マザータング・イングリッシュ Article!

英語レベルの低い人が勝つ! 003 音は脳内で矯正される

英語レベルの低い人が勝つ! 003 音は脳内で矯正される

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英語レベルの低い人が勝つ! 002

英語レベルの低い人が勝つ! 002

英語ネイティブの話し方の真似をするというのは、イントーネーションやリズムが合うということで 

英語レベルの低い人が勝つ! 001

英語レベルの低い人が勝つ! 001

今回ははじめての人に向けて話すように書きます。

おはようございます。

英語は、勉強した人ほど、話せないという特殊なものです。

どうして話せないと思いますか?

理由はいくつかあります。

まず一つが、そもそも、恥ずかしいからです。

外国人が日本語を話すときに、多くの人が同じように話します。

ソーデスカー ワーカリーマセーン

というカタカナを読むと、だいたい同じ物まねができるはずです。

そして、日本人がそうやって外国人の日本語の物まねをすると、まわりの日本人が笑います。

理屈抜きに面白いからです。

言葉の抑揚やリズムがまったく違うと、言語は面白いのです。

ですが、

ソーデスカー ワーカリーマセーン

には、英語の偉大な要素が隠されています。

英語ネイティブの人がどうして同じ抑揚になるのかというのは、この抑揚とリズムで普段から話しているからです。

つまり、英語のリズムなのです。

大河ドラマで英語圏の人が、「シーブサーワサーン(渋沢さん)」と話していました。

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漢字検定と英語 両立できるのか?

漢字検定と英語 両立できるのか?

8才の娘が漢検を受けることになり、12月から今月にかけてみっちり漢字の勉強をした。 といっ 

感覚で覚えるAlreadyとYet 「もう?? ええ??」のイメージがalready。

感覚で覚えるAlreadyとYet 「もう?? ええ??」のイメージがalready。

日常生活で子どもによく使う現在完了は「もう歯磨いた?」 だと思う。 私は以前、 Have  

Classic! 目の前の人に言わないように。

Classic! 目の前の人に言わないように。

ネイティブの人がたまに言う、

Classic!

これを、娘(8才)がお風呂場で言ったので、どういう意味か聞いてみた。

状況は、入浴剤のボトルが空になって、振ると壁に水滴が降りかかり、

Classicと一言。

意味としては、「それが普通だよね」みたいな意味だという。

すんなり納得できないので、もう少しきいてみた。

たとえば、誰か変な人がいて、噂するときに、

Classic herとか言うらしい。

私は、「日本語では古典的という意味だと偏屈とか堅物っていう意味だから、そういうことじゃないのか?」ときいてみたけれど、ちょっと違うらしい。

必ずしも皮肉ではないというのだ。ワンちゃんがいて、何か習慣があって、それについて

Classic

もあるという。

「普通だよ」「いつも通りだよ」という意味だという。

つまり、ちょっと違うことをしたり、起こったりしたときに、「そりゃそうだ」「それが彼だよ」「そうだよね」というニュアンスで使うらしい。

でも決して、

Classic youと面と向かって言うのはあまりよくないとのこと。

Classic sheとかClassic heという言い方も本当なのかよくわからないので調べてみると、

That’s classic 名前

という使い方をするらしい。「○○らしいね」という意味だ。

That’s a classic. で、「典型的ですね」となる。

「典型的な○○」という言い方もあり、

classic ○○となる。a classic case of ○○など。

また、

That was classic!

で「面白かった!」という意味にもなるらしく、classicはなかなか手強い。

お風呂場で水滴が壁にかかってClassicと言ったのは、「あ、壁に水滴が…。ボトルを振れば水が壁にかかるよね。そりゃそうだ」という意味だったらしい。

Now that I think of it と娘が言った。「考えてみると」の他にしっくり来る使い方はこれ。

Now that I think of it と娘が言った。「考えてみると」の他にしっくり来る使い方はこれ。

紅葉のころ。小学校からの帰り道、小学校2年の娘が、公園沿いの紅葉を見て言った。 Now t 

主観と客観で使い分ける英語 mustとhave to

主観と客観で使い分ける英語 mustとhave to

canとbe able toは主観と客観の違いだと勝手に解釈しているmothertongu 

現在完了の「根拠」を変える。 005 さあ、判別しよう。2

現在完了の「根拠」を変える。 005 さあ、判別しよう。2

実際に使われている英語で、もう少し現在完了を見てみよう。

文章を読んで、現在完了をどう訳すか。

アメリカの人気番組『エレンの部屋』が終了するが、その原因はコロナ渦での失言や、スタッフに対する劣悪な環境などが明るみになったからだった。

バッシングが続いていたときに、ケイティ・ペリーが擁護の声をあげる。

@katyperry

 I know I can’t speak for anyone else’s experience besides my own but I want to acknowledge that I have only ever had positive takeaways from my time with Ellen & on the @theellenshow.

