マザータング式現在完了012 現代完了は、限定された時間を示さない。
現代完了は、限定された時間を示さない。 話し手、聞き手の意識として、「いつ」それをやったの …
マザータング式現在完了には、問題児である完了用法が頻出しているため、詳しくそれが何なのか説明はしてこなかった。
ここで改めて、完了用法(未完了時制)は何なのかを説明したい。
前にも紹介したが、完了用法をどんなときに使いたいか? を考えてみる。
お風呂に入る前に、ここ数回髪を洗うのをさぼっている子どもがいたら、「最近髪洗ってないよね?」と訊ねる。
You haven’t washed your hair recently?
洗わなくてはいけないのに、まだ洗っていない。それが完了用法のフィーリング。
「昨日髪洗った?」と聞きたいときは、
Did you wash your hair yesterday?
だ。
Have you done? (もう終わった?)
も日常生活でよく使われるが、これも「したかどうか」に焦点をあてている。
Have you done yesterday?
とは言わない。
そして、今説明してきたのが、完了の中の完了用法ではなく、未完了時制だと説明してきた。
では、完了の中の完了用法は何なのか。
時々、Finished Actionsの完了用法はすべて「今」終わったことと説明している人がいる。
それに近いものがあるとすれば、Justだけだ。
I’ve just finished my homework.
I’ve just seen her.
の訳は「ちょうど終わったところです」「ちょうど彼女を見たところです」で、ほんとに「ついさっき」「たった今」という「いつ」に近い表現になっている。
完了用法(未完了時制含む)の時間の表現は、「ちょうど、もう、まだ、最近 Just, already, yet, recently」という言葉と使われることが多いが、その中で、Justだけ異質だと思ってほしい。Justは未完了時制でもない。
完了用法は、もうすでにやったかどうかが大事であって、行為そのものにフォーカスはされない。
経験は、「現在完了といえば経験」と考えるネイティブもいるくらい、スタンダードだ。
have meet は「会ったことがある」となる。haveが「がある」の役目になる。
日本語では「みている」という訳でもいい。
やはり「いつ」かは言わない。何回かは言う。everとneverが入ることが多い。
例
I’ve ever been to NY two times.
I’ve been to NY before.
「いつ」かは言わないので、yesterdayも使えない。
「昨日NYに行ったことがある」だと日本語でもおかしい。
「2回NYに行った」なのに過去形や現在形をとるのも本当はおかしい。
I went to NY two times. とは言わない。
また、前に述べたとおり、亡くなった人の話の場合は過去形にするので、生きている人では使わない。
故人の話の例
She went to NY two times.
もし「今年」といったUnfinished Time Wordを入れたら経験ではなくて、未完了時制になる。
I haven’t been to NY yet this year. (今年はまだNYに行っていない)
I’ve been to NY twice this year. (今年は2回NYに行っている)
何か達成した場合は、たとえば
動作動詞でも「長い期間の場合」に限り、Present Perfect Simpleで継続の …
couldはcanの過去形なのに、「できる」の過去形として「できた」というふうに使われることは少ない。「できなかった」としては使えるのに、couldは違う。
couldは今後の予想なども含めて、「できるかも」というニュアンスになることが多い。
それだけじゃない。could beという使い方もある。
これは多くのネイティブが使いまくる表現で、
Could be dead.
というと、
「死んでたかも…」と過去のことを話すときに使う。
過去に「もし○○してたら、○○してたかも」の後半部分だ。
Could be good. で、「良かったかも(実際は起こっていない)」となる。
「できた」という要素はなぜか入ってこない。
これは、「推量」として使われているからだ。
たとえば、昨日から雨が降り続けている場合は、 It’s been raining sinc …
娘(7歳)は研究者風に話すのが好きらしく、車の中で「30kmで走ると〜」みたいなことを英語で言い出した。そのなかで、
Approximately
が頻繁に出てくるので、意味をきいたらだいたい合っていた。
日本語にする場合に適切なのは? ときいてみると、
「およそ」
と言っていた。
翌朝、一緒に英英辞書で調べてみた。
まずは、形容詞から。
Approximate
Approximate figures are close to the correct figure but are not exact.
このfiguresは外観やかたち、数値という意味。
its approximate age で、そのだいたいの年齢という意味になる。
一語一語で読むと、
Approximate figures
are close to
the correct figure
but
are not
exact.
