母国語を習得するプロセスと、第二外国語として学ぶプロセスの大きな違い。001
※『言葉を選ぶ「根拠」を変える』のマザータングバージョンです 小さな子どもが母国語を覚える …
生まれた娘と0歳から英語で話しかけていると、娘が日本語より先に英語を話し出した。
それが6、7年前。
ずっと英語を勉強していた日本人の父親として、どんどん話せるようになる姿が不思議で、そのころの動画を観るといつでも感動できる。
クセのない、素直でシンプルな英語を使いこなし、感情的に直感的に言語を使う。
Youtubeのアニメからもどんどん単語を覚えて、教えてないのに勝手に覚えていく。
「両親が日本人では難しい」という意見は今よりもずっと強く、困難な時代ではあったとは思うけれども、その後も英語のプリスクールでしっかり英語体験もして、逞しく育っている。
結局、「英語を教える」という勉強的なことは読み書きだけで、話すことに関しては「英語についての話をする」くらいで、真面目に文法などを「教える」ということは未だにしていない。
娘の英語習得の方法に驚きがあったので本にまとめ、それ以来、母国語として言語を覚える方法を模索しているが、それは文法や発音の勉強を何十年も真面目にしてきた上での反省からだ。
知らないことを覚えるのは楽しい。
だから英語の勉強は楽しい。
今も文法の勉強は楽しい。知識は増えていく。
もしかしたら、そういった知識で英語マウントを取る人もいるかもしれない。
だけども、母国語として話せるようになることと、英語の知識を増やしていくこととは、やはり違う。
今Youtubeには多くの英語講師が英語について解説していたり、発音について指導しているが、どれも「第二外国語としての知識」の範疇を超えていない。
例えば発音ではシュワサウンドや異なる母音などが出てきたりするが、子どもはそんなこと勉強しない。聞いた音をそのまま真似するだけで、どこが伸びてどこに力を入れるかというだけだ。
私が中学のころ、最初にローマ字をやらされた。
アルファベットでどうやって日本語を表現するかというもの。
どうしてこれを最初にやるのか、未だにわからない。
これによって結局、英単語を読むときにあいうえお、かきくけこになってしまうはずだ。
娘には小さいころに一度伝えたことがあるが、やはり意味がないと思ってやめた。
英単語のスペルには完璧な規則性がなく、漢字を読む感覚に実は近い。
ローマ字読みをしないおかげで、娘は単語を知っている音優先で読んでくれる。
スペルはそのヒントでしかない。
シュワがここにあります、この単語はこの母音を使います…という知識の入れ方はまったくその逆で、覚えるには相当の努力が必要となる。「第二外国語」としての知識なのだ。
そういったマウント用の知識を得たいのか、それとも母国語のように英語を身につけたいのか、それは本人の意思次第。
このサイトにいろいろ書いてあっても、それを手がかりに自分で考え、構築していかなくてはならない。
娘とジョークの動画を観ていたら、
Why didn’t the skeleton go to prom?(どうしてスケルトンはプロムに行かなかったの?)
というのが出てきた。
答えは、
Because he didn’t have the guts.
