実生活で使える「if」を学ぶ方法 文法から学ぶと使えなくなるifの秘密 004
WillかWouldかで迷わないために。 ここからはさらにテスト用の無駄知識で、実際の英会 …
ifに必要な知識と無駄知識を把握する!
ifの要素を考えてみると、「~なら」「もしも仮に」「いつ」「~かどうか」といったところがある。
「~なら」は最初にやった現在形を使うもの。「もしも」は過去形を使った現実ではないもの。
「いつ」はwhenに置き換えられるもの。「~かどうか」はwhetherに置き換えられるものだ。
「~なら」「もしも」を覚えた子どもが次に学ぶifは、おそらく「~かどうか」だ。
Tell me if it’s good or not. いいかどうか教えて。
Tell me if you want it. 欲しいかどうか教えて。
実は、文法的には「~なら」「もしも」のifとこのifはだいぶシステムが違う。
今回のifは、if以下をthatに置き換えられる。
名詞に置き換えられるということは、目的語ということで、「名詞節」と呼ぶ。
もちろん子どもはそんなことは考えない。
だが、最初の「~なら」「もしも」はthatに置き換えられない。その場合、副詞節と呼ぶ。
もちろん子どもはそんなことは考えない。無駄知識だ。
ただ、子どもはthatやwhatを使った名詞節を比較的早い段階で覚える。
Tell me what you want.
I know that you are great.
これが名詞節だとは思っていないが、この感覚でwhether(if)も使うようになる。
この時点で、時制を無視して「~なら」「もしも」「~かどうか」を使えることになる。
まずはここまでで十分だと云える。
この三つを使い回すのだ。
そのうえで、次への段階として、仮定法により深くはいっていく。
ネットで調べるとリンキングについていろいろ書かれている。法則について書かれているものもあるが、その難しく複雑な法則を覚える必要はない。
まず、簡単なリンキングはすぐにわかる。
英語の勉強を続けてきた人にとって、これくらいのリンキングならわかるのだ。
問題は、教材に出てこないリンキング
ネイティブを前にしてはじめて出てくるリンキング。それは教材では決して出てこないものだ。どんなに勉強しても、実生活の会話ではそんなリンキングが出てくるから、頭の中は?になる。
たとえば、
ワーキャラ
という言葉。
こういうリンキングを、実生活の会話から取り入れる人は、そのままの音で取り入れる。だから、中身の内容を知らなかったりするが、使える。聴ける。
一方、勉強派は、まったく理解できない。
I ワーキャラ shopping store.
と言われても、ワーキャラって?? となる。
推測すればわかるのだが、ワーキャラのインパクトが大きく、戸惑ってしまう。
ワーキャラは、
work at a
のリンキングだ。
ラーナーの予想を超えるリンキングがある
work at a なら、ワーカッ ター というリンキングを想像してしまう。
まさか、キャを使うなんて。
これは、法則でもなんでもない。ワーキャラから始めるしかないのだ。
「〜で働いている」という言い方は、ワーキャラを使うということ。work at aではなく、ワーキャラを使うのだ。
英語の勉強をするときは、先に単語を学び、使い方を学んでからリスニングする。だから、リスニングしていて、勉強したものに当てはまらないものは聴き取らないし、記憶に残らない。
だから、その方法では永久に実践のリンキングは耳に入ってこない。
リンキング中心のリスニングも効果あり
ネイティブと会話する機会が少ない場合は、リンキングだけに注目してあらゆる動画を観るという手もある。教材ではなく、Youtubeなどにある実際の会話がいい。
リンキングが発生する理由は、アクセント以降を一息で言うという英語の特長があり、それがatやaにまで続くため、自然と繋がってしまう。
ゆっくり言う場面ではリンキングがしないことがあるから、応用力も試される。
mothertongue.jpでは、こういった予想のつかないリンキング例をこれから紹介していく。発音はカタカナでも十分も表記できるし、使えるし、通じる。カタカナで覚えても聴き取りもできるだろう。
一見簡単な英語である
How big is it?
普通に読めば、
ハウ ビッグ イズィット?
という感じで、最後は上に向くのか下に向くのか? という疑問があるくらいだと思う。
では、実際の読み方はというと、日本語では
ハウビッギズィッ↓
となる。
単語と単語の間には一切、隙間はない。すべて繋がり、全体で一つの単語になっているかのようだ。あるとすればhowとbigの間。
注目はbigとisのリンキングで、ビッギズになる。
How much is it?
