It’s great to see you! 簡単な英語をナチュラルに使う
ある商業施設で娘が母親と一緒にトイレに行っていて、帰ってくると抱きついてきて ItR …
4月19日 I put it back where to belong.
お菓子売り場で、ジャンケンのおもちゃ菓子を手にとったので、
No.
と私が言った。
すると、娘は手にそれを手にとったまま移動して、
I put it back where to belong!
そして、そのジャンケンのお菓子を別の場所に置いた。そこにはたくさんのジャンケンお菓子。誰かが一個だけ別の場所に置いてたのを、娘が拾って元の場所に戻そうとしていたのだ。
つまり、
「元の場所に戻すんだよ!」と言っていたのだ。
自分の勘違いを反省するとともに、再びのbelongの登場に驚いた。
where to belongですぐに「元の場所」という意味はわかったが、本当にそのような使い方をするのかどうかは、私にはわからない。
でもありそうな気がする。
他の使い方を思い出すと、
The snack belongs to me. そのお菓子は私のですよ
これが一番わかりやすいけれでも、「元の場所」という使い方ももちろんある。
The snack belongs on the box. そのお菓子は箱の中に置かれるものだよ
娘の言い方を他の言い方に置き換えてみると、
I’ll put it back where it belongs on. ともなる。
人の場合は、
where you belongで「君のいるべき場所、居場所」。
さて、where to belongという言い方があるのかどうか。
たぶん大丈夫だ。
「いるべき場所」
という意味で問題ない!
4月5日 I’ve been searching for it.
縦笛が見つからないと言うので見つけてあげると、
Oh! I’ve been searching for it.(ずっと探してたんだよ)
と言った。
「『前からずっと~し続けている』は現在完了進行形」と私が学んだのは、たぶん高校生のときだ。
中学のときは英語が得意で、成績も良かったが、高校になって落ちてしまった。それはすべて、現在完了形という言葉のせいだ。
この日本語が当時面倒に感じた。
その面倒な完了形を、娘は普通に使いこなしている。
何度も言って恐縮だが、使い方を教えたことはない。
私が何度も使っているというわけでもない。
I’ve been searching for it.
娘にとっては、これは「現在完了進行形」ではなく、単に
I’ve beenとsearchingが組み合わさったものだ。
感情的には、beenに「ずっと」というものが入っている。
それにしても、I’m searching(探している)ではなく、I’ve beenを使うのは、現在完了の感覚を知っているのかと思うと不思議だ。
もしかしたら、
I’ve found といった現在完了を知らないのかもしれない。
ただ、私が良く使い、娘も使う
I’ve been there(行ったことがある)
を応用しているという仕組みだ。
そうだとしても、「経験」の意味合いがあるI’ve beenと、現在完了進行形では、日本人としては違いを感じてしまう。
子どもの言語習得能力はやはりミステリアスとしか言いようがない。
日常生活で現在完了進行形を使ったことがあるか? と自分に問いかけると、恥ずかしながらほとんど使ったことがないと思う。
応用が恐ろしいほどに効かないのが私であり、大人なのだ。
3月12日 Nononono!
娘と同じやり方で英語習得を試みている颯太くんと愛ちゃんで、久しぶりに再開。颯太くんを私の車に乗せると、ペラペラと英語を話し出した。内容はめちゃくちゃだけど、完全にいわゆるネイティブな発音の英語をマシンガンのように出して行く。
私の娘も反応して互いに英語で話す様子が面白かった。
一番面白かったのは、颯太くんの
Nonononono!
というのを否定のジェスチャーと口調で言う様子。
これは大人の日本人にはなかなかできない。
もしやると馬鹿にされてしまうかもしれないからだ。
それくらい颯太くんのNOは本場の響きがあった。
3月8日 Wait up!
「言語において教育をあまりしてはいけない」と私は子育ての間に思うようになって、あまり言葉の間違いを指摘しすぎないようにしている。というのも、私はネイティブスピーカーではないから、たまに「そういういい方はしないよ」と指摘をしても、あとで娘のほうが正しいことがあるからだ。また、細かい指摘をして、言葉が出てこなくなるような気がするので、間違っても自由に話させるようにしていた。
しかし。
先日トイレで、娘が
Wait up!
と言った。私はそんな使い方はないだろうという意味で、
It sounds like wake up. (起きて みたいに聞こえるね)
と返した。
さすがにWait upはないだろうと思っていたのだ。
数日後、『魔女の宅急便』を英語で観ていると、トンボがキキに向かって言った。
Wait up! (待ってよ!)
また私は勝手な親心で間違った指摘をしてしまったのだった。
ひたすら反省。
Wait upの使い方
トイレで娘がそういったのは、私が立ち去ろうとしたとき。
「行かないで!」の意味で使っていた。
トンボもそう。
なので、立ち去ろうとする人に向けて言うイメージらしい。
でも、同じシチュエーションで Wait! だけでももちろんいい。
待って〜か、待ってくれ〜くらいの違いだ。
2月27日 Mummy does, too.
帰り道。だんだん温かくなってきたので、ゆっくり抱っこしながら家路を歩いた。
井の頭公園にはシンボルアニマルとして知られる「ぞうのはな子」さんがいたが、去年亡くなってしまい、街のどこかしこにそれを悼むメッセージがある。
娘がそれを見つけたので、「ぞうのはな子さんが亡くなったけど、(生前に)会ったことあるね」という話をしたら、
娘は「すごく悲しいし、みんなも悲しいね」と英語で言った。
そのあとに
Mummy does, too.(ママもね)
と文法的に正確に言った。
Mummy do, too. と間違わないのはなぜなのか、わからない。いつものことながら、教えてはいない。
クルマの中では、「ペドロ(キャラクター)が風邪ひいてるの?」と聞いたら、
Not exactly. (そうじゃなくて…)
と返された…。発音は正確で、ナッライグザアクリィ。
1月25日(水)Please, stay inside. There is a Dragon about
夜、娘が寝る前にするベッドタイムストーリー。最近読んでいる英語の絵本を、絵本を使わずに語ってみた。すると途中で、
Dad! You forgot this. “Please, stay inside. There is a Dragon about(家にいてね。ドラゴンの件があるから)”
と言う。
絵本の中の本当の台詞部分を覚えていたのだ。私自身が覚えていないので、What? と驚いた。
私がYou are really clever. と言うと、
Father Christmas watching me? (サンタさん私のことみてる?)
とニコニコしていた。
1月5日 3歳8ヶ月 I won’t cry.
お寿司やさんに行く途中、景品のおもちゃを今回はもらえるかどうか娘が聞いてきた。
「もらえるかどうか、わからない」
と答えると、
I won’t cry. (泣かないよ!)
と少し辿々しく娘が言った。
私は驚いて、「すごい! どこでその言い方覚えたの? パパが言ったから?」と聞くと、
Yes!
と言う。
確かに一ヶ月くらい前にWon’tをわざとらしく言ったかもしれない。
でも、本当に意味がわかっているかどうかわからないので、いろいろ聞いてみたら、わかっているようだ。
「won’t(ウオント)とwant(ワント)が似ているけど違うよ」という話も少々して、理解してくれたらしい。