3歳後半 魔法の杖について語る英語
笛を魔法の杖と見立てていろいろと話しています。
子どもは人が話す言葉の音を最初に覚え、そこから意味を推測して使っていく。という順番を前回説明しました。
大人も同じ方法でやれば、同じように覚えていくはずですが、そう簡単ではありません。
たとえば、スペイン語のニュースを字幕なしでただ観て、音を聴きなさいと言われたとして、実行するのは苦痛だと感じるでしょう。「時間の無駄だ」と感じてしまうのです。
まずは基本的な単語を本で勉強して、それからの方がいいと。それが基本的な大人の心理です。
日本語でまずは勉強したいのです。
2歳、3歳で日本語を覚えて、6歳ごろまでに文字が読めるようになり、その後は高等とも言える教育で読み書きの達人になっていく。日本語を使う心地よさは日本人にとって抜群です。
「日本語で説明してくれれば外国語の使い方もわかる」という感じです。
12月2日 3歳7ヶ月 「スリッピー」は存在しない。
朝、うずらの卵にフォークがなかなか刺さらなくて、「滑るよ~」と娘が言う。
イッツスリッパリー!
以前からスリッパリーと彼女はよく使っていて、私は「スリッピーじゃないのか」と悶々としながら放置していた。しかしこの日、ネットでついに調べてみた。
翻訳ソフトで、「よく滑ります」と入れてみる。
出てきたのは、
Really slippery.
だった。
スリッパリーという言い方、存在していた。
では、「スリッピー」という言葉は、存在するのかしないのか。
「スリッピーな場所」と打ち込んでみた。
答えは、
SURIPPI, place
つまり、存在しない。
娘に「間違いだ」と指摘しなくて良かった…。
「言い間違いを指摘しない」という方法はここ最近、有効になってきている…。
なぜなら娘のほうが正しい場合が多いからだ。
「娘に英語で話し続けたら日記」
本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
11月11日 3歳7ヶ月 Don’t let it show
普段、Youtubeを見るのは大きな画面のiMac。電源が入っていれば、自分でブラウザを起ち上げてYoutubeをクリックし、自分の好きなアニメをクリックする。
最近は『Bo on the go』という、一緒に動いてパワーを貯めるというアニメが好きで、腕を動かしたり背伸びしたりしている。また、自分で見つけた『Little Einstaines』というのも膝を叩いてロケットを飛ばすアニメで、詠も叩いたりアニメからの問いかけに答えたりしている。
『Little Einstaines』をひとしきり観たあとで、私のところに来てエルサごっこを始めた。
エルサが両親の前で自分の能力を呪うシーン。私がConceal it. Don’t feel it.(順番や言っていることはうる覚え)と言うと、娘は真似してDon’t seal it. と言う(Con が Don’t だと勘違いしている)。
そのあと、少し考えながら彼女は、
Don’t let it show! と言った。
私はそんな台詞があったかなと思い、調べてみた。
すると、最後にDon’t let it showという台詞があった。
そんな台詞まで覚えているとは…。
Conceal it. (隠して)
Don’t feel it. (感じないで)
Don’t let it show.(それを見せないで)
本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
11月2日 3歳6ヶ月 エピソードのタイトルを…。
『Jake and the neverland pirates』というアニメが好きになって、○○が観たい! とエピソードのタイトルを名指しした。
いつも内容を観て適当に言っているはずで、今回は娘は「Mama hook knows best」と言う。
ずいぶん文章的だなと思いつつ、検索窓に打ち込んでみた。
すると、「Mama hook knows best」というエピソードがそのまま出てきた。
おかしいなと思ってクリックしてみると、まさに「Mama hook knows best」というタイトルのエピソードだった。
娘はどうやら、タイトルを正確に聴き取り、覚えていたらしい。
ちなみに31日の園のハロウィン仮装は、本人の希望でプリンセスのドレスにフック船長を組み合わせていた。
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本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
10月17日 3歳5ヶ月 ABCを読む
英語を話すか話さないかのときにABCの歌を歌えたのに、話せるようになってもABCを読めないという状態がしばらく続いて、まだ早いのかと教えるのを諦めていた。
この日の夜、お絵かきボードでトライアングルを描きたいというので、トライアングルやサークルの書き方を教えていたら、そのままIとLの書き方になって、楽しんで書いている。
試しにABCと書いて、これは? と聞くと、元気に「E!」と答える。
がっくり。
対決が好きなので、ポイント制にして当たったら1ポイントにして、ABCの当てっこをしてみた。
それでも私が勝ってしまうので、歌いながら指さししてやらせてみた。
詠は「えい、びい、しい…」と歌いながら指をさして、私が「じゃあこれは?」とAを指さすと、また「E!」。ほんとにがっくりだけど、「えい」と言ったところで、私が「YES!」と助け船を出した。歌ったところで止めるのだ。
するとちょっと考えて、「えい!」と叫んだ。
考えて「わかった!」という感じが伝わってきたので、Bもやらせてみた。
するとまたちょっと考えて、「びい!」。
もちろん、Cもできた…。
調子に乗って、詠が教師役、私が生徒役になって繰り返す。私はわざと間違えると、詠はまた「えい、びい、しい…」と歌いながら、一つひとつを当てていく。
さらに調子に乗って、Gまでやる。できた。
次にZまで。できた。
もちろん私の助けがないと無理だけど、ちょっと大きな第一歩。
アルファベット、やっと読めるようになるかもしれない。
英語留学経験も英会話学校も行ったことのない父親である私が、娘が生まれてから英語だけで話し続けました。すると、理解は1歳のころに始まり、単語を言い始め、2歳で文章を話し始めました。
特に教育らしいものはしていません。
このページで動画をこれからいくつか紹介します。
マーキュリーの発音
英語の独り言
本はこちらです。
Book 『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』 沼畑直樹
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