だと、マッチズ、ハウマッチズィッ?
になる。最後は↓。
文全体のアクセントはどこかというと、big。もしためるならbigの手前で、そのあとは一息で言う。
簡単なセンテンスであるhow big is it? だが、何も知らずにハウビッギズィッという音を聴くと、最初は分からない。ハウ ビッグ イズ イット と言ってくれれば分かる。この差は大きい。
Meetは初対面、seeは2回目以降 経験で有名人と会ったときは、 He has met …
過去完了は文章や大過去だけではない 過去完了で用いる場合は、 I’d always fou …
however
You use however when you are adding a comment which contrasts with what has just been said.
順番で読んで理解する場合は、
You
use
however
when
you
are
adding
a comment
which contrasts with
what has just been said.
日本語では
あなたは
つかう
howeverを
とき
あなたが
いる
加えて
コメントを
と対比する
ちょうど今言われたこと
どうしても後半を、
「ちょうど今言われたことと対比するコメントを」
と日本語の順番で理解したくなる。
が、やはり英語で、英語の順番のまま理解すべきだ。
お菓子作りをしていて、娘が冷蔵庫に入れたチョコレートが気になって、英語で「もう固まったかな?」
ときいてきた。
そのとき、
ハーデン
という音が聞こえてきたので、なんだろう? と思ってしまった。
hardの変形かと思い、もう一度きいてみても、やっぱり
ハーデン(最後は呑み込む)
だと言う。「知らないの?」と言われてしまった。
さっそく調べてみる。
When something hardens, or when you harden it, it becomes stiff or firm.
と英英には出てくる。
stiffとは「硬い」という意味で、firmも同じく「固い」。
「何かがhardenなとき、もしくはあなたがそれをハーデンするとき、それは固くなる」
という意味らしい。
他に「アイディアが固まった」とか、「観客を固まらせた」「無情にさせた」という使い方もする。
娘はたぶん、
Did that harden?
みたいな使い方をしたのだと思う。
「固まる前にかきまぜる」の「固まる前に」は、
before it hardens
と言う。
他に、
How to make chocolate harden(チョコの固まらせ方)
The cold hardened the butter
the chocolate will harden faster.((もしそうしたら、)チョコレートは早く固まる)
という使い方も。「何かが何かを固める」と、「何かが固まる」のどちらもharden単体で使っているので、他動詞(固める)と自動詞(固まる)との二つの役割があるらしい。
マザータング式現在完了には、問題児である完了用法が頻出しているため、詳しくそれが何なのか説 …
娘と魚の呼吸の話になり、私がエラのことを言えずにいると、
ギオズ
と娘が言った。
もう一回言ってと頼むと、ゆっくり、
グ
イ
オ
ズ
と教えてくれた。
私の発音が悪かったらしく、「私がいうとおり、真似してね」と何度もリピートしてくれた。
スペルを調べてみると、
gills
意味は、女、娘、恋人、妻と出てくる。
だが例文には、
having no gills で「えらのないさま」だという。
gill
で調べてみると、
「魚のえら、人のあごのわきの肉」と出てきた。
複数形になるとなぜ女や妻という意味になるのか。
調べてみると、Gillianという名前に由来していて、この名前の省略がGillやJillになり、恋人に捨てられることをJiltと言ったりするらしい。
特に複数形にする必要はなく、単数形でも使える。
経験は、「現在完了といえば経験」と考えるネイティブもいるくらい、スタンダードだ。 have …
動作動詞でも「長い期間の場合」に限り、Present Perfect Simpleで継続のかたちを取ることもある。
stay, wait, sing, walk, expect, hope, keep, learn, play, practice, puzzle, sit, sleep, snow, stand, rain, rest
しっかりとfor a long timeなど継続と同じ意味の言葉が入っていれば、継続と認識されるという意味だ。
I’ve waited for 2 years. なら、「2年間待ち続けている」となる。
それ以外は長い期間でも駄目だ。
Waitの例
「2時間待ち続けている」
○I’ve been waiting for 2 hours.
○I’ve waited for 2 hours.
○I’ve been waiting for 2 years. 2年間待ち続けている。
○I’ve waited for 2 years.
「もう待った」
I’ve already waited.
Writeの例
「2時間書き続けている」
○I’ve been writing for 2 hours.
×I’ve written for 2 hours.
○I’ve been writing for 2 years. 2年間書き続けている。
×I’ve written for 2 years.
「もう書いた」
I’ve already written.