 I think we all have witnessed the light & continual fight for equality that she has brought

私は自分以外の誰かの経験について話すことができないことは知っていますが、私はエレンと番組との時間から、ポジティブな収穫を得たことだけがあるという(しかなかった)ことを認めたいです。私は、みんなが彼女がもたらした平等に対する絶え間ない戦いと光を目撃したと思っています。

真面目に訳すとこういう感じだ。

最初のI have only ever hadはeverが入っているので経験。

次のwe all have witnessedは、witnessは「目撃する」という意味なので、アクティブなイメージがある。

すると、完了・結果・未完了時制の意味合いになる。いつかはわからないけど、目撃したという意味。

「私は、みんなが彼女がもたらした平等に対する絶え間ない戦いと光を目撃したと思っています」

という訳文を、「もう目撃した(している)」という未完了時制の意味にはとれないので、その場合は兄弟分である「結果」であることが多い。

「目撃した状態だ」「目撃している」というニュアンスで訳は「目撃した」のまま。

今を重要視するので、「みなさん、見たことを忘れないよね?」という意味が含まれることになる。

『アメリカ史』という本の独立戦争の下りで、戦闘が始まったあとに、

The American Revolution had begun.

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現在完了の「根拠」を変える。 004 さあ、判別しよう。

現在完了の「根拠」を変える。 004 さあ、判別しよう。

実際に、文章などを読んですぐに完了と継続の見分けがつくのかどうか。 たとえば、 I hav 

現在完了の「根拠」を変える。 003 「まだ」と「ずっと」の違いを現在完了で使い分ける

現在完了の「根拠」を変える。 003 「まだ」と「ずっと」の違いを現在完了で使い分ける

日本語から現在完了の文を作るのは少々厄介だが、もう少しやってみよう。 現在完了の「完了」の 

現在完了の「根拠」を変える。 002 「ずっと」と言いたいときは現在完了になる?

現在完了の「根拠」を変える。 002 「ずっと」と言いたいときは現在完了になる?

※これはあくまで、英語の知識を楽しむ文法的な探究です。

「(キャッチするときに)ボールを見ていた?」と言いたいときのシチュエーションを考える。

具体的にいうとこんなとき。

キャッチボールをしていて、いつもボールを取れない子どもがいるとして、「ちゃんとボールを見て」と指導をしているとする。でも取れない。そこで落としたときに、「今ボール見てた?」と聞きたいとき。

「見てた」なら過去形、「見ていた」なら進行形。そして、どちらも現在完了の可能性もある。

過去形なら

Did you see(watch)the ball?

ダイレクトに訳すと「今見た?」。

現在完了では、

have you watched the ball?

これも「ボール見た?」というニュアンスになる。(厳密には、「もう見た?」)

「完了」の完了用法。

現在完了の完了用法は、終わった動作のことを言うので、過去形と同じような日本語訳になる。

完了用法でjustをつけないと、「たった今」という時間にならないので、justはつけるべき。

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シュワーで気をつけるべきこと 003 チャンクは聞いて身につける

シュワーで気をつけるべきこと 003 チャンクは聞いて身につける

英語を聴いていると、大きなチャンクごとに息継ぎやポーズがあることに気づく。 ネイティブはこ 

シュワーで気をつけるべきこと 002 チャンク

シュワーで気をつけるべきこと 002 チャンク

シュワーについての説明で、文全体にも短く読む場所と伸ばして読む場所があると書いた。 短く速 

現在完了の「根拠」を変える。

現在完了の「根拠」を変える。

1つのシチュエーションで1つの言い方を学ぶときに、

Have you done?

という言い方があるとする。

「もう終わった?」

という意味で、それ以上もそれ以下もない。

シンプルでわかりやすい。推測もしやすい。

Have you done? とDid you do?

の間には、はっきりとしたニュアンスの違いがあって、交差しない。

だから、歯を磨いたかどうかを訊ねるときや、勉強が終わったかどうかを訊ねるときに使える。

Have you done?

