「ストレス」を制するものは聴き取りも発音も制す。
「アクセントがわかれば、英語の聴き取りはずっと楽になる」というのは、どうして赤んぼうや子ど …
アマゾンプライムのドラマ『Just Add Magic(まほうのレシピ)』のシーズン2パート2が終わってしまった。
娘と観るのを愉しみにしていて、英語レベルもちょうどいいので親子で愉しんでいたのに。
親友の女の子が突然手にした本は魔法を使うための料理のレシピが書かれていて、その本を巡ってさまざまな問題が起こる。
もしかしたらどうでもいいような問題なのかもしれないけれど、観ているほうはどっぷりと危険な香りを感じてスリル満点だ。
いろいろな問題を解決するために、さまざまな手を打つ3人。
やっとのことで料理を作って、さあ、次は何?
となるときに出てくる言葉が、
So, Now what?
だ。
このドラマの影響かどうかわからないけれど、娘も最近この言葉をよく使う。
何かを作っていて、いったん落ち着くと
Now what?
日本語にすると、さあどうする? 次は何?
イライラしながら使うとも言われているけれども、普通の気分で使うこともできる。
盛り上がりながら、次を早く知りたくて使うときもある。
疲れて、「さあ、片付けたよ。次は?」という、少し挑戦的な感じで使うこともある。
Nowにはそれほど「今」のニュアンスがないのがポイント。
「さぁ」くらいのニュアンスで使う。
「さぁ」は日本語でゆっくりいったり、「さ、」と早く行ったりするが、よく考えるとどんな意味なのかよくわからない。
ただ、ニュアンスだけはしっかりしていて、行動を促す気持ちがこもっている。
「さぁさぁ」と言いながら、手のひらを上にして、下から上にふると「行きなさい」という意味になる。
「さ、」は、「さ、いこか」という感じなので、「じゃ」に近い。
Nowはまさに「さぁ」のほうで、「さぁ」自体に意味はあまりないのだけど、「ほいほい」「ほらほら」という感じで気持ちを込めることができる。
Nowも「今」という意味を込めず、音であるナウにただ、促す気持ちを込めるだけだ。
Now what? は、「さぁ、じゃあ次に移ろう。次は何?」という意味になる。
また、さぁさぁと同じように、
Now now
で、さぁさぁとなる。
慰めることもできるし、叱ることもできる。叱る場合は日本語では「こらこら」だが、Nowも口調によって伝わり方が変わり、「こらこら」になるのだ。
幼稚園の帰り道、Tooth Fairlyの話になって、娘は彼らが何をするのかについて熱く語っていた。
そして、最後に叫んだのが、
That’s how they work!
一瞬、よく意味がわからなくて、考えた。
That’s how は決まり文句というか、日本人としては比較的簡単に受け入れることができる言葉のはずだが、一瞬戸惑ったのだ。
たとえば、That’s why は娘も私も多用するし、「昨日雨だった。だから(That’s why)、○○したんだよね」と日本語と順が一緒で簡単だ。
慣用句のように、独立して使っている感じがする。
では、That’s howはどうか。
Even thoughやAlthoughの意味は理解していても、実際に使うというのはニュア …
クルマの中でエド・シーランの歌を子どもと一緒に歌う。
流れてくる音楽に合わせて、知らない部分もなんとなく歌う。
あまり大きな声で歌うとシーランの歌が聞こえないので、調整しながら聴いていく。
この感じ、シャドーイングと同じ。
そして、なぜか気持ちのいい、この感覚。
私が2歳の娘の英語を聴く姿勢を見て、「シャドーイングに近い形を常にしている」と感じ、本には少しシャドーイングを変えた方法を書いた。
それは、「しゃべらない」というシャドーイングだった。
しゃべると聴き取れなくなるので、心の中で「話す」というもので、これが子どもの「黙っている期間」の謎だと解明したのだ。
子どもはひたすら黙って親の言葉やアニメの言葉を聴く。
なかなか真似して口に出さない。
なのに、数日後にペラペラと同じことを話し出す。この秘密が、この「しゃべらない」シャドーイングなのだ。
そして、実際は大人の私たちも日本語で同じことを常にやっている。やっていないときは、「聞いていない」ときだ。
相手の言っていることを理解しようとスイッチを入れたとき、それはシャドーイングになっている。
車での保育園の帰り道、クイズみたいなことをしようと言ってきたので、こちらからクイズを出したら、
That’s not a リドー!
と言われた。
クイズしようみたいなときにもリドーみたいなこと言っていたので、
a little? or lid(蓋)?
と聞いたら、
No!
