「文字なき記憶」
「子どもは大人よりも言語の習得が得意」という現象に対して、ますます興味深い事象が私の実 …
2月15日 More energy to go!
旅行先などで「あと10分で出ますよ」というのを、
10 minutes to go.
と言う。
私はよくこの言い方をするのだが、数字の部分を替えるくらいの応用しかしていなかった。
この日、娘は帰り道に私と遊んでいて、
More energy to go!
と叫んだ。
よく、「歩くエネルギーが切れる」「補充しなくては」といったやりとりをしていて、その芝居の途中で出た言葉だ。
この言葉を聞いて、驚いた。
○○ to go. という言い方は、「○分で行きますよ」という言い方だけではなかったのだ。
娘の言い方の場合、「行くためにもっとエネルギーを!」
となる。
当然「もっとエネルギーで行きますよ」ではない。
10 minutes to go. の訳のイメージが、「行くために10分!」なのだ。
それから英語の映画やドラマを気にして観ていると、この
○○ to go. は結構よく出てくる。
ということはたぶん、
More food to live.(生きるためにもっと食べ物ちょうだい)
10 minutes to get. (取るために10分ある)
と、応用はいくらでもあるのだ。
1月25日(水)Please, stay inside. There is a Drago …
1月13日(金)It was (a) fun driving with you! 動名詞の使い方
子どもをクルマで迎えて、駐車場にたどりつく。
クルマを降りて、
Thank you!
と私はクルマに礼を言う。
いつもは一人で私が言うだけだが、この日は娘もいろいろ言い出した。
It was fun driving with you! 楽しいドライブだったよ!
またしてもこういう言い方が本当にあるのか知らないが、娘が勝手に作り出した言い方だ。
fun to drive(運転する歓び)という言い方は日本でもよくするのでわかるが、自分の中でfun drivingと応用する気分はない。
でも、娘にとってはまず
It was fun! 楽しかったよ!
というのが先にあるのだろう。
そのあとに文法的に言う動名詞をつければいいのだという感覚的なものがあるんだと思う。
中学から英語を勉強した私のような世代の人なら、この動名詞の苦手な感覚をわかってもらえると思う。
動名詞とは、まさにテストのためにあるような関門だったのだ。
たとえば、
remember to go
remember going
この違いは何かと問われる。
答えは前者が「行くことを覚えている」後者が「行ったことを覚えている」という感じ。
そして、「toしか使えない、動名詞しか使えない」というパターンを暗記する。
「want + 動名詞 というパターンは存在しない」
「enjoy + to というパターンは存在しない」
という感じだ。
だから当然、私も未だに苦手。
感覚的に使いこなすことができない。
娘が2歳のときに、母親が携帯を忘れたことについて
Forgot to bring
という言い方したり、
Stop doing
という言い方をしはじめて、単純にそういう言い方だけを覚えているのだ、つまり、最初から二つの比較をしていないのだと気づいた。
二つの言い方があるよ、と教えられるのは、中学生や高校生だけなのだ。
ネイティブの場合は、ひたすら一方の使い方を覚えて、そのうち、もう片方の言い方に違和感を感じるようになっているだけなのだ。
ところで、FunはForgotやStopとは種類が違う。
名詞でもあり、形容詞でもある。
結局感覚的なのだ。文法が通用しない部分がまさにFun。
たとえば、
It is fun to drive. なら、形容詞的な使い方になる。
「ドライブするのは楽しい」という感じだ。
ドライブすることはどうなのかを表現している。
It was fun driving.
に、a をつければ、
a fun driving(楽しいドライブ)という名詞になる。
娘がaをつけていたかどうかはわからないが、そういう感覚で使ったのだろう。
難しいのは、
It was a fun. とは絶対に言わないことだ。
それこそ感覚的にそうで、聞いたことがないし違和感がある。
どうしてかというのを考えるのは意味がないし、ただない。
文法が得意な人は「不可算名詞だから」と答えそうだが、どうして「不可算名詞なの?」という問いには答えられない。
It was a fun day. とかIt was a fun experience. ならあるということ。
大人の私としても、それはわかる。
ただ、それがDrivingのような動名詞で表現するような感覚をやはり私は持っていないような気がする。
動名詞に対する恐怖感だろうか。
It was a easy driving. 簡単なドライブだった。
It was a fun traveling. 楽しい旅だった。
It was a great playing. すごい遊びだった。
なるほど。これから使ってみよう。
文法における単語間の順序などを考えていると、会話なんてできない。
というのが圧倒的な事実で、英語を外国語とする人々がつまずく大きな要因の一つ。
日本人の子どもや大人が話すシーンで、特にスピーチ的な場面で多く見られる暗記英語。
一文、構文をまるまる暗記して、話す方法は、わかる人にはすぐ判断できます。
区切る場所がナチュラルではないからです。
スムーズに早く話そうとする余り、アクセントや強調を無視してすーっと話してしまう。
でも、実際の会話では伝えたい部分にストレスを与えてゆっくり言ったり、考える部分で間を置いたり、いろいろな緩急があります。
暗記英語は、それができない。それまで真似することはできないのです。
12月8日 3歳7ヶ月 Let’s open it. And see what it is.