で、私は?となった。
娘はケラケラ笑っている。
意味を訊くと、まず日本語のガッツ、根性という意味がgutsにはあって、なんとなくわかる。
ちなみにプロムは学校主宰のダンスパーティで、好きな人を誘って行くのが通例。
彼は好きな人を誘う勇気がなかったのだ。
でもこれはジョークだから、もう一つ意味があるはず。
それは娘によると、「お腹がないから」とのこと。
gutsというのはお腹の中のことで、腸を意味するらしい。
それがないのがスケルトン。
普通に英語を勉強してきた私には腸という意味のガッツ、なんとなく過去に聞いたことがあるような気はしたけれども、わからなかった。娘はモンスター系のアニメが大好きだから、朝飯前だったのだろう…。
「溜め」が「準備」で、そのおかげでリスニングができるようになるという前提で、Youtubeなどでネイティブの英語を聴いてみてください。
表情を見ていると、言葉を話そうとしていて、口元は準備をしているのに、まだ音を出さない「溜め」が、大げさなほどにあることに気づくでしょう。日本の標準語にはこれがありません。感情を込めるときだけです。
歌にはあります。
「炎(ほむら)」は「さ よーなら あ りーがと」という感じで、「さ」と「よ」の間に「溜め」があります。これは「よ」にアクセントがあるからです。でも実際の会話では、「よ」にアクセントはありません。この歌が勝手にアクセントを付けているのです。
でも、この歌のような日本語が、英語と同じ構造なのです。
英語を話すネイティブの英語が「早い」と感じるのは、この「溜め」のあとが早いからです。
0歳から日本人の父親と英語で育った娘は、日本語より英語を先に話し出したので、小学校入学までは若干の英語優位状態。
それが入学して1年が経ち、だいぶ日本語が勝ってきたように思います。
同級生の友達に日本語の単語を教えてもらったり、読み書きの授業によってだいぶ変化がありました。
正直、入学前は英語にしろ日本語にしろ、読むのも説明するのも苦手だと、親としては感じていました。
それが、1年経った今は、感情を込めて上手に読めるようになりました。小学校教育のおかげです。
不思議なことに、日本語教育の邪魔をしないように控えていた英語のリーディングも、日本語と同じように感情を込めて上手に読めるようになりました。
たしかに、入学以前は読む練習をやってはいましたが、1年間、ほとんど手をつけていません。
あんなに頑張って教えていたときはできなかったのに、今ではすっかり上手に。
いったいどういうことなのか。
どうも父親としては即効果のある方法を教えたくなり、それができないと「うーむ」となったりしますが、そもそも年齢が上がること自体も能力が上がることだし、小学校で毎日勉強するという環境も今までとは違うし、日本語が上手くなると英語も上手くなるというのがあるのかないのか…。
そんなことを考えたりしているのですが、『出口式 はじめての論理国語』はやっぱり凄いなと思うことがたびたびあります。
子どもの国語教育は今後クリティカル・シンキングという自らの頭で多角的に問題を考えて結論を出す方向性に向かうそうで、そのために欧米ですでに行われているような論理的な技術を教えていくもの。
大人としてはそもそも「論理(ロジック)」って何だろうと思うのですが、これが確かに英語で考え、話す際にしっくりくるのです。
本に書いてあるのは、まず4つの柱。
・イコールの関係
・対立関係
・因果関係
・文の要点(主語・述語・目的語の関係)
だそうです。
イコールの関係というのは、具体と抽象をイコールで結んで説明すること。
「ゆうた君は野球部で4番で足が速い。つまり、彼はスポーツ万能だ」
という文です。具体的な事象と、スポーツ万能という抽象はイコールで繋がっていて、こうすることで説明が明快になるということらしいです。
対立関係というのは、「私のテストは100点だった。しかし、彼は50点だった」というパターン。
因果関係は「お腹が痛い。だから病院に行く」というもの。
文の要点は、主語述語に必ず文の要点が来るというものです。
それぞれ使う言葉として、
イコール=つまり、たとえば
対立関係=だけど、一方で(それに対して)
因果関係=だから、なぜなら
となり、英語では上から
It means, for example
but, although, on the other hand, however, nevertheless
that’s why, because, so
という感じです。
これらを使うことで、人は論理的に説明ができるということらしく、英語圏ではbecauseをしっかり使える人がロジカルだと評されると書いています。
しかし出口先生によると、小学校低学年の子どもたちは抽象が苦手らしく、ロジカルな対話はまだできないようなのですが、それを日常会話で親が使うと、どんどん覚えていくというのです。
おかげさまで、小学校1年の間に、この方法で英語の会話を娘と積み重ねました。
何かを娘が言っても、必ず私が「Because」と言って次を促します。
すると私にも変化があり、必ずではないですが、こういった言葉を使って英語を話したり考えたりするようになりました。
1文で終わるのではなく、2文くらいで構成される感じです。
こんな簡単なのでもそうです。
「取れるから大丈夫」
と日本語ではリズムに乗って簡単に言えます。これを英語にすると、
I can take it, so it’s OK.
日本語だと「取れる」「から」「大丈夫」という二つの事柄を結びつけて1文のように言いますが、英語だと
I can take it
It’s OK.
