3月8日 Wait up! ちょっと待ってよ
3月8日 Wait up! 「言語において教育をあまりしてはいけない」と私は子育ての間に思 …
「子どもは大人よりも言語の習得が得意」という現象に対して、ますます興味深い事象が私の実生活で起こっています。
今、ベッドタイムストーリーとして『ねむりひめ』と『花さき山』を中心にしているのですが、『花さき山』は英語版で、音声CDも付いています。それをiPhoneに落として聴かせたら娘が気に入ったようで、私が「読ませて」と言っても、「嫌だ」と断固拒否。
一週間ほどそれが続いて、どうしても読みたいので再び懇願すると、「いいよ」と言ってくれました…。
やっぱり絵本は自分で読みたいじゃないか…それが親心。
さて、と意気揚々、私は読み始めました。
すると、途中で「違うよー」と笑いだす。
It’s not “evil”. It’s like “eval”.(イービルじゃないよイヴァルだよ)
evilという単語の発音について、私に指摘するのです。
もう最近はこんなことがよくあるので、素直に娘の発音指導を受けます。娘が言うとおりに発音すると、
That’s right!
と「認可」を頂くのです。
そういった指摘や、文章の細かい部分で何か指摘するので、「もしかしたら文章を覚えているでは?」と思い、「読んでみて」と提案してみました。
前に別の絵本で冒頭の英語を覚えていたから、少しは覚えているのかもと思ったからです。
すると、娘はすらすらと冒頭の3行文くらいを暗唱しだしました。
2月5日 I’m having trouble.
娘が椅子に座っている。
体をもごもご動かして言った。
I’m having trouble.(困っている)
訴えるような目で見ている。見てみると、椅子のパッドがずれている。
困った状況にいることを、I’m having trouble. と言ったのだ。
なぜだかわからないけど、私の中にない言い回し。
トラブルという言葉に日本語的なトラブルというイメージを抱いているからか。
それとも、そのイメージの方が正しいのか。
椅子のパッドがずれたくらいで、トラブルなんて言葉を使うべきでないのか。
わからない!
1月25日(水)Please, stay inside. There is a Drago …
1月12日(木)Mammy will be happy if you are not angry.
ベッドタイムストーリーを聞かせている途中で、娘が突然言い出した。
Mammy will be happy if you are not angry. もしパパが怒らなかったらマミーは幸せになるね。
誤解が無いように言っておくと、私がすごく妻に怒っていたり、その日に怒っていたわけではない。
このあともifを使っていろいろなことを言い出して、単にifを言いたかっただけなんだと思う。
Ifを使った言い回しをペラペラと言うのは初めて。
1月4日 3歳8ヶ月 I’m getting tired.
狭山湖の近くに六道山公園という広大なフィールドがあり、そこで一日遊んだ。
山中を散歩して帰り道、疲れた様子で
I’m getting tired. Your legs, too? (疲れてきた。パパの足も?)
と娘が言った。
普段はよくI’m tired. (疲れた)と彼女は言うけど、それをI’m getting tired. (疲れてきた)と勝手に応用してきた。
私はそういう言い方はしないので、彼女なりの使い方だと思う。
さらに、家の近くの駐車場に着いて、その帰り道。夕方で寒かったので、私が寒いなぁと言うと、娘は私の顔を手で温めて、
I’m warming you up!
と言う。
ネイティブではない私はそういう言い方を聞いたこともないし、言ったこともないけど、さすがにもうそれを疑ったりしない。娘がどこかから覚えたものかもしれないし、応用したことかもしれない。
私自身も二人の間では自由に応用して言い合っているので、これでいい。
私は本に「言いたいことを言うべき」と書いたのは、自分で正しい英文を用意して言ったり、娘に新しい言い方を教えようと思って言ったりするべきではないということ。
なのに、気づくとそういう気分になっているときがある。
ふと気づいて、また「言いたいことを言うためにとにかく言葉を出す」という気分に変えていく。
次の言葉をただ考える感じだ。
山を歩いていて、いろんなものを一緒に見ながら、いろんなものの説明を娘にした。
そんなときは英語でも親子らしい会話になる。
12月27日 3歳8ヶ月 How could I eat?
夜になってチョコレートが食べたいというので、「駄目」と返した。
すると手を広げて、
How could I eat?