前の晩、ミニーマウスの歌を突然歌い出した。知らない歌で、歌詞も部分部分あいまいだけど、暗記して歌っている。これが毎回本当に衝撃。
今日は手紙を見つけて、
Let’s open it. And see what it is.
と言った。
最後の部分がワリリズという発音になるのだけど、それがネイティブっぽい。
そして、PCのパスワードを自分で打ち込もうとして叫ぶ。
Which one do I press now!
どこでこんな言い方を覚えたのか。それとも応用しているのか…。
do I という言い方をどうやって理解しているのか。不思議すぎる。
12月5日 3歳7ヶ月 I need something to do!
自分がそれほど娘に対して使ってない言い回しなのに、娘が使い出すと驚く。
この日は、夜にアニメ『PJマスクス』を観ている影響で、ヒーローごっこをしているときに、
I need something to do! (なにかしないと!)
と言った。
娘はすでにブラウザを起ち上げてYoutubeをクリックし、自分で観たいアニメを選ぶので、今はまっているアニメを必ずしも私と一緒に観ているわけではない。
なので、この『PJマスクス』から覚えたのかもしれない。
このアニメは三人の子どもがマスクマンになって、街を守るというアメリカ制作のもの。
PJ masks are on the way! と叫ぶのを最初の日から真似していたし、歌もすぐに真似して歌い出すほどはまっている。
また、クイーンの『We will rock you』が彼女は好きで、サビの部分を上手に歌うのだけど、他の歌詞はまだ上手に歌詞を発音できない。子ども用アニメの歌とは違うらしい。
「娘に英語で話し続けたら日記」
本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
11月27日 3歳7ヶ月 I can’t figure out.
ここ数日、初めての表現が出続けている。
まず、I wouldn’t be a bad girl.
「悪い子にならないよ」という意味でのwouldを初めて使った。
wouldは本当によく使う言葉なので嬉しかった。
さらに、It’s ○○, isn’t it? も、正しい状況と言い方で登場した。
改めて、使い方を教えたり、勉強したりということはない。
英語学校に行かなくても、自然と覚えていくという部分は一般的にはやはり信じられないようだけども、事実だから仕方がない。
今日は、figure out という表現が出た。
椅子やテーブルに座らせて、私がモンスターになってクイズを出す遊びをしていた。
曜日を当てる問題を出したときに、いろいろ言いながら、I can’t figure out.(理解できないな。わからないな。)と言った。
私は昔からFigure it out. (理解した。わかった)という表現が好きで、That’s what I figured.(わかってたよ)というのも好き。ただ、あまり詠の前で使っている意識はない。使い方も意味も教えていないので、またアニメから取り入れているのだと思う。
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「娘に英語で話し続けたら日記」
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11月7日 3歳6ヶ月 heavier!
帰り道に荷物が多かったので、ティッシュペーパーを持ってもらった。
すると、
More than heavier!
と言う。
使い方が合っているのか、いないのか。
It’s heavier than yours! とかMore heavy than yours. だったら私としてもすんなり納得できるけども、more than heavier! だと迷ってしまう。
More than heavy なら「重いどころじゃないよ」なので、子ども的には柔軟な言い方なのかもしれない。
でもたぶん、moreとheavierが一緒なのは不自然な気がする…。
ところで、この帰り道に
I wish to be a fairy.
と言った。to be でも I were でも言えるらしい。
「娘に英語で話し続けたら日記」
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11月3日 3歳6ヶ月 I wish I were a fairy.
窓を指さして「Airplane!」と娘が叫ぶので、電気を消して夜の空を一緒に見た。星がいっぱいで、娘は英語で「スペースロケットで宇宙に行って水星を観たいなー」と言う。さらに、
I wish I was (a) fairy.(妖精だったらなー)
と発言。あまり聞かない言い方をしたので嬉しかったが、
I wish I were (a)fairy. だよと訂正を試みたが、やはりwasと言ってしまう。3度目でwereになった。
I was 自体は普段の使い方で間違っていないので、少し混乱するかもしれない。
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10月23日 3歳5ヶ月 Cityの意味
映画『ティンカー・ベルと妖精の家』を観ていた。そこで、詠が「City」という言葉を口にした。
映画の最後にリジーという少女の父親がヴィディアという妖精を瓶に入れて、ロンドンの街中に向かうというシーンがある。そこで、私は詠に「What’s happening? 何が起こってるの?」と聞いた。さらに、「Lissy’s dad is bringing the jar? リジーのパパが瓶を運んでるの?」と続けた。すると詠は「And he’s bringing in(to) the city. シティに持ってってるの」と言う。
普段は私はシティという言葉を詠に使う機会はないので、この映画から覚えたのだと思う。
特にロンドンはイギリスではシティというから、詠にとっても単なる街の名前なのかもしれない?
「What is the city? シティって何?」と聞いてみた。
その答えは、「City means like, ahh, city! シティの意味は、シティ!」だった。