を別々に言ったりするときがあるはずです。
でも、このロジックな方法を繰り返し、I can take itだけど、それで何なんだというところまで言おうという思考回路になり、二文を結びつつ言いたくなるのです。
イコールは、「あれってああーだよね、でもここはいいんだな。んーつまり、ここが完璧ということだな」という感じで、とりとめなく具体を話して、話ながら答えを見つけて、結果としての抽象を述べるというとき。
対立はAlthoughやEven thoughが最初から仕組みとして頭に浮かんでる感じが理解できました。正直、意識しないと使えないのがこの二つ。
でも、「○○だけども、いいよね」とか、「○○なのに、おいしいね」とか、エンディングまで意識していると使える。そういう話し方ができるようになりました。
that’s why, because, soについては、娘は小さいころからよく使っていて、すでに問題はないように思えます。
私は意識的に使う量を増やして、今に至ります。
日本人としては当たり前にやっているように思えますが、必ずしもそうとは言えない気がする論理的な対話法。
そもそも英語を学んで話すときに、何から話せばいいのだろうとか、なにか途切れ途切れでしっくり来ないと思っていたら、このロジックな方法が役に立つかもしれません。
何かを言いたいときは、ロジックを使うということ。
最後に、主語と述語が文の要点である。という部分は、まさに英語の翻訳で使われている手法です。
何を主語にするのかは、どんなときでも重要だということですね。
Restore(レストア)という言葉の英英辞書から、so thatの使い方が学べます。
To restore an old building, painting, or piece of furniture means to repair and clean it, so that it looks like it did when it was new.
先に日本語で説明します。
「古い建物や絵画、家具をレストアするという意味は、それが新しかった時のように見えるように、リペア(修復)し、きれいにするということです」
というわけで、きれいな日本語で訳すには、順番がいろいろと入れ替わります。
それでは、一語一語順番に読み、理解しましょう。
To restore
an old building,
painting,
or piece of furniture
means
to repair and clean it,
so that it looks like
it did when it was new.
so that以下が日本語だとto repairの前に来ますが、英語では普通にso that の前まで読んで理解します。
日本語だと、
〜をレストアするという意味は、修復し綺麗にすることです。それが新しかったときのように見せるために。
と、倒置や強調のような順番になりますが、これの順番で英語で読みます。
so thatでもっとも使われるパターンがこのrestoreのような文です。
日本語では、「〜のために」と訳します。
so thatのあとには、主語のある文章が来ます。
「あなたが脱出できるように、待っていたのよ」
と言いたいときは、
I waited so that you could get out.
となるので、使うときもこの順序に慣れることです。
I’m gonna move so that you can see it.
「あなたが見えるように動きますね」
という感じです。
このように、so thatの前後の文章は完全に繋がっているので、話し方としてはスムースに繋がることが多いです。
感情を込めると、どうしても間を置かずに繋げたくなります。
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娘が突然、「Parchemnt Paperある?」と英語で聞いてきた。
パーチメント?
と聞き慣れない言葉に戸惑ったが、ケーキをオーブンで焼いたりするときに使うらしく、「あークッキングシートね」と言うと、
Is it brown?
というので、
White.
と返すと「むむむ」となっていたので、家のクッキングシートを見せると、さわりながら「そーそーこれこれ」みたいなことを言っていた。
気になったので調べてみると、パーチメントペーパーは、シリコンコーティングされているという。耐熱性があるので、オーブンに入れても大丈夫。
ということなので、やっぱりクッキングシート。
耐熱で火にも水にも強く、別名オーブンシートまたはベーキングシート。
パーチメントペーパーはブラウンというがお決まりだけど、日本のオーブンシートもブラウンが多い。クッキングシートという名前だと白が多いような気もする。
他サイトによると、「日本ではクッキングペーパーの『クレハ キチントさん クッキングシート』が、シリコーン樹脂加工 パーチメント紙という、同じ成分の紙になります」(lifehacker)とのこと。
パーチメントの発音はパにアクセントがあり、カタカナだとそのままパーチメント。Rの発音をきかせれば完成です。