アプロキシメイトな数値
に近い
正確な数値
という感じで、日本語とは順序が当然違うが順番に読んでもまったく問題なく理解できる。
後半のbut以後も、そのまま読む。
だが、
ではない
正確
日本人としては、訳したときに「だが、正確ではない」としたいし、考えたいが、これはあくまで日本語のルールだ。
「正確」のあとに、「ではない」とか、「だ」とかで締めたいという気持ち。
英語では「だが、ではない、正確」という順番になるが、日本人だからといって、やっぱり「だが、正確、ではない」という順番にひっくり返して読みたくなる。
それを、「だが、ではない、正確」と順番通りに読み、理解し、納得するのが英語だ。
Approximate figures are close to the correct figure
も、「アプロキシメイトな数値、に近い、正確な数値」で読むわけだから、日本人としては違和感がある。でも英語圏の人からすると、日本語の順序のほうが未知で不思議で、やっかいだ。
isやareは日本語では末尾にくる「です」「だ」として訳され、文法的に分類されるが、そこにこだわると日本語の順番にしなくてはならない。
だが、英語はやはり英語の順序だ。
isやareがそういう役割であっても、順番通りに読むということは、日本語の「は」「が」に相当する役割がある。
Approximate figuresのあとのareは、やはり「は」の気分で言っている。
close toのtoは日本語では「に近い」の「に」だから、日本語の順序だとthe correct figure toとなるはずだが、英語はそうならない。
だが、一度close to the ~のイメージに慣れると、toのあとに目的の言葉が来る感じが普通になる。
だから実際は日本語に訳さず、英語のまま、順番で読む。
副詞になると、
Approximately
となって、数字の前についたりする。
Approximately 4mで、およそ4メーターという意味。
日本語のニュアンスとして現在完了的に言いたいときはどんなときか。
たとえば1階に子どもがおりてきて、少ししてから2階の部屋に行くと、テレビがつけっぱなしだった。
階段をおりながら、
「テレビ消していなかったよ」
と言いたいとき。
過去形なら
You didn’t turn off the TV.
現在完了なら
You haven’t turned off the TV.
いつかはわからないけど、ちょっと前のどこかで「消していなかった」という場合に使われる(完了の未完了時制)。
「まだ」という気持ちがあるなら過去形よりも現在完了だ。
「アクションを起こした時点から、今までが繋がっている」と説明される現在完了。
「繋がってるってどういうこと?」という疑問を中高生にばらまいている。
完了用法は繋がっていないことを先週説明したが、他は果たしてどう繋がっているのか。
Eatという言葉を使って、他の用法の日本語訳を見てみよう。
今の状態が大事な結果用法は日本語では「食べ終わっている(食べている)」となる。
経験用法では「食べたことがある」、継続用法では現在完了進行形になり、「食べ続けている(食べている)」となる。
この中で「今に繋がっている」のは、結果用法と継続用法だけだ。
結果用法は「食べているから(食べたから)、でかけよう」という使い方で、「今は食べ終わっている状況だから」という意味になる。
「食べた」という行為よりも、「今、終わった状態である」ことを強調している。
He have gone to Tokyo. も結果用法で、「東京に行った状態」であることを強調している。
そういう意味で、今に繋がっている。
継続用法は日本語で「食べ続けている」で、「大好きなあの店のハンバーガーを3年間食べ続けている」という感じで使う。
断続的に食べていて、今日や昨日食べたかどうかは知らないが、今もそのつもりであるので、今に繋がっている。
継続で「ずっと思っている」という場合は、状態がずっと今に繋がっているので、まさに今に繋がっている。
現在完了のそれぞれの用法における、時間の使い方を紹介する。
完了用法 最近のイベント(今からそれほど離れていない過去 just)
結果用法 最近のイベント(今からそれほど離れていない過去)
経験用法 生きている間のイベント(今を含む)
継続用法 今を含む期間(~以来、~間)
未完了時制 今を含む時制 Today, This week, This month, This year
時間の表現はこのように、完了と結果が似ている。それ以外は、今を含む時間を使う。「今に繋がっている」は、この「今を含む時間」という意味でも共通点がある。
コロナ渦で小学校入学を迎えた娘は、自主学習で日本語を中心とした勉強をハードにこなしている。
それと同じように英語も進めていきたいが、まず現時点での娘の英語レベルを探ってみる。
英会話 ・1歳ごろから話し始め、5歳から週1回でインターナショナルスクール向け保育園へ。ネイティブの先生と問題なく話す。
現在完了 have been ~ingという現在完了進行形を使う(教えた記憶なし)
RとLの聞き分け 間違って粘土をCrayと発音した私を猛烈に馬鹿にした 実際はClay
Youtube 子ども向けではあるものの、大人のYoutuberが高速で話すものばかりを観て笑っている。
リーディング 本を読むのは好きではないが、簡単な絵本なら読める(昔のような暗記読みではない)。
ライティング これも好きではないが、まあまあの字で書く。
スピーキング Youtuberの真似をして と言うと、そっくりに真似をする。だが、実際の私との会話では、アクセントの弱さに不満が残る。腹式呼吸でパッと吹き出す発話法を改めて指導している。
今後の取り組みとしては、英英辞書を使ったライティングを行う。
簡単な単語の書き取りによって、英語による説明の仕方の基本、読み方を学ぶ。
この日本語について考えてみよう。 「ずっと思っている」「ずっと考えている」「今考えている」 …
小学校の自粛期間で家にいるので、発光動物に関するテレビのドキュメンタリーの録画を見せることにした。
「あつまれどうぶつの森」というゲームのおかげで、最近は虫取りをしたり、図鑑を買ったりしていて、発光動物にも興味津々だった。
私は上の階で仕事をしていて、昼になって発光動物の番組について聞いてみた。
娘は英語でいろいろと興奮気味に説明をしてくれた。
途中で、ふと疑問に思った。番組は日本の番組だから日本語なのに、なぜか英語で説明をしている。
「どうして英語で説明できるの?」と聞くと、「翻訳したり、英語で話しているのを聞いている」という。
チェックをしてみるとたしかに、番組には海外の人が出てくるから、英語を話してはいる。
でも、その上から日本語のナレーションがかぶさるから、まったく聴きとれない。
「こんな小さいのが聞こえるの? 嘘でしょ?」(会話は全部英語)となり、「じゃあここはなんていったの?」と聞くと、
That is one thing. The world of internal darkness.