といって、いろいろ説明してくれた。
それは質問でなんとかかんとかと。
でもわからない。
困ったので、スマホの辞書ソフトで音声認識があるので、直接言ってもらった。
すると、
Riddle
が出てきた。
恥ずかしながら私の知らない言葉で、「謎かけ、なぞなぞ」の意味だった。
やっと意味が通じた娘はご満悦で、私が「ダディよりもアニメを見てるからいっぱい言葉覚えているんだね」と言うと、
You always says Anime is not good to my eyesight but I can learn a lot of words from that.(いつもパパはアニメは目に悪いっていうけど、言葉を覚えられるじゃん)
と返された。
帰り道はなぞなぞ、Riddleで盛り上がったが、聴き取れなくてもうしわけないという気持ちも残った。
しかもそれ以来、
Let’s watch Anime cause you could learn words.(言葉を覚えられるからアニメ一緒にみようね)
と言われてしまうようになったのだった…。
最近、日本語では何を食べても「おいしすぎる」という娘。
保育園の子どもたちが使っているのか、「〜すぎる」が流行っているようだ。
先日、ハンバーガーを食べているときに、英語でもでた。
Too much yummy! the best day ever!
so muchならぬ Too much。
日本語の「おいしすぎる」を表現したくて使ったのかどうかは、わからない。
娘と一緒に遊んでいると、娘が母親に呼ばれた。 すると、遊んでいた人形を指さして Keep …
娘が1歳のころ、ある本についていた発音を真似して
I will
と言ったとき、何か自分のI willと違い、ネイティブ感が満載だったのが不思議だった。
未だにそうなのだが、それを感じる単語は
Sealのような最後にlが来るものやMilkのように子音の前に来るもの。
どういう音になるかというと、
will ウィオ Seal シイオ Milk ミオク
と、オのような音に聞こえる。
最初はウィユ、シィユと聞こえていたのだが、オの方が近い。
Yahoo!等で配信された記事を紹介します。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170925-00006985-besttimes-life
It doesn’t make me feel like a cat. と淀 …
気づけば、娘ができるようになっていたこと。
最近で言えば、昨夜みた夢の説明を細かくできるようになった。
「家に帰ると誰もいなくて、パパをカーテンの後ろに見つけて、ママはモンスターに捕まっていて…」
長い話を延々と出来るようになっている。
二人きりでなければ、それほど集中して話すことはないが、保育園の迎えの時間から夕方までは二人きり。
そこで英語で話しまくる。
私は話す前に「構えない」という方法を時々忘れるので、そこだけ注意して、二人の会話を楽しむ。
保育園のこと、自分のこと、世の中のこと、そしてファンタシーな想像の会話。
そういった会話が、いつのまにか長くなっている。
世の中は相変わらず、「教える」と「教わる」で英語を捉えている。
その固まった頭では、まったくこの状況を理解できない。
たぶん、私の本を読んでもまったく受け入れることができないだろう。
母国語というのは、恐ろしいほどミステリーが詰まっていて、理解の範疇を超えている。
「単語や言い方をもっと知りたい」と思っている人には、到底理解できない。
そして、「音を聴く」という人間の能力の魅力にも、気づかないのだ。
We been there, didn’t we?
「そこに行ったよね?」という意味で娘がついに付加疑問詞のdidn’t we?
を使った。正しくはhaven’t we? かもしれないが、娘にとってはまだwe been there は単なる過去形なので、仕方が無い。
didn’t weも私がほとんど使わないので、自然に出てきたもの。
教えたり、使うようにプレッシャーをかけるのではなく、出てくるタイミングで出てくるところが凄い。
子どもにとっては、「だよね」という言い方は日本語でも圧倒的に多く、使いたい言い回しだと思う。
kind of, little bit, isn’t it
ここらへんの言葉はやっぱり使いたいようだ。
私としては、癖なのか
It’s good. と言ったあとに少し間を置いて、
isn’t it. ○○(相手の名前)
という使い方をする。
続けて言うのももちろんだが、この使い方も間違いではない。
ところで、昨日アニメを観ている娘を捕まえて、もっと話をしようと、画面を見ながら「これは何?」と質問をしていった。アニメを観すぎなので、もっと会話をしたかったし、画面に映っているものを教えたかったのだ。
魚を指さして、「この魚は何?」と聞くと、「ナントカフィッシュ」とその名前を娘は言うが、私はわからないし聞いたこともない。
「この葉は何?」と聞くと、
It’s not leaf. It’s seaweed.
と質問を訂正された…。「これは?」とタツノオトシゴを指さすと「Seahorse」。
特に教えられるものはなかった…。
二人でスターウォーズの遊びをしていて、娘がダース・ベイダー、私がボスになった。
彼女はスターウォーズをしっかり観たことがないので内容は知らないが、とりあえずルークと戦う。
ダース・ベイダーとルークの戦いの途中で、私が耳打ちした。重大な秘密だ。
「ルークは君の息子だよ」
すると娘は驚き、戸惑った。
娘 So I can’t fight him. じゃあ戦えないよ
私 Why? どうして?
娘 Because If I kill him, I would be so sad. だって彼を殺したら悲しくなる
私 So, what you gonna do? じゃあどうするの
ここでしばらく考えて、
娘 I kill you! あなたを殺す!
と映画のような展開になった。
このあと、しばらくこのお芝居をループすることになった。