とてもわかりやすい。

これが、文法の問題となると、途端に難しくなる。

つまり、日本語に訳したり、日本語から英語にするときにどうするかということを考えると、難しくなるのだ。

たとえば、このHave you done?。

日本では、解釈がイマイチ定まっていない。

多くの人が「完了用法」と考えるはずだが、実は「未完了時制」と考えるべきだ。

少しやっかいな話になるが、現在完了はさまざまな言い方が「現在完了」としてひとくくりにされているが、シチュエーションはすべて違う。

実際の生活では、別々に覚えられていくものなのだ。

なのに一つにまとめられるのは、have+過去分詞という形だから。形が一緒なだけで、1シチュエーションに1つで覚えるという母国語的なアプローチから見ると、別モノの集合体だ。

まず、現在完了は「完了」と「未完了」にわかれる。

さらに、「完了」は完了、経験、結果、未完了時制(「未完了」ではない)にわかれる。「未完了」は継続のみ。

Have you done?

は完了の中の未完了時制だが、日本の英語解釈ではこのような考え方はあまり出てこない。

このように、文法的に分類されるのは、シチュエーションが違うからだ。

なので、1シチュエーションにつき1センテンスという根拠の置き換えをする際に、この知識が無駄になるわけではない。

未完了時制のシチュエーションとは、「もう終わった」「まだ終わっていない」ということを言いたいときのもの。「今日は3回コーヒーを飲んだ」も未完了時制のシチュエーションになる。