だと言う。
聞こえないので、チェックのしようがない。
娘の自慢になってしまうが、大人の私にはまったく無理なことで、素直に感嘆した。
私が聴くと、日本語がやたら大きなボリュームで聞こえて、英語はぶつぶつ、本当に何を言っているのかわからない。
娘が日本語で妻と話しているときに、おかしなカタカナ語が出てくるときがある。小学校では問題なので、そのたびに正しい日本語を教える。
ある日は、オクトパスをオクテパスと言っていた。
妻に日本語で話しているときで、はっきりとオクテパスと日本語的な発音に直して話していた。あとで、英語のOctopusを発音してもらったら、toの部分はテというより、英語的なto、トゥだった。
英語ではっきりとテと認識しているわけではないのに、日本語に自分で変換するときにオクトパスではなくてオクテパスになったのだ。
その後、Octopusの発音を辞書等で確認してみると、混乱した。
toの部分がトにもテにも聞こえる。
ラテン語から来ているオクトパスという発音は、英語では
オークトパス
となり、toはトが優勢だと感じた。トだが、日本語のトではなく、トゥというイメージだ。
でもカタカナにしたときにオクトパスとオクテパスだと、オクテパスのほうが英語っぽい響きがある。
英語のtoははっきりoの母音を言わないから、テのほうがoの母音が消えて子音っぽい響きになるのかもしれない。
「どうぶつの森」に出てくるジャスティンという名前も、娘はジャステンと解釈していた。これは、日本語のカタカナのジャスティンを、英語で聞いたことのあるジャスティンに勝手に解釈して発音したらしい。
日本人にはそれが英語だとしても、ジャスティンという発音であることには変わりないはずだが、ジャステンというカタカナには英語らしい響きがあった。
実際、英語でもジャスティンという音には変わりない。はっきりとティンと言うときもある。でも、日本語のティンかというと、そうでもない。
ジャステンという音も、間違いではない。日本語だと小さいイでもはっきりと言うが、英語のiのイははっきり言わない。なので、その点でテンが似ているのだ。
日本語ではティとかシェとか、小さな母音もはっきり時間を配分して言う。
英語ではその配分量が日本語と違う。それがオクテパスとジャステンの謎だったのだ。
英語の発音で伸びるのか伸びないのか、発音記号ではわからない部分があるのはなぜなのか。
それは、アクセントの存在が強力なためだ。
CanadaやPastaといった言葉は、キャナダ、パスタといったカタカナ表記でも問題ない気がするが、最初の言葉にアクセントがあるために、どうしてもそのあとが伸びる。ジュブナイルという言葉もそのままでよさそうだが、ジュにアクセントがあるので、実際にはジューブナイオと伸びるのだ。
このアクセントの強さは日本語に慣れ親しんだ日本人にはまったく理解できない。英語はこのアクセントをはっきりさせるために、溜め(ストレス)さえ使うのだ。
息を吸って、アクセントに備える。
息を吸って、一瞬とめる。それが溜めだ。
感情を込めるときは、たっぷり溜める。
キャナダのキャは、溜めてから言うからキャーになる。たっぷりの吐く息をそこで使うからだ。
アクセントの位置と伸ばす場所、伸ばさない場所がはっきりすれば、発音は驚くほど楽になる。オランウータンは英語でどういうのだろうといちいち考えてしまうのは、「伸ばすところがない」ということを知らないからだ。
発音は、オラングタン。
伸ばす箇所がなく、ラにアクセントがある音を知っていれば、堂々と発音できる。
よく英語圏の人が日本人の英語を聴いて首をかしげるやつも、この方法なら必ず通じる。
100パーセントだ。