「どうして友達は英語を話さないの?」
カナダのニュースを娘と観ていると、 「どうして友達は英語を話さないの?」と訊いてきた。 保 …
ある記事を目にした。「親が子どもに英語で話しかけている」という家族に出会ったが、その子どもがしっかり話せていないというもの。
本来子どもは、独り言として母国語をぺらぺらと発話するのが普通なのに、それができていないという批判だった。
なので、「子どもに小さいころから英語を教えるのは危険だ」という、よくある記事。
たしかに、「子どもに英語で話しかければそれでいい」わけでもないし、「日本語を話せるようになってからの日本語による英語教育」が素晴らしいとも思わないので、批判する気持ちもわからなくないが、このよくあるパターンの幼児英語教育批判は、とにかく決めつけが多い。
本でも映像でも公開しているとおり、私の娘は早い時期から自然発話していたし、今も一人遊びは英語でずっと遊んでいる。
娘が0歳から英語で話しつづけているが、その時点で私のスピーキングがネイティブ並であるわけもない。
「親がネイティブならともかく」
というただし書きをするが、「片一方の親がネイティブなら母国語として二つの言語を習得する場合がある」というのは大事な事実で、「幼児が2言語を同時習得できる」というのも、否定すべき事柄ではない。
結局、私が実践してみて、親がネイティブかどうかは関係なかった。という結論になっている。
それは英語の映像が簡単に見られる時代だからかもしれないが、親が英語のネイティブだって、日本に住んでいれば子どもは日本語しか話せなくなったりする。
要は、子どもがユースフルだと思った言語が育っていくだけなのだ。
娘の場合は、大好きなアニメや映画を観るのに、英語がユースフルだった。
それは、親の私が英語の映像だけを見せたからだ。
そして、アウトプットとして、私という話相手がいた。
母親とは日本語という役に立つ言語があり、保育園でも日本語が役立った。
だから娘は二つの言語を使い続けている。
彼女が1歳から2歳にかけて、人形でひとり遊びをしながら、英語を話し始めたとき。
それは、アニメの物語や台詞を真似しているようだった。
楽しいその遊びに、やはり英語は必要だったから、自然発話は英語になったのだ。
幼児に対して、「どのように教育すべきか」と、正論を掲げても実用性はない。
子どもは好きなことを好きな分だけやる。
英語も日本語も、楽しかったら、有用的なら使うのだ。
ある日の夕食。 娘は妻が作ったトマトスープが美味しかったらしく、全部食べたのでビデオに撮っ …
外国の知らない歌は本当になにを歌っているかわからないが、ただ同じように歌うことはできる。
そのために、歌詞カードを開く必要はない。耳で歌を聴きながら、その直後に同じ音を出せばいいのだ。
たとえ知らない歌でも、その方法で知っていたかのように歌うことができる。
日本語の歌でも一緒で、聞いたことのない歌を知っていたかのように歌うことができるのだ。
しかも、それを繰り返すと、英語でもフランス語でも韓国語でも、次からは自然と口ずさんでしまうのが不思議。
適当ながら、歌えるようになるのだ。
これは、「耳で聴き、歌うことで覚えてしまう現象」。当たり前だが、これは現象だ…。
しかし、歌はボリュームを上げてなければ、自分の声で聞こえなくなってしまう。
実は子どもはこれを幼児期に繰り返しているのだが、自分で話してしまうと人の声が聞こえなくなる。
なので、じっと黙って聞いている。
聞いているが、真似している。自分で話すように聴いているのだ。
聞いた直後に真似をするというのは高度な技で、大人のように予測して聞いたり、言う状態と違う。
だが、脳の中では真似をして話しているので、スピーキングしているのと一緒だ。
だから、練習しなくても最初からさらっと話し出す。
私はこの現象を娘の歌を覚える過程で発見した。
2、3回は黙って聞いているのに、それから聞かないでしばらく経ったころに、突然その歌を歌い出すのだ。
最近はないが、小さいころにはそれが頻発していた。
