この
who said that the thing she was proudest of was
を上から素直に読めるようになったら、たいていはクリアできるのではないでしょうか。
あえて、日本語に訳さないでおきます。
またまた「シャーロック」からですが、こんなフレーズがありました。
You couldn’t be bothered to get up?
本の翻訳は「取ってくるのも嫌なのか?」ということで、私の頭は「??」となりました。
get up=「起きる」「立ち上がる」だよね? と。
あらすじはワトソンが家に帰ってくると、シャーロックがパソコンを使っています。
ワトソン「それ、俺のパソコン?」
シャーロック「俺のは寝室にある」
という会話のあとに、ワトソンが
What?
And you couldn’t be bothered to get up?
という感じです。
ワトソンが出かけている間、シャーロックは何もしていないとワトソンは思っているのですが、実は密かに訓練してたりします。
ワトソンは動かないシャーロックに不満げというわけです。
出かけていくときも帰ってきたときも、同じ椅子に座っているシャーロック。
つまり、「立ち上がるのも面倒だったのか?」と言っているのです。
オフィシャルの訳は状況をみて意訳していたのですね。
また、botherの使い方も知っておいたほうが良さそうです。
couldn’t be bothered
で、オフィシャルは「嫌なのか?」と訳してますが、どうしてでしょう?
「ついでにmust have ➕過去分詞 も覚えてしまおう」
せっかくここまで来たので、助動詞と現在完了の組み合わせをもう少しやってみましょう。
couldやwouldの推量で気づいたのは、「助動詞の意味が行動にまで入ってこない」ことです。
「できた」「するだろう」とか、canやwillの意味が消えてしまうことです。
仮定法の場合はそれがしっかり反映されて、
could have gone
なら、「行けただろう」となるのですが、推量では
「行ったかもしれない」となります。
では、mustの場合はどうでしょう。
he must have gone there.
という英文がある場合、
イギリスの現在完了は完璧ですが、海外の漫画「シャーロック」から、興味深い使い方をピックアップしてみます。
Could have just replaced it.
簡単にこのような「過去」をあらわす現在完了は、
「できただろうに」
という訳が一般的。
仮定法のイメージで、「できなかったけど」という意味があると教わります。
たとえば、
I couldn’t have done that without you.
で、「君がいなければそれをできなかっただろう」(実際はできた)となります。
つまり、現実と反対のことを言うと習っています。
しかし、
Could have just replaced it.
は、「家の表札はちょうど変えられた可能性がある」という意味です。
怪しい人物の家の表札が真新しかったので、シャーロックが言うセリフです。
もし今まで習ったとおりの方法なら、
「それを変えることができたろうに(でも変わってない)」
となり、意味が違ってしまいます。
やはり、「変えただろう」という意味になるのです。
推測・推量的にも使われるということですね。
justが入ることで意味としては完全に
英語には時制というものがありますが、なかなか厄介です。
この勉強方法のせいで、わかるものもわからなくなるからです。
この時制のかわりに重要視すべきは、
「時間を意識しているか、していないか」
です。
その最も代表的な例が、現在完了です。
現在完了は、過去にやった行動の話ですが、それを「いつやったか」意識していません。
「やった」ことだけに注目していて、それが何年の何月とか、昨日とか、3時間前とか、時間の指定をしていないのです。
なので、単に時間のことを意識していなかったら、現在完了です。
それを、
「for a long timeと書いてあるから現在完了」と覚えたりしますが、それは結果論です。
また、大過去と呼ばれる、文章の中での時制の順序を整えるときに出て来る現在完了ですが、これも実は同じです。
I touched a dog who had been here.
「ここに来ていた犬にさわった」
ですが、学校では「touchが過去形だったら、それより前に起こったことは過去完了にする」というルールを教わります。
時間軸で考えると、
「犬が来た」→「犬にさわった」という順番です。
過去完了のhadの部分は、過去形なので時間の指定があります。
touchedとhadは同じ時制に立っています。
hadの部分だけを見ると、同じ時制なのです。
次に、beenがいつ行われたかです。
犬がここに来たのはいつなのか。
自動詞・他動詞、どちらでも使えるのがこちらです。
break
It broke.
は「壊れた」(自動詞)ですが、I will break it. なら「それを壊す」(他動詞)です。
change
は
It changed.
で「かわった」ですが、
I changed it.
で「それを変えた」になります。
いずれも、「言われてみればそうだな」程度で、使っているほうは小さいころから自然と使い方を覚えているだけです。
他にmove, startなどがあります。
自動詞・他動詞の意味としては、自動詞の場合、人や自然、物の作用によって動く現象で、他動詞は量や数などの目的・目標・変化があるものが多いです。
自動詞・他動詞の雰囲気をもう少しみてみましょう。
たとえば、
drop
イメージとして、「落ちる」があるなら、意味的には自動詞です。
That thing dropped.
それが落ちた。
となります。
残念ながら、dropは他動詞にもなります。
日本語でイメージすると、「落とす」です。
I dropped my candy.
ですね。
「出発します」は
I’m leaving.
ですが、昔からややこしいと思っていました。
And if you wish to leave the game,
「もしゲームを離れたいと願うなら」(ジュマンジ・ネクストレベルより)
今回は『そして誰もいなくなった』からです。
He took control of the situation as someone who had long been used to being an authority figure.