実際の生活で頻繁に出てくるこの使い方をまず覚える。

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一語一語で理解するときにぶつかるitの壁

一語一語で理解するときにぶつかるitの壁

英語のItを甘く見ると会話が成立しない。 たとえば、 Consider A + B + t 

大人の英語発音は母音マスター。

大人の英語発音は母音マスター。

完璧なネイティブ発音になりたいと思った場合に、日本人が乗り越えるべき壁は何か。 それは、圧 

英語 シュワーで本当に気をつけるべきこと。

英語 シュワーで本当に気をつけるべきこと。

NHKのニュース番組を第二言語で聴くのはオススメだ。なぜなら、日本のニュースはなんとなく何が起こっているか想像しやすいから。

音だけを聴いて、字幕を見ずに、映像でなんとなく情報を入れながら聴く。

だけども、ちょっと気になることがある。

聴いていて、「あ、日本人になった」というのがすぐにわかるのだ。

英語を話す人は交替制で、世界各国の人が話していて、ネイティブは少ないのだが、各国それぞれアクセントやストレスはある程度ある。

それが、日本人になると途端にプレーンになる。

それっぽくは話しているんだけど、明らかに違う。

その違う部分、大きな要素を占めるものは何かというと、シュワーサウンド関連で間違いない。

シュワーサウンドは日本語のアをため息つくくらいの感覚で言うもので、「非常に弱い母音」となっている。

adjust

advance

カタカナでは

アドジャスト

アドバンス

で、アの部分がシュワーとされている。

どこがシュワーでシュワーがどういうものでどういう発音をすべきかというのは問題ではない。

大切なのは、英語には短く、早く読む場所と、伸ばして読む場所があるということ。

これは単語内でもそうだし、文章の中でもそう。

シュワーがあるアドは、素早く短く読むのだ。

たとえばアドジャストはジにアクセントがあるので、その手前でストレスといって溜めがある。

それがアドとジの間にあり、ジ以降は息をしっかり吐くので、伸びる。

この早い部分と遅い部分のはっきりとした区分けがあるのが英語だ。

しかし、ニュース番組の日本人の英語は、その区分けが明確でない。

伸ばすところをしっかり伸ばさず、速く読もうとする心がけしか見えてこない。

アメリカのニュース番組を観ていると、どんなに速いと思っても、伸ばすところはたっぷり伸ばしている。

そして速く読むところや、単語内のシュワー部分は速く読んでいるのだ。

カナダ

キャーナダ

と伸ばして読むが、この英語の読み方をカタカナにしたとき、すべて表現できていないことにある日気づいた。

それが何なのか悩んでいたが、それはナダの部分にあった。

ナダは、シュワーで弱く素早く読まなくてはならない。

はっきりとしたナや、ゆっくしたナダでは駄目なのだ。

カタカナにするとその指示ができないが、もしナとダを繋ぐ記号で、速く弱く読むという印しをつけられたら、英語の発音はかなり本物に近くなるだろう。

身近なものでは、

マクドナルド

マクドーナルド

だが、

マクの部分がシュワーを含む弱く速い部分になる。

シュワーは「弱い母音」としてネイティブを中心に説明されるが、大事なのは速く読むことであって、それについてはほとんど語られない。

ネイティブにとっては、そういう意識がなく、すべてフラットに読む日本語のほうが珍しい。

日本にはアメリカ人の日本語の真似に一定の様式があるが、あれにはこの「シュワー+伸ばす」の英語のタイミングが良く表現されている。

日本語なのに、随所に短く言う場所が入ってくる。

先ほど述べたように、それは文章全体で見ても同じだ。

よく使われる部分は、とにかく速く言う。

Can you get a pen?

という文が実際に使われるときは、

キャニューゲラー

というのが一つのチャンク(塊)になっていて、まず言う。

ぶつ切りにすると

キャニュー ゲット ア ペン?

になるが、そうはなかなか言わない。

kind of

a little bit of

というよく使われる言葉もチャンク化していて、文の中のシュワー化(※こういう言い方は普通しない)が起きている。

なので、

カインド オブ はあくまでカインダ

ア リトル ビット オブ はアリルビドブ

I’m going to

アムガナ

It’s just

I want to

This is

はそれぞれ

ツジャス

アワナ

ディスズ

という感じにして、素早く弱く読む。

There are a lot of

デアラロロブ

この弱さが、もしかすると日本人にとってリスニングを難しくしている可能性はある。

ストレスの前にシュワーがあるとか、シュワーの部分は短く読むとか、これはあくまでこのmothertongue.jpの見解であって、学術的な根拠はないのであしからず。

世界の言語は音と語順で成り立っている  003

世界の言語は音と語順で成り立っている 003

Who What Whyという英語的な語順をベーシックに捉えることは、リスニングでもスピー 

世界の言語は音と語順で成り立っている  002

世界の言語は音と語順で成り立っている 002

it’sの語順は前回説明したが、ネイティブの会話を良く聴くことで得られるシンプルな語順とはこれだ。

Who What.

終わり。

日本語でいうと、「誰が、何をした」。

これが基本構造で、SVOというような文型の前に、この語順が来る。

ネイティブは誰もが、

I did.

You gave me that.

という感じで、主語、述語という語順の関係性を保っている。

ありがたいことに、日本語と同じだ。

最初に主語が来るのだと考えることで、だいぶ聴きやすく、話しやすい。

次に、Whatの中身は置いておいて、How, Where, When, Whyという語順になる。

Howは副詞で表現するもので、「どうやって」を表現するもの。Slowlyを使うなら、この順番で使う。

次に「どこで」なので、at homeとか、in London. で、小さいものから大きいものへと並べていく。

次がWhenなので「いつ」だ。in 1989とか、at nightなど。これも小さいものから大きいものへと並べる。

次が重要で、Why「なぜ(目的) reason」の部分だ。

英語の基本的な考え方として、「私は○○した。なぜなら○○だったからだ」という論理的な考え方がある。

だから、これが基本の形になる。

Who What Why  で成り立つのだ。

Whyが後半に来るのが基本だと思って、英語を聴くときもここまでしっかり聴いてほしい。

becauseだけでなく、toを使った目的もWhyに入る。

I did it to reach there. というパターンだ。

英語の学習では、このWhyの部分が先頭に来てもいいと教えられるが、それは強調のときだ。

なので、文ではカンマで仕切り、口頭ではストレスを強めにしなくてはならない。

When, Whereも同様に、強調するときは先頭に持ってこれる。

日本で「私は○○した。なぜなら○○だったからだ」という話し方をするのは、オフィシャルな場でプレゼンテーションやスピーチをするときにはあるが、仲の良い友人同士で使うと違和感がある。

英語式(論理的)「電子レンジ買ったんだ。なぜかというと、前のが壊れたから」

日本式「前の電子レンジが壊れてさ。だから(that’s why)新しい電子レンジ買ったよ」

文学の場合はこのパターンもある。

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ニュースの現在完了は「しました」で問題ありません!

ニュースの現在完了は「しました」で問題ありません!