と返してきた。
「じゃあ何を食べればいいの!」「他に食べるものがないじゃない!」
ということを言いたかったようで、抗議の意味が強い。
そのジェスチャーも言い方も初めてだったので、思わず吹き出してしまった。
大人だと、どうしてもWhat could I eat? What can I eat? じゃないかとか、How can I eat? (could が丁寧すぎる)じゃないかとかいろいろ考えてしまいそう。
How could I eat? を直訳すると「どんなふうに食べればいいのですか?」なので、目の前に食べ物があるときはそんなふうに使える。
でも、状況的に今夜のような場合は、How could I do? で「じゃあいったいどうすればいいの(いいのですか)!」という感じがあるので、「じゃあ何を食べればいいの!」という意味に私には聞こえた。
彼女としても自然と作り上げてそういう言い方になったのだと思う。
子どもは人が話す言葉の音を最初に覚え、そこから意味を推測して使っていく。という順番を前回説明しました。
大人も同じ方法でやれば、同じように覚えていくはずですが、そう簡単ではありません。
たとえば、スペイン語のニュースを字幕なしでただ観て、音を聴きなさいと言われたとして、実行するのは苦痛だと感じるでしょう。「時間の無駄だ」と感じてしまうのです。
まずは基本的な単語を本で勉強して、それからの方がいいと。それが基本的な大人の心理です。
日本語でまずは勉強したいのです。
2歳、3歳で日本語を覚えて、6歳ごろまでに文字が読めるようになり、その後は高等とも言える教育で読み書きの達人になっていく。日本語を使う心地よさは日本人にとって抜群です。
「日本語で説明してくれれば外国語の使い方もわかる」という感じです。
12月2日 3歳7ヶ月 「スリッピー」は存在しない。
朝、うずらの卵にフォークがなかなか刺さらなくて、「滑るよ~」と娘が言う。
イッツスリッパリー!
以前からスリッパリーと彼女はよく使っていて、私は「スリッピーじゃないのか」と悶々としながら放置していた。しかしこの日、ネットでついに調べてみた。
翻訳ソフトで、「よく滑ります」と入れてみる。
出てきたのは、
Really slippery.
だった。
スリッパリーという言い方、存在していた。
では、「スリッピー」という言葉は、存在するのかしないのか。
「スリッピーな場所」と打ち込んでみた。
答えは、
SURIPPI, place
つまり、存在しない。
娘に「間違いだ」と指摘しなくて良かった…。
「言い間違いを指摘しない」という方法はここ最近、有効になってきている…。
なぜなら娘のほうが正しい場合が多いからだ。
「娘に英語で話し続けたら日記」
本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
11月11日 3歳7ヶ月 Don’t let it show
普段、Youtubeを見るのは大きな画面のiMac。電源が入っていれば、自分でブラウザを起ち上げてYoutubeをクリックし、自分の好きなアニメをクリックする。
最近は『Bo on the go』という、一緒に動いてパワーを貯めるというアニメが好きで、腕を動かしたり背伸びしたりしている。また、自分で見つけた『Little Einstaines』というのも膝を叩いてロケットを飛ばすアニメで、詠も叩いたりアニメからの問いかけに答えたりしている。
『Little Einstaines』をひとしきり観たあとで、私のところに来てエルサごっこを始めた。
エルサが両親の前で自分の能力を呪うシーン。私がConceal it. Don’t feel it.(順番や言っていることはうる覚え)と言うと、娘は真似してDon’t seal it. と言う(Con が Don’t だと勘違いしている)。
そのあと、少し考えながら彼女は、
Don’t let it show! と言った。
私はそんな台詞があったかなと思い、調べてみた。
すると、最後にDon’t let it showという台詞があった。
そんな台詞まで覚えているとは…。
Conceal it. (隠して)
Don’t feel it. (感じないで)
Don’t let it show.(それを見せないで)
本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。
11月2日 3歳6ヶ月 エピソードのタイトルを…。
『Jake and the neverland pirates』というアニメが好きになって、○○が観たい! とエピソードのタイトルを名指しした。
いつも内容を観て適当に言っているはずで、今回は娘は「Mama hook knows best」と言う。
ずいぶん文章的だなと思いつつ、検索窓に打ち込んでみた。
すると、「Mama hook knows best」というエピソードがそのまま出てきた。
おかしいなと思ってクリックしてみると、まさに「Mama hook knows best」というタイトルのエピソードだった。
娘はどうやら、タイトルを正確に聴き取り、覚えていたらしい。
ちなみに31日の園のハロウィン仮装は、本人の希望でプリンセスのドレスにフック船長を組み合わせていた。
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本『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』の日記部分続きです。
0歳から娘に英語で話し続けたら、2歳で話すようになりました。