引っ越しでアメリカの小学校に入った子どもがずっと黙って教室で過ごしているのに、ある日突然話出すのも同じ現象のはずだ。
小さい子どもとの会話はもちろん、日本人向けに少しやさしく話してくれるネイティブとの会話や、教室でのやりとりなどで使う英語は非常にやさしい。
やさしいがために、力業でなんとかなる。
たとえば例文の暗記で、その中の一部を替えて話したりする第二外国語としての話し方だ。
また、聴き取りも子ども向けのアニメは簡単だし、なんとか聴き取れてしまう。
だけども、そこからニュース番組だとか、バラエティ、ネイティブ二人対自分といったシチュエーションになると、まったく対応できない。
そのレベルになると、「理解しなくては」という気持ちが邪魔になり、聴き取りのスピードについて行けなくなるからだ。
このサイトで行っている母国語としての英語習得は、その壁をブレイクする方法。
だから、ニュースの聴き取りで試していけば、子ども用の英語アニメなどは、母国語としてすぐに聴けるようになる。
ニュースの英語がすぐに聴き取れるようにはならないかもしれないが、「理解しない」「訳さない」という方法にもかかわらず、子どものアニメが理解できるようになっている。
さらには「英語が早口に聞こえる」という現象さえ、変えることができるのだ。たとえば、
「英語の音をそのまま聴く」ことがあらゆるネイティブ的英語習得に繋がるのだが、英語を勉強した人ほどそれができない。
だから、とにかくそのまま聴かなければいけないのだが、そのための方法をいろいろと示してきた。
ここで少しまとめたいと思う。
まず、最終的には、
「自分で話すように、真似するように聴く」に集約される。
聴きながら、自分の発音練習にもなり、音として、アクセントとして聴くために、記憶が楽になる。
しかし、これを実現するのに、さまざまな方法がある。
日本語で考えたり、リズムについていけないのが理由なのだが、そのために、
アクセントに集中して聴く
連休中、友人Sと家族で相模原までドライブした。
道中、Sが娘と後部座席でずっと話していた。
彼女(S)は若い頃にイギリス留学経験があり、今も貿易関係の仕事で英語を使っている。
娘は英語で「ごっこ」をするのが好きなので、英語が話せる人を見つけると、ずっと話し続ける。
私も運転しながら、そのマシンガントークを聞いていて、いろいろ客観的に娘の英語を聴くことができた。
目的地のカフェに到着し、Sと二人で「ホントに凄いね」という話になった。
関心したのは娘の、「自由な使い方」だ。
たとえば、「暗くて、面白くて、気持ち悪くて、キラキラな洞窟に連れて行ってあげる!」というような英語を、ペラペラと話す。
妻がその凄さを理解できないので、Sが説明する。
「20年も英語勉強して、使っているのに、こういう表現はできない!」
私も含めて、英語を勉強してきた人はすぐに、「こういう使い方は間違っているのか、合っているのか」と考えるので、人前で「暗くて、面白くて、気持ち悪くて、キラキラな洞窟に連れて行ってあげる!」と英語で言えないのだ。
文章では書けても、人前で使うのに憚る。
その洞窟に想像の中で言ったあと、娘はSに
Was it kind of scary? (ちょっと怖かった?)
と聞いた。
毎度ながら、kind of は勉強して使えるものではなく、意味はわかっていても使いこなすのは難しい。
こういうのをさらりと使うにも二人で関心した。
では、20年間英語を勉強してきた大人二人と、生まれて5年目の娘の英語の何が違うのか。
そう考えると、「英語の感性」という言葉が浮かびあがった。
聞くのも考えるのも、センス、感性で話している。
大人は、技術で話そうとする。
この違いだ。
このサイトでもたびたび言っていた、文法抜きの英語だったり、「英語のイントネーションでただ話し続ける」が、その感性へと迫る秘訣なのだが、それはまた「習得方法」で紹介したいと思う。
娘がよく使う ~ as much as you want. 「欲しいだけ(とっていいよ)」 …
I got the job done!