最近、本屋に並んでいる『一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書』を拝見しました。 英語を 

とめどなく流れてくる英語に対処できるか

とめどなく流れてくる英語に対処できるか

さきほどの関係代名詞のように、日本語と違う語順で攻めてくるのが英語。 メールや本なら時間を 

関係代名詞の考え方

関係代名詞の考え方

今回は英英辞書ではないけれども、ある一つの文をどのように発音し、理解するのか、このサイトでやってきたことを通じて分析してみよう。

That was the perfect backdrop with the timber and the colors that we were using throughout.

オーストラリアに建てられた小屋ホテルの紹介動画から。(一部分かりやすくするため文章を変更しています)

まず大きなチャンクで分けると、

That was the perfect backdrop

with the timber

and the colors that we were using throughout.

という感じで、最後は長くても一気に読む。

一気に読む理由は、that以下が関係代名詞のため。

発音の基本は、鼻声。ネイザルサウンドは国や地域によって違いがあるものの、日本人としては大げさにしすぎても問題ないほど。日本語にはまったくない感覚なので、しっかりネイザルサウンドを使うことで、Rの発音などがしやすくなる。

英語はあくまで感覚的に使うのが前提だけども、上から順に読んで理解できるようにこのサイトで鍛えている方にとっては、今回の文章は上から読んで理解するのは楽勝でしょう。

一応、日本語訳はこんな感じだ。

それはずっと私たちが使ってきた木と色の完璧な背景でした。

次の文は少し上級になる。

The spaces are earthy, inviting, unpretentious, luxurious, warm, all about using natural textiles and finishes that entices you to relax and unwind.

読み手は、The spaceのあとも、areのあともスペース(間)を入れている。

さらに、,で区切られていくので、すべてスペースを入れる。

次にはこの文を一気に読む。

all about using natural textiles

最初の発音はオールアバウトではなく、オラバウト。

allはシュワーで強く発音せず、短く発音する。

and finishes that entices you to relax and unwind.

ここも一気に言う。

日本語で訳すと、

その空間は、素朴で、魅力的で、気取らず、豪華で、温かみがある。すべては、あなたをリラックスさせ、くつろぎに誘う自然のテキスタイルや仕上げを使用している。

となるが、英語の順番で訳すと、

その空間は、素朴で、魅力的で、気取らず、豪華で、温かみがあり、すべては自然のテキスタイルや仕上げを使用し、それがあなたをリラックスとくつろぎに誘う。

となる。

最後の

and finishes that entices you to relax and unwind.

はどうしても日本語の順で理解したくなるところ。

最初に紹介したような、that以下が主語のある文である場合よりも、英語のままだと日本語のとの感覚の違いが大きくなる。

日本語の順

くつろぎに誘う自然のテキスタイルや仕上げを使用している。

英語の順

仕上げ あなたをリラックスとくつろぎに誘う

「日本語に訳して下さい」と言われたときは、たしかに日本語の順でいい。

だた、英語のまま理解していいのなら、英語の順で理解すればいい。

and finishes that entices you to relax and unwind.

ただし、これを自分の普段の会話で取り入れられるかどうか。

○○する○○

となると、日本語としては、リラックスさせる椅子といった感じで、名詞を最後にしたくなる。

椅子リラックスさせる

だと変な感じになる。

でも、英語脳、英語の語順では、この思考で組み立てなくてはならない。

テキスタイル あなたを誘う

テレビ あなたが感動する

仕事 あなたをやる気にさせる

こんな感じで話さなくてはならない。

読むのも聴くのも、この関係代名詞の順番を感覚として身につけるのはとても大切なステップとなる。

最後に、途切れず一気に読むもので、関係代名詞がふんだんに盛り込まれている文。これを、実際は考える暇もなく理解しなくてはならない。

The colours that have been used here at Five Acres bring the outdoors in to create a space that feels really harmonious and calm.