Eatの例
「2時間食べ続けている」
○I’ve been eating for 2 hours.
×I’ve eaten for 2 hours.
○I’ve been eating that hamburger for 2 years. あのハンバーガーを2年間食べ続けている。
×I’ve eaten for 2 years.
「もう食べた」
I’ve already eaten.
Present Perfect Continuousで使えないAction Verbsというのもあり、一回ですぐ終わる動作である、start、stop、finishはPresent Perfect Continuousにならない。
また、多さ、回数などを言う場合にはPresent Perfect Continuousは使えない。経験やUnfinished Time Wordになる。
結果の使い方に「~だから、~する」という使い方があるが、Present Perfect Continuousでも使える。
その場合は、「~しているから、~する」という使い方になり、動作が終わっているかどうかは問われない。
結果の場合は終わったときに、終わったことを理由にする。「食べ終わっているから(食べているから)、~する」「鍵をなくしているから、家に入れない」となる。
「食べ終わっているから(食べているから)、~する」がPresent Perfect Continuousになると、「食べているから幸せ」という感じになる。日本人としては現在進行形を使いたくなるところだ。
進行形と現在完了進行形(Present Perfect Continuous)の使い分け方も見てみよう。
たとえば、昨日から雨が降り続けている場合は、
It’s been raining since yesterday.
で、「昨日からずっと雨が降っている」という継続(現在完了進行形Present Perfect Continuous)の使い方になる。
だが、この使い方を知らなければ、
It’s raining from yesterday. と間違った使い方をしてしまう。(It’s raining nowはもちろんいい)
これはどちらも「今も継続している状態」という仲間だからだ。
It’s been raining since yesterday. のようなPresent Perfect Continuousを使うのは、Action Verbs(動作動詞)と呼ばれる動詞群の場合で、言葉の通りアクションをともなうものになる。
「ずっと勉強している」「ずっと歌っている」と言いたいときは継続の現在完了進行形というわけだ。
状態動詞ではなく、アクションをともなう動詞は、進行形にすることで「状態」になる。
「思っている」は状態動詞で、現在形は「思っている」、現在完了で「ずっと思っている」となり、「考える」という動作動詞の場合は、現在進行形で「考えている」、現在完了進行形で「ずっと考えている」と「状態」になるのだ。
日本では現在完了について、継続・完了・結果・経験と覚えるが、それよりももっと大事なのが、終わっていないことと、動作が終わっていることに分けることだ。
002で登場した例を分けてみよう。
動作が終わっていないこと
「ずっと思っている」「ずっと考えている」
動作が終わっていること
「もう食べている」「そこに前に行っている」「今日は3回、そのお菓子を食べている」「鍵をなくしている」
ややこしいが、この二つの分け方を、用法としての継続用法、完了用法とは別に、
未完了(Unfinished)と完了(Finished)と言う。
未完了はまさに動作が終わっていない状態で、「前からずっと~している」という訳になる。そして、これは継続用法になる。
これを日本語で使うときの感覚は、進行形に似ている。
現在進行形は「今、~している」だから「今」動いているという意味で、継続の意味合いもある。
「思っている」という心理状況は現在形で示すが、これも継続のフィーリングがある。
どちらも、「状態」をあらわしている。
現在完了の「前からずっと~している」も「状態」で、それは数年前からでもいいし、毎日1回でもいい。
「今も継続している状態」という言葉でくくれば、現在形の「思っている」も現在進行形も現在完了の継続も同じ仲間だ。
他の用法(経験や完了)はおおまかに言うと、アクションが終わった状態なので、過去形のフィーリングで話す。
継続の例
I’ve known him since 2010.
I’ve liked cake since I was a kid.
I’ve been hungry for 2 hours.
上の二つは、日本語では状態動詞と呼ばれ、英語ではStative Verbsと呼ばれる。
そのままでも、「状態」になるのが状態動詞で、たとえばknow(知っている)は、現在形で「ている」という状態になっている。
loveは「愛している」、remember「覚えている」で、これが現在完了になると、継続の意味「ずっと~している」になる。
「ずっと」「いつも」という意味合いを入れたいと思ったら、I’ve known him since 2010. のような現在完了の継続用法を使うのだ。
注意点として、意識は過去の塊にある場合があり、今も継続しているけれども、言いたいことは過去なので、日本語訳として過去形がぴったり来るときもあるということ。
Stative VerbsはFinished(完了)の使い方はできない。状態動詞は以下の通り。