と娘が言った。
どこかに出かけようとしていて、「はやく用意して〜」と自分が言ったことに対する返答で、「用意が終わったよ」という意味で言ったようだ。
本来は「仕事片付けたよ」という感じだが、「用意という仕事を終わらせたよ」ということにもなるので、間違っていない。
なによりも、この表現は私には使いづらいと思ってただけに、見事に使ったなと思った。
なぜなら、こういう表現は勉強においてテスト対策として、いくつかのパターンを一気に覚える。
日本語で言うと、使役、完了、被害というのがあって、どこに強勢を置くかが違ったりする。
ややこしいのだ。
こういう覚えた方をした場合、実際の英会話では使いづらくなる。
だけども、子どもは他の表現を一緒に覚えてない。
どこかで I got the job done. と言っているのを聞けば、それを覚えて真似するだけだ。
しっかり身についたころに、類似表現を覚える。
だから迷わない。
テスト勉強で英語を覚えた私のような人間は、すぐに比較したり思い出そうとするので、迷ってしまう。
だからスピード重視の英会話では出てこないのだ。
ただ、この表現は実際、よくネイティブの会話に出てくる。
最後のdoneをちょっと強く言う感じで、特長があるので覚えやすい。
これは完了という使い方だと思うが、他の表現をわすれて、しばらくこれだけ使うことにしよう。
念のため、他の使い方や用法を記しておく。
完了)
get something done
のsomethingは、人以外。その場合のみ、done(過去分詞)が使われる。
人の場合はto がつき、さらに原型になる。 get my baby to sleep 赤んぼうを寝かしつける
被害)
I got my phone stolen last night. 電話を盗まれちゃった
この場合も強勢がstolenに置かれるので、完了と同じ。
使役)
I’ll have the house cleaned.
自分以外の人に部屋を掃除させる場合に使う。強勢はhaveに来る。
「母国語イングリッシュ」の修得におけるポイントをもう一度まとめたい。
簡単にはできないかもしれないが、理論はシンプルだ。
1 英語の順で聞き、理解する(ネイティブと同じ方法で理解する)
2 ストレス、破裂音、フラップTを中心とした発音(日本人が苦手な発音方法を理解する)
3 イントネーションを使って言葉を出し続ける(英語が出てこない原因を克服する)
言葉にすると簡単なこの3つの要素を中心に、今度も実践と修得のためのポイントを紹介していく。
1については「よく聞く言葉」かもしれないが、実践となると難しい。
また、これを大事な要素と本当に認識するまで時間がかかる場合が多く、これこそが母国語としてシンプルに英語を修得する要素だと気づけば、上達は早い。
2は発音と聴き取りのコツになる部分で、意識せずに大人が修得することはまずない。日本人のみならず、世界中の人が苦手とするアメリカ英語の特長だ。
3は英語を理解し、話せるようになっても、実際に日常生活や人前で言葉が出てこないという現象を解明し、克服するもの。これにも信じられないような秘密が多く隠されていて、まだまだ探究は足りない。
以上の要素を突き詰めていけば、一度真面目に勉強してしまった英語の脳を一度解体し、再構築できるはずだ。
最近はMostly(たいていは), とかEvery time(するごとに)とか、冒頭のバリ …
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アメリカ英語の発音で「楽しい」と言えるのが、このフラップTと破裂音を含む「パイプ音(造語)」だ。
Water のtはフラップTで、ネイティブとしては「D」だという人もいるが、日本人としてはラ行のほうに近い。
Tは常に上の前歯の少し上あたりを軽く触れてすぐ離すという感じで小さく「ッ」と破裂させる。
舌の動きはリアルTでもフラップTでも同じで、同じ方法で破裂感をなくしたバージョンがフラップTだ。
私がこのフラップTで好きなのが、こんな発音。