日本語では、

「ここファイブ・エイクス(ホテルの名前)で使われている色たちは、調和と落ち着きを本当に感じられるスペースを作るために、屋外のものを取り入れています」

となる。

これをぜひ、英語の順番で理解してみてほしい。

世界の言語は音と語順で成り立っている 001

世界の言語は音と語順で成り立っている 001

根拠(basis)を実際の会話から得ると、2つの大きな要素を掴むことになる。 ひとつは、英 

ネイティブも説明できないbe動詞を解き明かす 「愛がある」→「愛だ」

ネイティブも説明できないbe動詞を解き明かす 「愛がある」→「愛だ」

過去に副島隆彦という人が著書で「Love is.」は「愛がある」と訳す。と書いて、英語学習 

ifの仮定法現在と仮定法過去は感情を見ないと使い分けができません。

ifの仮定法現在と仮定法過去は感情を見ないと使い分けができません。

仮定法(直説法)は相変わらず人々を混乱させている。

If it happens(もし起きると)とIf I were a bird(もし鳥だったら)ならわかりやすいけれども、

If it happens(もし起きると)とIf it happened(もし起きたら)はどう使い分けるのかというと、途端にわからなくなったりする。

この二つは、気分的に全然違うのだけれど、感情で見ていかないと、分からない。

感情的には、If it happened(もし起きたら)は今から起きるかどうかわからないけれど、「もし起きるとこうなる」という気分のときに使う。

「もしそれをすると落とすよ」「もし火を使うと火事になるよ」「もし喧嘩をすると、捕まるよ」

これから起こることに対して、「起こらないと思うけど」と否定するような気持ちはない。

この気持ちがないことが使うときの判断基準になる。

「もし食べたいなら、残しておくよ」と「もし喧嘩をすると、捕まるよ」は文法的には条件と法則といって分かれているが、使うときには考えない。

今のが現在型のifだが、仮定法過去つまりIf it happened(もし起きたら)は、まず否定から入る。

「起きてないけど」という気持ちがあることが重要だ。

それは今のことでもこれからのことでもいい。いつだって、「起きてないけど、もし起きたら」という意味。

この「起きてないけど」という感情を抜きにして仮定法過去は作れない。

「(今食べてないけど)食べたら美味しいだろうね」

「(今急いでないけど)急げば間に合うだろうね」

「(今地震起きてないけど)地震が来たらこわいだろうね」

基本的に今のことを言うが、(今食べてないけど)(今急いでないけど)(今地震起きてないけど)この部分を(明日も食べてないだろうけど)(明日も急いでないだろうけど)(明日も地震起きてないだろうけど)とイメージを広げてもいい。

そこで、これからのこと(明日)を仮定法の現在と過去で比較してみる

現在

「明日地震が起きれば(そのときが来たら 起きるかどうかは誰にもわからない けど起こる可能性がある)、水道は遮断される。どうしよう」

過去

「(明日も地震起きてないだろうけど)明日地震が来たらこわいだろうね」

現在はこれから起きるかどうかわからないけれど、起きる可能性があるから、起きた場合について現実的に考えている。

「起きたらどうしようか。まず○○に避難しようか」

過去はこれからも起きていないだろうというのが前提なので、起きていないと思うけど起きたら大変だねという感じで深刻には捉えていない。現実的な行動については考えていない。

基本的な考え

さっき地震があって、余震の可能性があるとき。「地震が来たら(現在形)、また津波が来るぞ」(これから起きるかもしれない、明日、あさって来るかもしれない)

それが1ヶ月前のとき。「もしまた地震が来たら(過去形)、やばいことになるだろうね」(今起きていない)

お父さんがスーパーに行こうとしているとき。「もしお父さんが行けば、違うものを買ってくるよ」

お父さんは家でゴロゴロしているとき。「もしお父さんが行ったら、お母さん喜ぶのに(行かないだろう)」

「私が行くならお父さんも行く?」(現在形 自分は行くつもり)

「もし私が行ったら、後悔するかもよ」(過去形 行かないけど)

他に、

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英語の時制ニュアンスから逃げない! I’m living in Tokyo now.  時に文法は感覚的。

英語の時制ニュアンスから逃げない! I’m living in Tokyo now.  時に文法は感覚的。

あるYoutubeでhave livedの使い方について、日本人の方とネイティブの方が議論 

Blush!   「磨く?」「え? 何知らないの?」「○○だよ」

Blush! 「磨く?」「え? 何知らないの?」「○○だよ」

ちょっと前のこと。 一緒にYoutubeを観ていて、そこに映っている人物に対して娘が ブラ 

日本人の親と英語で育った娘の2歳時の発音と8歳時の発音比較

日本人の親と英語で育った娘の2歳時の発音と8歳時の発音比較

昔の動画が出てきたので、今の娘と比べてみた。

前半が2歳か3歳のころ。

後半は8歳。最近始めたオンラインでの様子。

個人的にはなんとなく小さい頃の発音のほうが楽しかったと思っている…。