一件普通の文で、少し時間をかけて読めれば解釈はそれほど難しくありません。
ただ、上から順に読んで、どの位置でも解釈を正確にできるでしょうか。
まず、
He took control
は、
tookの「得る」というイメージから、他動詞としてcontrolの「制御」に繋げます。
それで理解は終わりです。
次に
of the situation
は前置詞が付いているものなので、付け足しと考えていいです。
意味として重要ではないということではなくて、文法的には付け足しだということです。
なので、この時点で
「彼は得た 制御を 状況の」
と理解しています。
次にasが来ます。
すぐにこのasが何のasだか判断できるでしょうか。
whenのような接続詞のasだと、
「, when」についてもう少し深掘りしたいと思います。
まず、このwhenやwhereが使えるのは、後ろの句に前置詞がある場合です。
つまり、
on, at, in
といった前置詞を使った言い方になるときです。
I met you on Sunday, when I felt happy.(関係副詞)
これは、
I felt happy on Sunday.
という意味なので、
I met you on Sunday, on which I felt happy.(前置詞プラス関係代名詞)
ともなります。すごく文法的な話で嫌ですね。
この場合にon whichがwhenに置き換えることができるのです。
他にも、
at five o’clock,
in Tokyo,
という言い方をした場合に、「その日に、」「そのときに、」「そこで」と置き換わるのです。
前置詞を使わない他動詞の場合は違います。
I had curiosity of Tokyo last year, which I visited.
「私は東京に興味があって、そこを私は訪れた」
visitedは他動詞で、その次に来るのは、前置詞を使わない名詞(目的語)のためこうなります。
こんな使い方もあります。
英語の本や小説を読んでいて、いつもいまいちしっくり入ってこないと思っている方は、この章を理 …
結果的に、直接法も仮定法も日本語訳が同じになることもあります。
If I didn’t have any PC, ~.
「もしPCを一台も持ってなかったら」(※現時点では持っている)「大変だろうなぁ」と続きます。
If I don’t have any PC, ~.
「もしPCを一台も持ってなかったら(持っていないなら)(持っていない場合)」(※持っているかどうかは意識していない)
この場合は、「買います」といった言葉が続きます。
雨は単に未来のことを言っているので、今が違うかどうかはまったく関係ありません。
なので、仮定法にはなりません。
「塩を舐めたら辛い」
もし、今目の前に塩があって、舐めたいけど怖くて舐められなかったとします。
それを意識して、「もし舐めたら」と言う場合は過去形です。「舐められないけど舐めたら」という意味になります。
Maybe if we could communicate a little more.
も、まだ試していない状態であれば、
if we can communicate a little more.
「もしもう少しコミュニケーションをとれば」
という訳になります。
もう少し、原形を使う条件を見てみましょう。
LastとNextを使った曜日の使い方は日本人にとって非常に混乱をもたらします。
Last Mondayはいつのことなのか。Next Mondayもいつのことなのか?
多くのサイトでは、「今週はthisで、来週はnext」と説明されています。
どんな解説を読んでもなかなか分かりづらいですが、こんな考え方はいかがでしょう。
「「this ➕ 曜日」は、今日を含んだ一週間(7日)だ」
日本では「今週の水曜日」というと、日曜日から土曜日までの水曜日のことを指します。
ですが、アメリカでは今日から前後6日間のことを指すのです。
火曜日にthis Fridayと言うと、日本と同じように今週の金曜日。
ですが、this Mondayなら、日本でいう来週の月曜日になります。
後ほど改めて説明しますが、火曜日に「次の火曜日」と言いたいときは、まさにnext Tuesdayでいいのです。
つまり、8日目からはNextを使います。
ここで混乱が起きるのは、日本で「次の金曜日」と言った場合、火曜日に言っているならば同じ週の金曜日になるからです。
しかし、英語でnext Fridayと言うと翌週の金曜日になります。
アメリカ人でも、火曜日にnext Mondayと言われて、それが来週の月曜日なのか、再来週の月曜なのか、不安になるようです。
つまり、thisといった場合7日以内はthisというルールがあるにもかかわらず、このルールが社会の中でうまく引き継がれないために、「今週」「来週」という意味と混ざってしまっているようです。
たとえばthis Mondayが来週になった場合に、
「来週の月曜ならthisを使うべきだけど、この人はそのイメージでnextって言ってるんじゃないかなぁ」となってしまうのです。
困ったことに、過去の曜日でも同じことが起きます。
火曜日に昨日の曜日(月曜日)を指す場合、this Mondayなのです。
同様に、
Last Mondayはほぼ一週間前の月曜日。
そうなると、火曜日にthis Mondayと言った場合、来週の月曜日と前の日の月曜日の二つが存在することになります。
これは、文章が過去形なのか、そうでないのかといった違いでわかりはするのですが、アメリカ人にとっても曖昧さが残るらしく、それを防ぐためにPastをつけたりします。
this past Monday
このようにして、すぐ近くだけど、過去の木曜日であることを明確にします。
他にも
this previous Sunday
という言い方もあります。
その日以降の曜日を言う場合にはこんなものがあります。
Is this coming Thursday?
this coming Thursday
結果的に、next Thursdayという言い方をしなければいいのかもしれません。来週なら単純に、
Thursday next week
今週なら、
Thursday this week
これで日本語と同じ感覚ですね。
on Thursday
でも直近の曜日を表します。月も同様です。その場合はinを使います。
これは未来でも過去でも使えます。
Nextのときと同様に、火曜日に昨日のことを言われた場合、「本来ならthis Mondayだけど、この人は昨日の月曜日という意味でlast Mondayと言っているのではないか?」とアメリカ人は不安になります。
実際にそういった使い方をする人もいるからです。
海外のディスカッションサイトでこういった質問に答えているイギリスのウェールズの人は、「直近の月曜日のことだ」と言っています。
I sent the parcel last Monday.
を木曜日に言った場合、直近の月曜日のことだと主張しています。
一方で、アメリカ人の男性は、はっきりと今日を中心として前後6日間をthisと呼ぶと答えています。